アストリッドとラファエル5・第5話|あらすじ・ネタバレ【殉教者】

アストリッドとラファエル5文書係の事件録・第5話「殉教者(Le baptême des morts|死者の洗礼)」のあらすじ、トリック、ネタバレ解説です。シリーズ通算38話目です。
モルモン教コミュニティで模範的な教会員が殺害される事件が発生。事件はモルモン教の創始者の殺害事件と類似していました…。


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あらすじ

モルモン教のコミュニティで殺人事件が発生。被害者は、コミュニティ内で模範的な教会員として知られていたローガン・ウィリスだった。ローガンの遺体はモルモン教の創始者であり預言者であるジョセフ・スミスが1844年に殺害された事件と驚くほど類似しており、コミュニティの一部の教徒はローガンを〈新たな預言者〉として神格化しようとしている様子だった。

ラファエルらの捜査に対して、教徒たちは非協力的だった。そんな中、死んだローガンの娘であるエリザベトが「3か月前、ローガンが教会の前で見知らぬ男に殴られていた」と証言する。その見知らぬ男とやらを調べたところ、イタリアマフィアの元構成員だった――。

©JLA Productions,France Télévisions,BE-FILMS


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登場人物

  • ローガン・ウィリス
    被害者。モルモン教の教会員。模範的な会員として評判だった
  • ペネロペ・ウィリス
    被害者の妻。非常に信心深く、警察の捜査に対して非協力的。自宅に高性能な防犯カメラを設置している
  • エリザベト・ウィリス
    ローガンとペネロペの娘。絵を描くのが得意。フランス国外にいるはずだが…実はパリ近郊で元モルモンとして活動している。両親のもとを離れたのは同性愛を受け入れられないと思ったから
  • アダン・ロワゾー
    第一発見者。モルモン教コミュニティの指導者。捜査に協力的
  • ディノ・カルーゾ
    イタリアマフィアの元構成員で仮釈放中の身。事件の約3ヶ月前にローガンと言い争いをしていた人物。容疑者のひとり
  • アントワネット・ロボンブ
    シルヴァン・ブラケッティの祖母
  • ジュディット・ジェルニヴァル
    モルモン教徒の16歳の少女。ローガンを深く崇拝
  • ジョセフ・スミス
    モルモン教[末日聖徒(まつじつせいと)イエス・キリスト教会]の創始者であり、預言者(実在の人物)
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ネタバレ

取り調べを受けたマフィアの元構成員で仮釈放中のディノ・カルーゾはローガンへの暴行を認めます。特に動機というものはなく、指名手配中の殺人犯シルヴァン・ブラケッティから依頼されただけのようでした。
アストリッドは教会の資料室で、バプテスマ(洗礼)を受けた人々の記録を調べ、ブラケッティの祖母であるアントワネット・ロボンブの名前を発見。このことから、コミュニティの指導者であるアダン・ロワゾーが顔を整形し、さらに名前も変えた姿がシルヴァン・ブラケッティ本人であることが明らかになります。ブラケッティは20年前に警察官を殺害して逃亡しており、モルモン教コミュニティに潜伏していました。しかし、その間に本心から改宗し、コミュニティの指導者として尊敬される存在になっていました。

アダンと逃亡犯のブラケッティが同一人物であることに気づいたのは、被害者のローガンでした。ローガンはアダンの過去をネタに彼を脅迫し、教区の会計係の地位を手に入れ、コミュニティの資金を横領していました。さらに、ローガンはカルーゾに自分を殴るように依頼するという、理解しがたい行動も取っていました。
アストリッドは、ローガンの自宅にあったモルモン書の特定の引用が、実は座標を示していることに気づきます。ローガンの家を家宅捜索すると、屋根裏から同じ座標が書き込まれた地図が発見されます。この地図と横領の事実から、ローガンが横領した資金で土地を買い、モルモン教から派生した新たな宗派を立ち上げようとしていたことが明らかになります。また、不法侵入や教徒への落書き、襲撃事件などは、ローガン自身がコミュニティの人々を怖がらせ、新しい信仰へと誘導するために仕組んだ自作自演だったことも判明します。

さらに衝撃的な事実が明らかになります。ローガンは妻ペネロペが結婚式で着たウェディングドレスをクリーニングに出し、ジュディットに贈ろうとしていたようでした。このことからローガンはモルモン教の創始者ジョセフ・スミスが複数の妻を持っていたことに倣い、16歳の少女ジュディット・ジェルニヴァルと結婚しようとしていたことがわかります。
ラファエルとニコラはさぞ恨んでいるであろうジュディットの両親から事情を聴きますが、どうやら両親は結婚を名誉なことだと思っているらしく、ジュディット本人もそれは同じでした。

あてが外れたラファエルとニコラは、ローガンの妻ペネロペを取り調べます。ペネロペは夫がジュディットと結婚しようとしていることを知り、ちょっとからかうつもりでローガンの銃を持ち出し、夫に迫ったことを告白します。このとき、無意識にローガンを撃ってしまいます。その後、ローガン自ら銃を取り、自分の腹部を撃って創始者のジョセフ・スミスと同じように死にました。

事件以外の内容は下記の通りです。

  • アストリッドは発作の原因が、子供の頃の記憶にあるのではないかと考え始める
  • アストリッドがサミの両親を訪ね、子供時代の話を聞く
  • アストリッドが乗馬センターに関する記憶がないことに気づく
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感想

新しく立ち上げる宗教の信者を獲得するために、いろいろと画策していた被害者が登場します。信仰のかけらもなさそうだなと思ってしまいます。本筋ではありませんでしたが、宗教団体に身を潜めていた犯罪者というのも、ミステリーな感じがします。
アストリッドについては、徐々に発作の原因に近づいているようです。「忘れることがない」みたいなアストリッドのセリフが印象的でした。

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