『心聴る・きこえる(ガリレオ第2シーズン3話)』のあらすじ、ネタバレです。自殺した女性の呪いで、不倫関係にあった会社社長が自殺します。さらに、死んだ社長が経営する会社の従業員も呪いをかけられてしまいます。
あらすじ
ペンマックスというベンチャー企業の社長が入水自殺を図り、死亡します。死んだ社長の早見は白井という女性社員と不倫していました。この白井という女性は早見に別れを切り出されたため自殺し、その告別式で早見は白井の呪いの声を耳にし、ひどく怯えていました。捜査のため、ペンマックスを訪れた岸谷美砂は、突然暴れ出した加山という社員に襲われ、軽傷を負います。加山が暴走した原因も早見と同じ呪いの声で、加山は耳栓をしても聞こえてくる声だったと証言します。さらなる捜査の結果、ペンマックスの社員である脇坂という女性も、不審な音に悩まされていることが明らかになります。

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登場人物
湯川と岸谷、その他準レギュラー(栗林、太田川など)以外の登場人物です。
- 白井冴子
自殺した女性。岸谷美砂の大学の先輩だった - 早見達郎
ペンマックスの社長。既婚者であるが白井と不倫していた。白井の葬儀の後、自殺する - 加山幸宏
ペンマックスの社員。白井と早見の死後、呪いの声に悩まされる - 脇坂睦美
ペンマックスの社員。謎のノイズに悩まされる女性 - 小中行秀
ペンマックスのシステムエンジニア
事件のまとめ
加山が耳にした声は女性の声でした。それは、社長の早見が死んだ後から聞こえるようになったようです。一方、脇坂が耳にしている音はノイズで、加山のそれはとは別の音です。脇坂は、そのノイズによる耳鳴りに悩んでいる様子です。
呪いの声の正体や、もしも犯人がいるのであれば、それは誰かというのも謎めいています。
伏線
加山は「耳を塞いでも聞こえた」と話しています。これにより湯川は、指向性スピーカーを使った犯行を否定します。
ネタバレ
犯人は小中行秀です。小中はマイクロ波を使って早見や加山に女性の声を送っていました。小中は脇坂に好意を寄せており、早見に電波を送ったのは、早見が脇坂を不倫相手にしようとしていたためです。加山を狙ったのは、脇坂と親しくしていたためで、つまり、嫉妬が動機といえます。
犯人は音波ではなく、電磁波を使って、人の脳に直接声を送っていました。音波ではないため、耳をふさいでも聞こえていました。パルス波形の電磁波が、人の脳に音を認識させる現象はフレイ効果もしくはマイクロ波聴覚効果と呼ばれています。
脇坂にノイズを送信していたのも小中です。ノイズの正体は「あなたは小中行秀を愛している」という小中の肉声でした。小中はこの台詞を加工し、ノイズのようにしていました。送信手段は早見らと同じで、フレイ効果を利用した方法です。
直接、台詞を届けなかったのは、サブリミナル効果を狙ったためです。
なお、サブリミナル効果とは潜在意識に訴求する方法で、テレビの場合は、視聴者が全く気付かない程度の非常に短い映像を差し込むという手段が用いられます。
結末
湯川はフレイ効果を使った呪いの声を暴いてみせます。逮捕された小中は、取り調べで、脇坂への想いと計画を語ります。
感想
「心聴る(きこえる)」のあらすじ、謎、手掛かりなどをまとめ、真相をネタバレありでご紹介しました。東野圭吾「虚像の道化師ガリレオ7」に収録されている「心聴る」をもとにしたドラマとなっています。
確かに変な音が聞こえたら、幻聴や呪いを疑ってしまうかもしれません…。

