誰が女神を殺したか?・あらすじ・ネタバレ解説・犯人【金田一少年の事件簿18】

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ヴィーナス

金田一少年の事件簿「誰が女神を殺したか?」(アニメ)のあらすじ、トリック解説、犯人考察です。アニメは1話完結作品で、1998年7月13日(月曜日)に放送されました。

©天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや
講談社・読売テレビ・電通・東映アニメーション

あらすじ

不動高校二年の神津さやかに一目ぼれした佐木竜太は、金田一一の計らいによって神津と知り合うことになる。偶然にも美幸が神津の友達だったため、四人は外食に出掛けることになる。

おりしもその日は不動高校の創立際だった。神津の所属する美術部は生徒が制作した美術品を展示していた。展示は何事もなく終了し、神津、美雪、佐木、金田一の四人はパスタを食べに出掛けたのだが、帰りがけ、四人の前に剣持警部が姿をみせる。どうやら、美術部の顧問が何者かに頭部を殴られたらしかった…。

登場人物

金田一一、七瀬美雪、剣持勇以外の登場人物をまとめます。

佐木竜太(さき・りゅうた)

準レギュラー。不動高校の一年生で一や美雪の後輩。二年生の神津さやかに一目惚れする。
一に「電源おとしちゃえば(≒死んじゃえば)」などといわれているがめげない。恋は盲目ということで、支離滅裂なことを堂々と言い放つ。

神津さやか(かみづ・さやか)

不動高校二年で美術部員。美雪の友達。次期美術部部長。

轟美和子(とどろき・みわこ)

不動高校三年で美術部員。メガネ。

山吹薫子(やまぶき・かおるこ)

不動高校三年で美術部員。汐見といさかいが絶えない。

汐見初音(しおみ・はつね)

不動高校三年で美術部員。ボーイッシュな女の子。

瀬名光一(せな・こういち)

不動高校三年で美術部の部長。前衛的なオブジェを制作している。

中津川賢人(なかつがわ・けんと)

不動高校の教師で、美術部顧問。ヴィーナスの石膏像をモデルにした絵を描いている。

アニメ情報

放送日
55 7月13日

殴られた中津川先生は亡くなっていませんので、傷害事件ということになります。残念なことに被害者の中津川は事件当時のことを憶えていませんので、犯人はわかりません。

容疑者

いくつかの状況証拠から神津さやかが容疑者となります。
被害者の中津川は美術準備室で殴られて倒れていました。準備室の鍵を持っているのは、顧問である被害者と警備員、そして、神津さやかだけでした。警備員にはアリバイがあったのに対して、さやかにはアリバイがなかったので、中津川襲撃の容疑者となります。

犯行時刻砕けた石膏像と写真

犯行時刻は美術室に置かれていた石膏像と写真部員が偶然撮影した写真によって絞り込まれます。
美術室には7つの石膏像があり、1つは被害者が準備室に持ち込んで絵のモチーフにしていました。そして、この石膏像が凶器になっていました。写真部が写真を撮った午後5時頃、石膏像は7つ写っていました。つまり、この時まで、犯行は起きていないということになります。

午後5時以降、鍵は神津さやかの手元にありました。被害者が発見されたのは午後6時頃ですので、午後5時から午後6時が犯行時刻となります(午後5時から午後5時半までの間、さやかにアリバイはなかった)。なお、神津が鍵を手にしたのは午後4時半頃で、その前は誰でも使える状況でした。

砕けた石膏像

美術室に残っていた6つの石膏像は全て粉々に砕かれていました。単に落としただけではなく、念入りに砕かれた様子です。7つあるうち1つは凶器に使われていますので、それなりに破砕されていました。
凶器が壊れるのはわかりますが、関係のなさそうな残りの石膏像まで壊れているのは謎です。

手掛かり

金田一が真相に気付くきっかけをまとめます。粉々になった石膏像も証拠のひとつといえます。

証拠

準備室には小さなガラス片が落ちていました。これは、ハードコンタクトの欠片のようです。
なお、現場に置いてあった糸鋸は金田一が真相に気付くきっかけになっています。

状況

創立際で展示されていた絵が傷なのかどうかについて、汐見と山吹がやり合っています。絵は高い所に飾られており、視力がよくないと見えないようです。
汐見は金田一に時間を尋ねたりもしています。

ヴィーナス像

石膏像は7つで、そのうち2つはヴィーナス像です。言い換えると、ヴィーナス像は2つあるということになります。

真相

犯人は汐見初音です。汐見は顧問である中津川に恋心を抱いていました。想いを伝えた汐見ですが、叶わなかったため自暴自棄になり、近くにあったヴィーナス像を破壊しようとしました。そこに中津川が飛び込み、運悪く頭部に石膏像が直撃してしまいます。
汐見に殺意があったというわけではなく、事故だったといえます。

トリック

犯人が犯行に及んだのは、午後4時半よりも前でした。
犯行時刻は写真に写った石膏像の数で絞り込まれたわけですが、実際、写真が撮影されたときその場にあった石膏像は6つだけでした。7つあるようにみえたのは、1つのヴィーナス像を真っ二つにして、切り口が見えないように置かれていたためでした。

石膏像が割られていたのは、ヴィーナス像が真っ二つになっているの隠すためでした。ヴィーナス像だけではなく、他の石膏像も割ったのは、ヴィーナス像だけが注目されるのを避けるためだったと考えられます(木を隠すなら森の中)。

結末

金田一によって真相が明かされますが、負傷した中津川先生が現れ、事件をなかったことにします。
後日、佐木は美術部への入部を決めた様子です。

感想

女神というあだ名の生徒が殺されるのかと思いきや、石膏像でした。

この記事のまとめ

金田一少年の事件簿「誰が女神を殺したか?」(アニメ)について、あらすじ、トリック、真相などをご紹介しました。

犯人

  • 汐見初音(しおみ・はつね)
    犯人とはいっても不慮事故だったので、目撃者というべきかもしれない。とはいえ、殺意はなかったのかもしれないが、人が目の前で倒れたという事実を隠蔽するためにトリックを仕掛けたので、なかなか罪深い気もする。
    犯人が仕掛けたトリックは犯行時刻を誤認させてアリバイを作るというもので、結果的に、無実の人間が疑われている。犯人は写真撮影があることを知っていたに違いない。そしてこれを利用するため、あらかじめヴィーナス像を真っ二つにしたということになる。鍵をかけるのも忘れなかったわけで、この行為によって別の人物(神津さやか)に罪がなすりつけられている。
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