スズメバチの巣・あらすじ・ネタバレ解説【名探偵ポワロ24】

スポンサーリンク

名探偵ポワロ・第24話

名探偵ポワロ『スズメバチの巣(Wasps’ Nest)』のあらすじ、トリック解説です。ポワロが犯罪を防げるかどうかが見どころになるエピソードです。

あらすじ

夏祭りで古い友人の息子ハリスンと再会したポワロはハリスンの婚約者のカップに、二種類の口紅が付着していることに気付く。さらに、祭りで大尉が撮影した写真から何かを感じとり、最悪の事態を予期する。

ハリスンの婚約者が彼が修理した車で事故を起こしたこと、ハリスン宅の天水桶(防火水槽)にガソリンが入っていること、ある彫刻家がガソリンでスズメバチの巣を退治しようとしたが上手くいかなかったこと、その彫刻家がハリスンの婚約者の元恋人であり、まだ好意を抱いていること、彫刻家が青酸カリを薬局で購入していることなどなど…、ポワロは様々な出来事をヒントにある人物の犯行計画に気付く。

登場人物

ポワロ、ヘイスティングス中尉、ミス・レモン、ジャップ警部以外の登場人物です。

  • ジョン・ハリスン
    ポワロの友人の息子。2ヶ月後の10月に、何かを想っている
  • モリー・ディーン
    ハリスンの婚約者。モデル。ヴォーグの表紙を飾っている
  • クロード・ラングトン
    ピエロ。彫刻家。モリーの元恋人
  • ベルベディア
    どくろの杖をもつ老紳士

注目のシーン

\TAXI!/

タクシーに無視されるポワロ

©Agatha Christie Ltd, ITV BBC

登場人物の中の誰かが、誰かを殺そうとしています。誰が誰を、というのが大きな謎です。

夏祭りの謎

夏祭りでポワロはいくつかの疑問を抱きます。

  • 口紅
    婚約者モリーが、夏祭りで口にしたカップには、二種類の口紅が付着していました。これが、どのような経緯で付いたものなのか謎です。
  • 写真
    ポワロは大尉が現像した写真をみて、何かに気付きます。そこには、ハリスンや婚約者が写っているようです。

車の故障

モリーは車で事故を起こしています。ブレーキ故障のようですが、この車は事故直前、ハリスンが点検・修理しているはずです。
故障の理由も謎ですが、この車の故障で誰がどんな得をしたのかというのも不明です。

巣の謎

ハリスンは自宅に作られてしまった大きな蜂の巣の処理を彫刻家ラングトンに依頼しています。ラングトンはガソリンでハチを退治しようとしますが、失敗してしまいます。

一般的に、ガソリンはハチ退治に有効なようです。

天水桶

桶には何故かガソリンが入っていたようです。彫刻家が使ったはずのガソリンと関係があるかどうかは不明です。

青酸カリ

ガソリンでのハチ退治がうまくいかなかったラングトンは青酸カリを購入します。青酸カリを使った毒殺を想像させるような出来事です。

謎の男

どくろの杖を持った老紳士がハリスンの家を訪ねています。この人物は何者なのかわかりません。

手掛かり・伏線

事件の謎を解くヒントです。

証拠

老紳士について、そして、写真に写っていたものは何かです。
どくろの杖を持った老紳士は医者です。ジャップ警部が入院中の病院で、たまたま遭遇しています。

憎悪の顔

写真のハリスンは憎悪の表情を浮かべていました。その写真には、ピエロ、婚約者、そしてハリスンが写っています。

衣装

ポワロがファッションショーでモデルの服装に驚いています。同じ服を着たドリーの写真が彫刻家の家に飾ってありました。最先端のファッションを着たドリーの写真を手に入れたようです。

真相(ネタバレ注意)

犯行を企んでいたのはハリスンです。余命二カ月の彼は青酸カリで自死し、自殺を彫刻家による他殺にみせようとしていました。

夏祭りの真相

口紅が二種類ついていたのは、婚約者とピエロ(彫刻家であり元恋人のラングトン)がキスをしていたからです。ふたりは、一度別れましたが、再び、互いに求め合うようになります。つまり、婚約者は浮気をしていたということになります。
ラングトンの家のドリーの写真は、二人が再び恋仲になったことを示唆しています。

故障の真相

車が故障したというのは嘘です。モリーはわざと車をぶつけていました。その目的は、ラングトンとふたりきりで過ごすためです。

巣の真相

ハリスンが蜂退治に使うガソリンを天水桶に捨てていました。これは、ラングトンに青酸カリを購入させるためです。

結末

ハリスンの病状を知ったモリーは、青酸カリでのハチ退治に来ていたラングトンを巻き込んで、浮気について謝罪しようとします。それをハリスンは無視し、婚約者と浮気相手に出ていくよう言い放ちます。

自殺を他殺に偽装する計画を実行しようとするハリソンは、青酸カリ入りのお茶を飲みます。しかし実は、ポワロがラングトンの家に忍び込み、青酸カリを洗濯ソーダにすり替えていました。
見事に、犯行を阻止したポワロは、ハリソンに感謝され、その場を立ち去ります。

感想

事件を未然に防ぐエピソードでした。彫刻家がハリスンを殺そうとしているようにみえましたが、実はハリスンが犯罪を企てており、しかも、その方法は、他殺偽装でした。
それにしても、せっかく休みをとったのに腹痛を起こす(盲腸)ジャップ警部に同情します。

古畑任三郎「古い友人に会う」も、犯行を防げるかどうかが焦点になるエピソードです。最近のドラマでは「探偵が早すぎる」も犯罪を未然に防げるかどうかがテーマになっています。

この記事のまとめ

名探偵ポワロ「スズメバチの巣」のあらすじ、真相をご紹介しました。このエピソードは英国放送順で第24話です

  • ポワロが夏祭りで旧友の息子・ハリスンと再会し異変を察知する
  • ハリスン、ハリスンの婚約者モリー、モリーの元彼ラングトンの中に犯行を企んでいる人物がいるらしい…
  • 余命わずかのハリスンは自身の自殺をラングトンによる他殺にみせようとしていた。モリーとラングトンは浮気しており、それを知ったハリスンは復讐のため、自殺を他殺にみせてラングトンを貶めようとしていた
項目 内容
監督 ブライアン・ファーナム
Brian Farnham
脚本 デビッド・レンウィック
David Renwick
原作 アガサ・クリスティ
Agatha Christie
制作 LWT (現ITV)

関連記事

タイトルとURLをコピーしました