vs.ホームズの孫
金田一少年の事件簿「瞬間消失の謎」(アニメ)のあらすじ、トリック解説、犯人考察です。アニメは1話完結作品で、2000年3月6日(月曜日)に放送されました。

講談社・読売テレビ・電通・東映アニメーション
あらすじ
文化祭準備真っ只中の不動高校で、ミステリー研究会に所属する金田一一は、たこ焼き屋の前で油を売っていた。紙箱の作り方に関心しつつも、美雪にみつかった金田一は部室へと連れていかれる。
ミス研の今年の出し物はパネルなどに加え、ミステリーのお宝を展示する予定だった。お宝は部員がそれぞれ持ち込んだもので、中でも、作者のサイン入りホームズ全集がとびきりのお宝だった。
お宝の展示を終え、着々と準備を進める部員だったが、美雪が<ホームズの孫>を名乗る人物から怪しい手紙を受け取る。その内容は金田一一への挑戦だった。
全員で夕食の仕出し弁当を食べ終えたあと、部室に置いてあったパネルに手紙が張り出される。
君達の
宝物の部屋で
何かが起こる…
ホームズの孫
手紙をみた部員たちは宝物を展示した部屋へ向かう。すると、照明が消され、部屋は真っ暗闇に。明かりがついた時、ショーケースに飾られていたホームズ全集はきれいさっぱり消失していた。
登場人物
金田一一、七瀬美雪、佐木竜太以外の登場人物をまとめます。
一のお宝は『じっちゃんの猿股(下着)』、美雪のお宝は『鑑識が使う指紋採取セット』
真壁誠(まかべ・まこと)
不動高校の三年生。ミス研の部員。「学園七不思議殺人事件」に登場。
お宝『怪人二十面相初演時のパンフレット』
鷹島友代(たかしま・ともよ)
不動高校の三年生。ミス研の部員。「学園七不思議殺人事件」に登場。潔癖症。
お宝『アガサ・クリスティー直筆の手紙』
美浦エミリ(みうら・えみり)
不動高校の一年生。ミス研の部員。「天草財宝伝説殺人事件」などに登場。
お宝『ホームズのパイプ(お土産品)』
岡持武則(おかもち・たけのり)
不動高校の二年生。ミス研の部員。弁当屋の息子。
お宝『ストランド・マガジン』
京谷雅彦(きょうたに・まさひこ)
不動高校の一年生。ミス研の部員。大学教授の息子。よく働く。
お宝『作者のサイン入りホームズ全集』
相田桃子(あいだ・ももこ
不動高校の二年生。最近入部した部員。オカルトマニア。
村上草太(むらかみ・そうた)
不動高校の二年生。ミス研の部員。クラスでたこ焼きを出すため、練習している。
アニメ情報
| 話 | 放送日 |
|---|---|
| 125 | 3月6日 |
謎
部屋が真っ暗闇になった一瞬のうちに、ホームズ全集が消えています。かさばる何冊もの本をどうやって消したのか、ホームズの孫を名乗る人物は誰なのかというのが謎です。
手掛かり
謎を解くヒントは以下の通りです。罠もあります。
- 村上草太は美雪のことが好き
- たこ焼きは紙箱に入れて販売される。かさばる紙箱は展開して一枚の厚紙になる
- 鷹島友代は潔癖症なので手袋をはめながら作業している
- 高級感を出すため、お宝の部屋には赤いカーペットが敷かれている
- ホームズ全集はケース付き。高価なため、誰も触れることができない雰囲気
- ホームズ全集を飾ったショーケースに付着していた指紋は、金田一一、京谷、岡持、相田、真壁、美浦、村上の七人
- 村上はショーケースに触った覚えがない
真相
犯人は京谷雅彦です。京谷がホームズの孫で、美雪のことが好きです。金田一に挑戦しましたが、あっさりトリックを見破られてしまいます。
トリック
部屋が暗くなったとき、飾られていたホームズ全集はケースだけでした。犯人は暗がりの中、ケースを取り出して分解し、まっ平な一枚の台紙にしています。そして、その台紙をカーペットの下に隠して、消失したようにみせていました。
金田一がこのトリックに気付いたのは、佐木のビデオでたこ焼きのケースをもう一度みたからです。
全集の中身は弁当を食べているときに運び出されていました。犯人は弁当箱に本を仕舞ってお宝の部屋と廊下を何度も往復し、本を持ち出しています。
なお、ホームズ全集は偽物だったようです。高価な代物だと嘘をついて人を遠ざけ、仕掛けがばれないようにしていました。
結末
偶然見破られたとだけ!と捨て台詞を吐いて立ち去る犯人。好きな女の子に対する屈折した態度だと批判する金田一は、佐木に金田一ならどうするのかと尋ねられて、美雪のスカートをめくってみせる。
感想
美雪がモテモテです。村上草太が犯人っぽくみえ、ショーケースに触ってないというのは嘘に思えます。結局のところ犯人ではなかったので、触ったことを忘れたか、以前触った指紋が残っていたか、というような理由が考えられます。
この記事のまとめ
金田一少年の事件簿「瞬間消失の謎」(アニメ)について、あらすじ、トリック、真相などをご紹介しました。
犯人
- ホームズの孫=京谷雅彦(きょうたに・まさひこ)
ホームズの孫を名乗ってみせる。若気の至りというやつに違いない。恋のライバルに勝負を仕掛けて、見事に負ける。おぼえてろよーみたいな台詞を残して立ち去るという絵に描いたようなかませ犬だった。ある意味、あっぱれな存在ともいえる。
これといった犯罪が登場しないこともあり、犯人が披露したのはマジックだったといえる。種も仕掛けもある本が使われたわけなのだが、仕掛けの制作と素早い取り扱い、自然な振舞などなど、様々な技術が必要そうである。

