刑事コロンボと古畑任三郎の比較・違い|パクリかオマージュか

ドラマ「古畑任三郎」は海外ドラマ「刑事コロンボ」をイメージして制作されています。これがパクリなのか、オマージュなのかについて考察したいと思います。刑事コロンボと古畑任三郎の比較についてもご紹介しています(比較に関しては、ドラマ未試聴の方向けの内容となっています。)

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類似部分

コロンボと古畑には、似ているシーンがいくつかありますが、これが意識して作られたオマージュなのかどうかは不明です。さらにいえば、コロンボではないミステリー作品と似ている場合もあったりします。(推理小説なんかを読んでいて、このアイデアは斬新すぎると思っていたら、実はクリスティとか、古典系の推理作家なんかが同じアイデアを使っていたりするのは、よくあることです)

コロンボと古畑

©Universal City Studios

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年代と舞台の比較

古畑任三郎は1994年放送開始で、2006年でラストシリーズ(古畑任三郎ファイナル)を迎えました。平成のドラマといえます。
舞台は日本ですが、地域は特に指定がありません。しかし、古畑は警視庁の刑事なので、主に、東京都内で発生した事件を担当しているようです。

一方、刑事コロンボは、1968年から1978年に刑事コロンボシリーズ、そして、1989年から2003年までに新刑事コロンボが放送されました。
舞台はアメリカのロサンゼルスです。

古畑もコロンボも、旅先の海外で事件に巻き込まれることがあります。

コロンボの新シリーズに限っては、古畑と年代がかぶっているといえます。

古畑もコロンボもやや古いです。
そのため、どちらも、ネットやスマホが普及していないことに対する違和感や、ビデオの存在など、ちょっと時代を感じるシチュエーションやアイテムが登場するかもしれません。

しかし、それらがミステリー要素などを損なうということはないように思います。

海外の作品は文化の違いから、あまり楽しめないシーンがあるかもしれません。
例えば、ポップカルチャーのネタなどです(海外の人に、波平さんみたい、と言ってもよく伝わらない、など)。

しかし、コロンボは吹き替えが面白いので、特に問題にならないと思います。

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役者の比較

古畑やコロンボは、完全犯罪を企む犯罪者と、刑事の対決を描いた作品です。そのため、ゲストとして登場する役者が、とても重要になります。
古畑任三郎には、今も活躍する有名な俳優が犯人役として登場します(福山雅治氏や木村拓哉氏などなど)。

コロンボも同様ですが、日本人にとっては馴染みのない場合がほとんどです。そのため、俳優で選ぶならば、圧倒的に古畑任三郎の方がおすすめです。

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長さの比較

古畑任三郎は基本的に一時間番組で、一話の長さは、実質50分前後となります。一部、二時間のスペシャル番組もありますが、数話です。
さくさく見れるというのが古畑の特徴です。

一方コロンボは、75分や90分というエピソードしかありません。古畑よりも長い、といえます(一部除く)。
長い分、犯行までの経緯や、コロンボの捜査とキャラクター、犯人との対決などが、よりよく描かれています。

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ミステリー要素の比較

古畑任三郎も刑事コロンボも、最初に犯人がわかる倒叙形式です。
犯人当てがメインではないという点において、どちらも違いはありません。そして、どちらかのトリックや結末が劣っているということもありません。

古畑任三郎らしい作品として、ここでは「さよなら、DJ」をご紹介します。走る犯人、コメディ要素とミステリー要素の融合などの特徴がつまったエピソードです。

コロンボらしい作品として、ここでは「二枚のドガの絵」をご紹介します。

コロンボは第一話の「殺人処方箋」で、既に完成されていたと言われています。「二枚のドガの絵」も、その形式を引き継いでいます。
そんな中、特にこのエピソードでは、しつこい刑事というキャラが、事件の解決につながっているエピソードです。

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パクリとオマージュの違い

パクリという言葉には批判的な意味があり、オマージュには好意的な印象を表す意味があると思います。なので、古畑シリーズをよく思っていない人はパクリという言葉を使い、逆に古畑シリーズが好きな人や認めている人は、オマージュという言葉を使う傾向にあるのではないかと思います。
こういうとき、パクリとオマージュの辞書を調べて、学者ぽっく定義を述べたりするものですが、調べてみるとパクリは盗作、オマージュは敬意を表して制作どうのこうのと書かれており、敬意を表しながら盗めばいいではないか、と思える結論になるので、こんな感じで、言葉の定義については、さらりと紹介して終わりたちと思います。

結局のところパクリなの?違うの?というところですがパクリではありません。パクリ=著作権侵害と定義した場合、古畑任三郎は著作権侵害で訴えられたりしていないので、パクリではありません。

パスティーシュとパロディは?

名探偵で有名なシャーロック・ホームズシリーズには、パスティーシュと呼ばれる作品と、パロディと呼ばれる作品が沢山あります。どちらも、原案者であるコナン・ドイル以外が書いた作品のことで、パロディは、コメディ要素が強い場合に使われます。私は個人的に古畑はコロンボのパロディじゃないかなと思っています。

パスティーシュには“作風の模倣”という意味があり、古畑はコロンボのパスティーシュっぽいです。ただ、古畑は笑えるおもしろシーンが多いので、パロディかなと思っています。

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