古畑任三郎vs唐沢寿明|クイズ王【あらすじ・ネタバレ解説・第19話】

スポンサーリンク

密室にくさや

古畑任三郎S2E6「VSクイズ王」のあらすじとトリック解説です。クイズ王の千堂(唐沢寿明さん)が犯人です。

あらすじ

クイズ王の千堂はクイズ番組で不正をしようとして、テレビ局の衣裳部屋の中で誤って番組スタッフを殺害してしまいます。
殺害現場から逃げようとする千堂でしたが、衣装部屋の外には人がいました。そこで千堂はある方法で部屋から逃げ出し、犯行現場を密室にします。

犯行現場からうまく立ち去った千堂でしたが、古畑に密室トリックを見破られ、さらに、殺害現場にいたことも証明されます。

登場人物(キャスト)

主な登場人物をまとめます。千堂の本業はタレントではなく、学習塾の経営者です。

名前 キャスト 説明
千堂謙吉 唐沢寿明 犯人
クイズ王
沼田 伊集院光 被害者
衣装係
犯人

千堂謙吉(せんどう・けんきち):テレビのクイズ番組『クイズ王』でチャンピョンになった男。ただし、やらせが含まれる。
答えを事前に知っておきながら、クイズに答えるという完全なやらせではない。収録直前にヒント(問題の出題傾向)を教えてもらい、短期間でそれにまつわる情報を準備するというものである。番組の途中で知るはずのヒントを事前に伝えられているというのはやらせだが、全体的にグレーな感じに仕上げているのが、なんとも小賢しい。

番組側と出演者である千堂は協力関係にあったが、○○砲みたいな感じでやらせがリークされてしまう。そんなわけで、番組側はあらかじめヒントを教えるのをやめる。はしごを外された千堂は、それでもチャンピョンの座を守るため、ヒントを知る衣装係を説得しようとして失敗。運悪く殺してしまう。
千堂が仕掛けたトリックはいわゆる密室トリックで、事故死にみせるというものだった。施錠された誰もいない部屋で被害者が死んでいた、と思いきや実は犯人が室内に隠れていたというトリックである。発見者達が死体に注目しているうちに、こっそり移動して、こっそり集団の最後尾に紛れ込むみたいなパターンで、その具体的なバリエーションは様々と思われる。

トリック解説

犯人の千堂はスタッフ殺しを事故死に偽装するため、部屋を密室にします。簡単にいうと部屋の中に犯人が残っていたという密室トリックです。

密室トリック

千堂は犯行現場が衣裳部屋であることを利用し、別々の店で出前を3件注文。そして、出前持ちに変装しています。
3人の出前が衣裳部屋にやってきますが、部屋は施錠されており、ノックしても返答はありません。すると、ちょっとした騒動が起こります。衣裳部屋が開けられると、死体が発見させ現場は混乱状態になります。このとき、千堂は出前の恰好で現場から立ち去ります。

出前の注文は3件でした。そのため、死体発見直前、衣裳部屋の前にいる出前持ち(岡持を持っています)が3人映っています。しかし、部屋の中に入ると、出前持ちが4人に増えています。

くさや

出前の衣装を身に着けていても、顔まで隠していると不自然なので、千堂は部屋にくさやの匂いを充満させます。これにより、ハンカチで顔を隠していても不自然ではない状況をつくります。

犯人のミス

古畑が犯人の偽装を暴く手掛かりとなります。

がんもどき

千堂は古畑にがんもどき入りの弁当を食べたと話しますが、千堂の弁当には特注でがんもどきは入っていませんでした。

被害者の食事制限

死んだスタッフは大柄な男性でしたが、食事制限をしていました。そのため、被害者の出前を3件も頼むという行動は不自然です。

赤穂浪士の衣装

衣裳部屋にあった赤穂浪士の衣装が綺麗に並べられていました。
死んだ衣裳担当のスタッフがそのようなことをするはずはなく、さらに、事件の前までは雑に並べられていました。そのため、死んだスタッフ以外の誰かが衣裳部屋にいたことになります。

赤穂浪士をすべて暗記しているなら可能ということで、古畑は最初の聴取で犯人にそれとなく確認しています。

衣装の紛失

千堂は衣裳部屋にあった出前持ちの衣装を拝借し、殺人現場から逃げています。しかし、出前持ちの衣装を使う予定だった漫才コンビがいたため、衣装の紛失が発覚します。

どうらん

千堂のハンカチにはどうらんが付着していました。古畑は千堂とゲームをしたとき(千堂が水を吐き出したとき)、ハンカチのどうらんに気付いています。

古畑の罠

古畑は千堂が出前持ちに変装して逃走したことを見破りましたが、決定的な証拠ではないと反論されます。

そこで古畑は衣裳部屋に置いてあった架空の新聞の内容をクイズにして出題し、千堂に答えさせます。そのクイズの答えを知っているということは、事件があったときに衣裳部屋にいたことを証明することとなり、千堂は捕まります。

感想

スポットライトを浴びた古畑が「録画している人はラッキーです」と視聴者に語ります。見返してみると、出前持ちが本当に増えていて、とても驚きます。
最後の問題に登場した『ファルコンの定理』は、「笑うカンガルー」でもキーポイントになっています。

この記事のまとめ

古畑任三郎のVSクイズ王について、ネタバレありであらすじをご紹介しました。

項目 内容
殺人の計画性 なし
偽装工作 事故死偽装
ミス 赤穂浪士の衣装
動機 (過失致死)
凶器 (突き飛ばし)
トリック 出前密室トリック
古畑の罠 クイズ

犯人はクイズ番組で優勝しようとして、誤って殺してしまいます。そのため、クイズで勝つ、というのが動機と言えます。

番組情報

項目 内容
脚本 三谷幸喜
監督 関口静夫
演出 松田秀知
長さ 46分
放送 1996年
1月24日(水)
スポンサーリンク

関連記事

タイトルとURLをコピーしました