ロジカル・デスゲーム|あらすじとネタバレ解説【火村英生】

ロジカル・デスゲーム」のあらすじとネタバレ解説(犯人やトリックなどの紹介および考察)をまとめています。ドラマはこのエピソードが最終話となります。原作は有栖川有栖氏による推理小説で、短編集「長い廊下がある家」に収録されています。

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あらすじ

有栖拉致監禁事件のあと、諸星沙奈江は行方を暗ます……。
火村が諸星からの手紙を受け取る。手紙には、火村の身近な女性、貴島朱美、下宿の管理人である時絵、刑事の小野の写真が添えられており、不気味なことに写真の顔が塗りつぶされていた。火村が下宿に帰ると、そこには諸星がいた。諸星は火村を挑発し、「人を殺したいという願望をかなえさせてあげる」と言った。
グラス、ワイン、猛毒トリカブトの入ったカプセルが用意されていた。諸星が火村を煽り、ゲームを持ちかける。それは、死を賭けたゲームだった。

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ネタバレ

諸星は手紙に、ターゲットが火村英生に一番近い女であるという内容を書いていましたが、それは諸星のことでした。
火村と諸星はデスゲームを行うことになりますが、これは、三つのグラスから毒物の入っていないものを選ぶというルールでした。火村は諸星が目を離した瞬間に、三つのグラスを混ぜて毒物を薄め、致死量の摂取を回避します。

デスゲームの結果、諸星は再び捕まりますが、井出が諸星を逃がします。この井出という人物は、どうやら、公安の刑事でありながら、シャングリラ十字軍の構成員でもあったようです。
逃げた諸星は火村と崖で対峙し、その後、姿を消します。ホームズとモリアーティ教授のように落下して死んだと思われた火村ですが、生きているような雰囲気を醸し出しつつ、ドラマは終了します。

トリック

このエピソードで、殺人事件は起きていません。ただ、デスゲームは、直感的に間違えやすいクイズが登場していました。
ゲームの内容は、三つのグラスから毒の入っていないものを選ぶというものでした。プレイヤーは二人で、一方はどのグラスにワインが入っているかを知っており、もう一方のプレイヤーには、グラスを二回選ぶチャンスが与えられます。火村は確率云々を無視し、グラスの飲み物を混ぜて毒を薄めています。結果として、火村は致死量の1/3、諸星は2/3を飲むことになっています。

このゲームは、モンティ・ホール問題としてよく知られたクイズです。直感的に思い浮かぶ答えと、真の解答がずれているというクイズです。

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ドラマと原作の違い

ドラマにはシャングリラ十字軍の諸星が登場しますが、原作には一切登場しません。そもそも、シャングリラ十字軍が関与する事件でもありません。原作は、相次ぐ自殺者が実は自殺見届け人と名乗る人物と百万円を賭けてロジカル・デスゲームを行った結果、死んでいたという内容です。なお、火村が犯人と対決する点は同じです。

原作において「ロジカル・デスゲーム」は「長い廊下がある家」という短編集に収録されています。

項目 内容
著者 有栖川有栖
書名 長い廊下がある家
分類 推理小説
(短編集)
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この記事のまとめ

火村英生「ロジカル・デスゲーム」のあらすじ、真相などをご紹介しました。

  • 火村と諸星がデスゲームをする
  • 火村は毒物を薄めて致死量を回避
  • 諸星は捕まるが再び逃走
  • 火村と諸星は行方不明になる

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