相棒S2E17『同時多発誘拐 消えた16人の子供達』のあらすじとトリック解説です。都内で誘拐事件が多発し、犯人がそれぞれに身代金を要求します。
あらすじ
都内で次々に児童の誘拐事件が発生する。誘拐された子供達の数は15名に及び、警察は対処に苦慮する。捜査に駆り出された特命係は誘拐被害者のひとり小山純平が暮す児童養護施設へと向かう。純平に親はなく、施設の園長夫妻が親代わりになっていた。
その後、誘拐犯から連絡があり、身代金1億円が要求される。運搬役に指定されたのは誘拐された子供の母親だった。
母親たちは犯人の指示により都民広場に集められた。集まった母親は16名で、1名は警察に通報せず犯人とやり取りしていた家族だった。
全員が集まると、さらなる指示が出される。その指示は二人一組になって高速バスにのり、それぞれが別の目的地を目指すというものだった。

登場人物とキャスト
主なゲストをまとめます。
| 名前 | キャスト | 説明 |
|---|---|---|
| 望月ちとせ | 高田聖子 | 園長 |
| 望月則彦 | 小市慢太郎 | 副園長 |
| 船村エリ | 松本圭未 | 被害者の母 |
| 船村音也 | 長戸勝彦 | 被害者の父 |
事件と伏線のまとめ
16人の子供が誘拐され、身代金が要求されます。犯人は身代金の運び役(誘拐された児童の母親/母親代わりの女性)を一度集合させ、その後、高速バスでの移動を指示します。16人が二人一組になったため、合計8組が東京から別々の方面へ移動することになります。
最終的に身代金を奪われたのは、船村家と望月家のペアで、バスの運転手が身代金を奪って逃走。その後、子供達は解放されます。どうやら他の7組は捜査をかく乱するための囮だったようです。
- 望月ちとせと船村エリは身代金を運んだ際に犯人と接触している
- 犯人の顔以外の供述は概ね一致している
- 二人の証言をもとに似顔絵を作成すると、まったく違う顔になってしまう。ちとせは右眉に傷があったと話しているが、ちとせが運転手に近づいたときに立っていた場所から傷はみえないのではないか?鏡越しにみて左右を間違えたとも考えられるが、そうならばエリも傷をみているはずである
- ちとせと純平が再会したとき、ちとせは純平の頬を叩いている
- 純平は「ちゃんとやった」と言った直後に叩かれている
- 身代金の一部は船村家に返却される
- 返却されたのは4853万円。船村家が用意した身代金は1億円だったため、5147億円は戻っていない
- 望月家が用意したのは130万円。望月家によれば、その金は返却されていないという
- 誘拐された船村ゆずる君が望月ちとせのものと思しきキーホルダーを持っている
- 純平が仲良くなったゆずるにキーホルダー渡した
- 純平はキーホルダーを自宅で拾った
- キーホルダーは誘拐事件のときに、ちとせがデイパックにつけていた。デイパックは中身の身代金ごと犯人に持ち去られたはずである
- 望月ちとせの証言をもとした似顔絵は、養護施設の先代園長にそっくり
ネタバレ
誘拐犯は望月ちとせと望月則彦で、バス運転手は児童施設出身者の男でした。彼らは借金のために共謀して誘拐事件を起こし、借金返済後の余剰金は船村家に返却しています。プロの犯罪グループによる犯行と思われていましたが、実は素人集団の犯行が偶然にも上手くいっただけでした。
トリック
事件を多数発生させ、本命を隠すというトリックです。警察が混乱する、たくさん事件が起きているので一つの事件を捜査する人員が減るなどの効果があります。
連続殺人を起こして本命の動機を隠すなどのトリックと似ています。フィクションでは各事件の詳細が省かれていることなどもあり、うまくいくようにみえます。
結末
児童施設の閉鎖を防ぐための誘拐事件だったが、最終的に児童施設の閉鎖が決まってしまう。
離ればなれになることを気にしていた園長だったが、子供を気づかった大人が子供を誘拐して恐怖を与えるというのは、自分の都合しか考えていないように思えた。右京は「離ればなれになっても絆を保つ家族がいる」と亀山に話すのだった。
感想
子供が次々に誘拐され、緩急あって事件が進んでいきました。母親が16人いる!あたりで心が踊ったりもしました(16人目は通報していなかっただけでしたが)。
おもしろかったシーン
- 聞き分けのいい児童施設の子供達。微笑ましい
- 誘拐された子供との再会で子供がぶたれるという衝撃シーン(伏線でした)
この記事のまとめ
相棒Season2第17話について、あらすじや真相などをご紹介しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 監督 | 吉野晴亮 |
| 脚本 | 砂本量 |
| 長さ | 54分 |
| 放送 | 2004年 2月18日(水) |

