相棒|せんみつ・あらすじ・ネタバレ解説【シーズン5第4話】

せんみつ』は2006年11月1日に放送された相棒season5の第4話です。右京と薫が「嘘つきの天才」と称される窃盗犯と対峙します。タイトルの「せんみつ」は、千のうち三つしか真実を語らない男の意味で、その巧妙な嘘の裏に隠された、12億円の宝石強盗事件と殺人事件の真相に特命係が挑みます。この記事では、あらすじ、登場人物とキャスト、ネタバレなどをまとめた上で、感想や考察などのレビューをご紹介しています。

スポンサーリンク

あらすじ

世間を騒がせる12億円の宝石強奪事件が発生する中、三浦刑事は特命係を訪れていた。三浦の旧知の窃盗常習犯、槙原惣司が奥多摩の別荘で逮捕されたのだが、三浦は今回に限って一切嘘をつかず素直に罪を認めていることに不審を抱いていた。依頼を受けた右京と薫は、槙原の取り調べを開始。千のうち三つしか本当のことを言わない「せんみつ」と呼ばれる嘘つきの槙原が、なぜ今回だけ正直に自白するのか…?その裏に、窃盗以上の大きな事件が隠されているのではないかと推理する右京は、亀山を現場へと向かわせる。そして亀山は奥多摩の産廃場で、思いがけず遭遇した美和子と共に男性の遺体を発見する。

スポンサーリンク

登場人物とキャスト

  • 杉下右京(水谷豊)
    警視庁特命係の警部。
  • 亀山薫(寺脇康文)
    警視庁特命係の巡査部長。右京の相棒。
  • 槙原惣司(平田満)
    「せんみつ」と呼ばれる窃盗常習犯。嘘つきの天才。
  • 本脇幸生(川瀬陽太)
    12億円宝石強奪事件の犯人の一人。奥多摩の産廃場で遺体となって発見される。
  • 三浦伸輔(大谷亮介)
    捜査一課の刑事。槙原とは過去に因縁があり、同郷の人間でもある。今回の事件は三浦刑事が依頼人といえる。
  • 亀山美和子(鈴木砂羽)
    フリージャーナリストで、亀山薫の妻。偶然亀山と合流。
  • 米沢守(六角精児)
    鑑識課員。
  • 伊丹憲一(川原和久)
    捜査一課の刑事。
  • 芹沢慶二(山中崇史)
    捜査一課の刑事。伊丹の部下。
  • 角田六郎(山西惇)
    組織犯罪対策五課長。特命係の部屋によく現れ、お茶を飲むのが日課。
スポンサーリンク

ネタバレ

槙原惣司が今回の窃盗事件で素直に自白したのは、実は自身の身の安全を守るための策略でした。彼は都内で発生した12億円の宝石強奪事件の犯人の一人である本脇幸生が、盗んだ宝石を高森酒造の熟成を待つワイン樽の中に隠す瞬間を目撃していました。さらに、本脇が宝石の独り占めを企てたことで、仲間割れにより殺害される現場にも居合わせていました。強奪犯たちに命を狙われることを恐れた槙原は、警察に逮捕されることで一時的に安全な場所に身を置くことを画策。真の狙いは、5年後にワイン樽の「バーレルオーナー制度」を利用して、隠された12億円の宝石を手に入れることにありました。

結末

右京は槙原の証言の矛盾点や、彼の不自然な行動から、宝石強奪事件と殺人事件への関与、そしてワイン樽に隠された宝石の存在、さらにはバーレルオーナー制度を利用しようとする計画を見抜きます。右京は三浦刑事らと協力し、取調室に携帯電話を置き忘れたという芝居を打ち、槙原が高森酒造のバーレルオーナーに応募しようと電話をかける現場を押さえます。これにより槙原の目論見は完全に崩れ去り、逮捕され、事件は解決となります。

スポンサーリンク

感想と考察

「大うそつき」の天才・槙原惣司と、杉下右京の知恵比べや心理戦が魅力的でした。千に三つしか真実を語らない男が、今回に限って全てを正直に話すという謎めいた発端も面白いです。右京がその裏にある大きな嘘と真実を解き明かしていく過程も、もちろん面白かったです。普段は特命係と距離を置いている三浦刑事ですが、同郷の槙原を案じて右京に助けを求めるという、これまでになかった展開も印象的でした。伊丹や芹沢とは異なり、三浦が特命係と協力する様子は、キャラクター同士の関係性に新たなエピソードを与えています。右京さんとは対照的に、槙原の巧みな嘘にコロッと騙されてしまう亀山薫の素直さや人の好さも、キャラが描かれていたと思います。

スポンサーリンク

余談

  • 初回放送日は2006年11月1日で、このときの視聴率は16.2%を記録しました。
  • タイトルの「せんみつ」は、「千三つ」と書き、「大うそつき」「ほらふき」などを意味する一般な言葉です(相棒オリジナルの造語ではありません)。

作中の名言

  • 「嘘しか言わないというの今のも嘘ですね?」(杉下右京)
    槙原惣司が「もう俺、嘘しか言いませんから」と虚勢を張った際に、右京がその言葉の矛盾をついた発言です。
  • 「そんな嘘に騙されるのが、バカなんじゃ……」(亀山薫)
    三浦刑事が槙原の嘘について語っていた際、薫が思わず放った言葉。
タイトルとURLをコピーしました