相棒S1E8『仮面の告白』のあらすじとトリック解説です。亀山が逮捕したモンスター強盗こと連続強盗犯の容疑者が裁判で無罪になってしまいます。
あらすじ
ある夜、亀山は黒岩繁という男に職務質問をし、モンスター強盗の犯人として黒岩を逮捕する。ちょうど近くでモンスター強盗による強盗事件が起きており、黒岩のバッグの中にはフランケンシュタインのマスクが入っていた。黒岩は犯行を認めたのだが、裁判で供述を覆し、無罪を主張する。
証人として招喚された亀山は、勝手に黒岩のバッグを調べたことや、半強制的に連行したことなどが違法だと弁護士に指摘され、素直に認めてしまう。
亀山の正直な性格が支配的な要因ではないが、裁判の結果、黒岩は無罪となる。検察側は控訴せず、黒岩の無罪は確定する。無罪を勝ち取った弁護士の武藤かおりは、建前では黒岩を信じている様子だが、本心では、黒岩がモンスター強盗であると疑っているようだった。

登場人物とキャスト
主なゲストをまとめます。
| 名前 | キャスト | 説明 |
|---|---|---|
| 武藤かおり | 松下由樹 | 弁護士 |
| 黒岩繁 | 長谷川朝晴 | 被告人 |
事件と伏線のまとめ
モンスター強盗はフランケンシュタインのマスクを被って女性を襲い、金品を奪うという強盗犯です。ガムテープで腕を胴体に巻き付けて自由を奪い犯行に及んでいます。口と目もガムテープでふさぐのが特徴です。被害者は犯人の姿をみていますが、マスクを被っているので、顔はわかりません。
発生件数4件目で、挙動不審の黒岩が亀山に職務質問をかけられ逮捕されますが、無罪となります。ただ、刑事も弁護士も、黒岩が犯人だと疑っています。
- 黒岩のあばらにひびが入っている。取り調べで自白を強要され、刑事に暴行されたと主張する
(三浦刑事は証拠が残るような怪我は負わせないと話す) - 最初の被害者は犯人をヒールで思いっきり蹴っている
このとき、犯人は声を上げている - 犯人はガムテープで被害者の視界も奪っている
マスクをしているならば、顔をみられる心配はないので、目隠しする必要はないはず - 4件目の強盗で奪ったバッグについて、黒岩の供述は二転三転している。結局、バッグはみつかっていない
- ガムテープの巻き方によって、使う手が異なる
- モンスター強盗が再び発生。黒岩は亀山と伊丹が見張っていた
この強盗で被害者は目隠しされておらず、ガムテープは右巻 - 黒岩は左利き
(美和子に水をかけた時、コップを左で持った)
ネタバレ
黒岩は間違いなくモンスター強盗です。ただし、単独犯ではなく共犯者がいます。
被害者の目にガムテープを貼り付けたのは、共犯者の存在を隠すためでした。二人は襲う役とバッグを受け取って逃げる役に別れており、犯行の度に、役を交代していました。4件目の犯行は黒岩が襲う役で、その直後に捕まったため、共犯者が持ち去ったバッグについて詳しく知りませんでした。これが、供述が二転三転した理由です。
黒岩は1件目の犯行のときに被害者に蹴られてあばら骨に怪我を負ったわけですが、これを刑事に暴行された証拠にしています。1件目の犯行後には気付かず、取り調べ等の最中に気付いたということのようです。
黒岩と共犯者はガムテープの巻き方に利き手の違いが出ていました。黒岩は左利きなので、共犯者は右利きと考えられます。このことは、単独犯ではないことを示唆していました。
トリック
共犯者がいたというトリックでした。被害者に目隠しをしたという点から、共犯者の存在を隠す意図があった考えられます。片方が捕まって事件が終われば、もう片方が捕まることはないはずですので、運良く捕まらなかった方は完全犯罪を成し遂げることができます。
ただし、共犯者を匂わせる証拠が全くないことや、たとえ一方が捕まったとしても共犯者を隠し通すことなどが条件になってきそうです。
共犯というのはミステリーによく出てくると思いますが、親子とかパートナーとか、そういった強い絆で結ばれていないと、高い確率で裏切られる気がします。
結末
4件のモンスター強盗で無罪となった黒岩だったが、杉下右京に共犯者の存在を暴かれ、5件目の強盗に関して教唆の容疑で任意同行される。
感想
右京さんが米沢にKEEP OUTのテープでグルグル巻きにされていました。右京さんを巻かなくても検証できそうじゃない?と思ったりしたわけですが、たぶん、そういうお遊戯だったのですね。
この記事のまとめ
相棒Season1第8話について、あらすじや真相などをご紹介しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 監督 | 大井利夫 |
| 脚本 | 輿水泰弘 |
| 長さ | 54分 |
| 放送 | 2002年 11月27日(水) |

