影なき殺人者・あらすじ・ネタバレ解説【新刑事コロンボ58】

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Columbo and the Murder of a Rock Star

新・刑事コロンボS10E3「影なき殺人者」のネタバレあらすじ、トリック解説です。無敗の刑事弁護士が犯人です。

あらすじ

刑事弁護士のヒュー・クライトン(ダブニー・コールマン)は、内縁の妻の不倫を知り別れを切り出しますが、逆に、弁護における不正行為を暴露すると脅されてしまいます。

脅迫されたクライントンは、妻を不倫最中に殺害し、その罪を薬で失神させた不倫相手になすりつけます。
前科のあったその不倫相手は、死体発見後すぐにその場から逃げ去ります。

コロンボは、シャンパンのコルクに記された星印の数などから、もう一人誰かがいたと推理します。さらに、額縁に積もった塗料などから、クライトンの私立探偵が、不倫調査をしていたという事実を掴みます。

犯人と被害者

犯人は無敗の刑事弁護士ヒュー・クライトンです。勝ち続けるために、不正も行っているようです。
アリバイ工作のためクライトンは秘書を騙して共犯者にし、秘書にある行動をとらせます。

犯人は秘書に殺人のことを伝えずに犯行に及びました。秘書は自分のとった行動と上司の内縁の妻の死に関連があることに気付き、上司であるクライトンを脅します。

被害者はクライトンの内縁の妻で、元ロック歌手です。
ドラマーと不倫をしており、ビーチハウスで頻繁に会っています。

動機

クライトンは私立探偵を使って内縁の妻の不倫を調査していました。不倫が明らかになると、これをきっかけに、別れようとしますが、多額の金を要求され、支払わない場合は不正行為を公にすると脅されます。

捜査および推理

不倫相手ではなくクライトンが犯人であると確信するコロンボですが、クライトンには、犯行推定時刻に、現場から遠く離れた場所でオービスに撮影されていたという決定的なアリバイと物証がありました。

結末

コロンボはスピード違反で撮影された被害者の顔に影がないことに気付き、別の人物が犯人の顔写真のお面を被っていたというトリックを見破ります。

さらに、犯人が庭師の車を盗んだこと、その車を盗むために秘書の車を使っていることなどを証明し、クライトンを追い込みます。

原題

「Columbo and the Murder of a Rock Star」(コロンボとロック・スターの殺人)
「影なき殺人者」は原題と異なるタイトルです。

トリック解説

犯人は、不倫真っ最中の内縁の妻を殺し、その罪を不倫相手のドラマーになすりつけます。
そして、犯行時刻に、共犯者とオービスのトリックを使い完璧なアリバイを用意します。

罪のなすりつけ

犯人は不倫相手が失神しているときに、そのすぐ側で、内縁の妻を殺します。

毒入りシャンパン

犯人は密会場所のビーチハウスにあるシャンパンに注射器で毒を入れます。これを飲むと失神する程度の毒です。

ジスルフィラム

内縁の妻にアルコール依存症治療薬であるジスルフィラムを飲ませておき、内縁の妻がシャンパンを飲まないようにします。

紅茶にこの薬を入れらた内縁の妻は、酒がまずく感じ、ほとんどシャンパンを飲みませんでした。

殺害と証拠隠蔽

犯人自らビーチハウスに忍び込み、失神している男の横で、妻の首を絞めて殺します。

注射器の跡を隠すために、コルクと銀紙を回収し、持参したものと交換します。
毒の入ったシャンパンは流しに捨てます。綺麗に洗浄し、別のシャンパンの中身を移しておきます。

庭師

ビーチハウスに忍び込む際には、出入りの庭師に変装します。

ビーチハウスへは無断で持ち出した庭師の車で向かいます。

秘書の車

庭師の車が置いてある場所へは、秘書の車を使います。

アリバイ工作

オービス(速度違反自動取締装置)と秘書を使ってアリバイを作ります。

スピード違反

秘書に犯人の車を運転させ、オービスがある通りで、あえてスピード違反を犯し、カメラで写真が撮られるようにします。

お面

秘書には、犯人の顔写真のお面をつけさせます。

これにより、犯人が運転しているようにみえる写真が残ります。

犯人のミス

コロンボが不倫相手の犯行を疑い、クライトンに容疑の目を向ける証拠や状況です。

ちぐはぐな証拠

矛盾する証拠や状況です。

コルクの場所

被害者とその不倫相手が飲んだと思われるシャンパンのコルクが、ビーチハウスのキッチンに置いてありました。

途中で二本目を開けたのであれば、コルクはふたりがいたベッドの近くに落ちていると考えるのが自然です。

シャンパンは味だけではなく、開ける時の音も楽しむものです。そのため、シャンパンはふたりがそばにいた時に開けたと考えられます。キッチンにふたりで降りてきてシャンパンを開けて、再びベッドに戻ったというのは、あり得ないことではないですが、何故そのようになったのかという疑問を、差しはさむ余地のある状況といえます。

コルクとビンの星の数

ふたりが飲んだシャンパンの瓶はベッドのサイドテーブルに置かれていました。
どちらも星1つのシャンパンです。

しかし、キッチンにあったコルクは、片方だけ星2つになっていました。

星2つのコルクは犯人が持ち込んだコルクです。

違反切符の写真に写った犯人の顔には、鼻の下に影がありませんでした。
犯人の時間的に前後の違反者には、鼻の下に影がありました。そのため、陽の差し加減で影が生じなかった、ということはあり得ません。

犯行の証拠

クライトンによる犯行を示唆する証拠です。

ジスルフィラムの検出

被害者の体内からジスルフィラムが検出されます。

犯人は、自分が飲んでいるジスルフィラムと間違えて飲んだと、説明します。

犯人のシャンパン

犯人のオフィスの専用冷蔵庫にシャンパンが入れられており、それはすべて星2つでした。

額に積もった塗料

被害者が亡くなったベッドルームに額が飾れており、その一つに、白い塗料の粉が積もっていました。
これを発見したコロンボは、額の上にある換気口に気付きます。

そして、クライトンお抱えの私立探偵を尋ね、カメラに白い塗料が付着しているのを見つけます。

木の実

犯人が秘書の車で、庭師の車がある通りまで行った時、ある木の実が秘書の車の、ワイパーの隙間に落ちました。
この木の実は、時期的に、この通りにしか落ちていないものでした。

この木の実により、秘書の車が、庭師の車があった通りまで行ったことが証明されます。

手袋の跡

被害者の首には、絞殺されたときに残った手袋の跡があり、これと、庭師の車の座席を移動するレバーに残った手袋の跡が、一致します。

感想

無敗の刑事弁護士ということもあり、隙がないようにみえます。
このエピソードは弁護士が犯人です。過去に「死者の身代金」や「完全犯罪の誤算」でも弁護士が犯人となってます。

この記事のまとめ

刑事コロンボ「影なき殺人者」について、ネタバレありであらすじやトリックをご紹介しました。最後にドラマの内容を、殺人の計画性、偽装工作、犯人のミス、動機、凶器、トリック、コロンボの罠で簡単にまとめます。

項目 内容
殺人の計画性 あり
偽装工作 罪のなすりつけ
ミス
動機 不倫と脅迫
凶器 (絞殺)
トリック オービスとアリバイ
コロンボの罠

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