刑事コロンボS7E2「美食の報酬(Murder Under Glass)」のネタバレあらすじ、トリック解説です。どうやって毒を入れたかが焦点となるエピソードです。
あらすじ
料理評論家のポール・ジェラード(ルイ・ジュールダン)は、評論家という立場を利用して、レストランのオーナーを恐喝し、金銭を得ていました。ところが、あるオーナーが恐喝を暴露すると言い始めたため、ポールは、オーナーとの夕食の最中に、ワインにふぐ毒を仕込み殺害します。コロンボは、事件直後のポールの言動に違和感を抱き、犯人の嫌疑をかけます。
犯人のポール・ジェラートは有名な料理評論家です。レストランの評判を落とすことも容易な立場にあるポールは、その影響力を利用して、レストランオーナーから金を受け取っていました。
被害者はイタリアレストランのオーナーであるヴィットリオ・ロッシです。人望の厚い人物でした。被害者が恐喝を暴露すると言い出したため、ポールは殺人を実行しました。ポールはレストラン振興協会の口座を使って、金銭を授受していました。金を引き出せるのはアイリーン・デマイロという人物です。引き出す際は、ポールの恋人がその人物に扮していました。
事件発覚後、現場に呼び出されたポールは、一緒に食事をしていた人物が毒殺されたと知りながらも、非常に冷静な態度を示します。ポールを疑うコロンボは、被害者の死に際の行動から、レストラン振興協会と記された小切手をみつけ、ポールと被害者の金銭のやり取りを掴みます。さらに、ふぐ毒が使われたこと、ワインオープナーの針に毒を仕込む手口などを突き止めたコロンボは、決定的な証拠を掴むため、ポールを夕食に誘います。
ポールは毒入りワインオープナーを用意して、夕食に臨みます。そして、オーナー殺害と同じやり口で、コロンボ殺害を実行します。しかし、毒入りワイングラスをコロンボにすり替えられ、コロンボ殺害は失敗。逆に、毒入りワインという決定的な証拠を握られます。
トリック解説
犯人はワインオープナーの針にふぐ毒を仕込み、標的を殺害します。
毒殺
犯人のポールは、ガスを瓶に注入してコルクを開けるワインオープナーに毒を仕込みます。
- ワインオープナーにはガスの流路となる針があり、犯人は、この針の部分にふぐ毒を仕込みます。
- オーナーが使っているワインオープナーと同じものに毒を入れ、夕食の時にすり替えます。
犯人のミス
コロンボがポールを疑うきっかけ、犯人であることを裏付ける証拠です。
ちぐはぐな証拠
説明のつかない不自然な証拠や状況です。
毒殺
ポールは、一緒に食事していた人物が毒殺されたと聞いても、自分の身を案ずることはありませんでした。自分が安全であると確信できるというのは、不自然です。
カートリッジ
ワインオープナーはカートリッジ式で、カートリッジにはガスが入っています。犯人は、ワインオープナーをすり替え、その後、元に戻します。この元に戻したワインオープナーのカートリッジが空だったため、コロンボはすり替えを疑います。
八時の夕食
犯人は、被害者と夜八時に夕食の約束をしていましたが、九時頃に到着する友人を空港に迎えにいく予定を立てていました。つまり、夕食は途中で切り上げるつもりだったといえます。
犯行の証拠
殺人を裏付ける証拠です。
被害者の行動
犯人と被害者が食事をしている時、ひとりの給仕がそばにいました。この給仕は英語が理解できず話すこともできませんでしたが、被害者の最後の行動を目撃しました。この給仕が、被害者が亡くなる直前、引き出しを激しく開け閉めしていたと証言し、小切手がみつかります。
コロンボの罠
捜査を進展させるため、コロンボはいくつか罠をはります。
小切手回覧
コロンボは被害者の葬式で小切手を回覧します。その小切手を受け取った参列者の反応をみて、関係者を洗い出します。
呼び掛け
ポールの恋人に、さりげなくデマイロと呼び掛け、返事をさせます。これにより、レストラン振興協会の金を引き出していたデマイロ夫人が、ポールの恋人であることを突き止めます。
食事会
コロンボは、ポールを犯行現場での食事に誘い、犯行を再現させます。罠にかかったポールは、毒入りワインという証拠を残します。
ワインオープナーの印
ワインオープナーのすり替えも実証するため、コロンボはレストランのワインオープナーに印をつけていました。
感想
ふぐ毒が登場するエピソードでした。毒をどうやって飲ませたか、というのは古畑任三郎「ニューヨークでの出来事」でも主題になっています。原題は「Murder Under Glass」(ガラス下の殺人)でし。「美食の報酬」は原題とは異なったタイトルです。
口コミ分析
海外サイトの口コミには、restaurant、food、bestなどが書き込まれています。

この記事のまとめ
刑事コロンボ「美食の報酬」について、ネタバレありであらすじやトリックをご紹介しました。最後にドラマの内容を、殺人の計画性、偽装工作、犯人のミス、動機、凶器、トリック、コロンボの罠で簡単にまとめます。ワインの瓶にガスを入れコルクを引き抜くワインオープナーが使われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 殺人の計画性 | あり |
| 偽装工作 | ― |
| ミス | 食事を共にした人物の毒殺 |
| 動機 | 恐喝の暴露を阻止 |
| 凶器 | ふぐ毒 |
| トリック | ワインオープナーに毒 |
| コロンボの罠 | 犯行を再現させる |

