アストリッドとラファエル5文書係の事件録・第3話「マンダラ(Mandala|マンダラ)」のあらすじ、トリック、ネタバレ解説です。シリーズ通算36話目です。
バシェール警視正の親友がみる悪夢、28年前の殺人事件、チベット寺院での再捜査、僧侶の転落死などなどが登場します。
あらすじ
バシェール警視正の親友であるマキシム・リヴィエールが相談に訪れる。マキシムは何ヶ月も同じ悪夢に悩まされており、その悪夢では、頬に傷のあるチベット僧が殺害されるという。アストリッドはそれが1996年5月20日に実際に起きた殺人事件と酷似していると指摘。なんとも不思議なことに、その日はマキシムの誕生日だった。
警視正は、ラファエルとアストリッドをパリ郊外にあるドルジェ寺院へ案内する。28年前、寺院ではノルブという人物が殺害されていた。その事件は解決済みだったが…、アストリッドが寺院内の書庫で凶器のチャクプル(チベット仏教の法具)を発見する。この凶器から殺害現場は書庫だったことが判明し、再捜査が開始される。

©JLA Productions,France Télévisions,BE-FILMS
登場人物
- マキシム・リヴィエール
バシェール警視正の親友。悪夢に悩まされる - ノルブ
1996年に殺害されたチベット僧。中毒者の犯行と断定されていた - ナクチュ
1996年当時のドルジェ寺院責任者 - ギャンツェ・リンポチェ師
現在のドルジェ寺院責任者 - ロデン
ドルジェ寺院の僧 - トクメ
ドルジェ寺院の僧 - トゥルク・リンパ
チベットの高僧 - オロール・バイユール
マキシムの母親
ネタバレ
ラファエルとニコラは、事件当時寺院にいた僧侶たちに聞き込みを行い、当時の責任者ナクチュが寺院への立ち入りを禁止し、誰かを匿っていたという情報を得ます。その後、ナクチュと秘密を共有していたと思われるロデンが、寺院内で何者かに突き落とされ転落死する事件が発生します。
ノラの調査により、被害者のノルブがチベットからの亡命者ではなく、過去にチベット人を弾圧した中国人であり、中国政府のスパイとしてドルジェ寺院に潜入していたことが判明します。彼の目的は、チベットの高僧トゥルク・リンパの生まれ変わりとされる子供を見つけ出し、暗殺することでした。
アストリッドは資料の中からノルブが探していた子供とその母親が、マキシムとその母オドレイ(旧姓:オロール・バイユール)であることを突き止めます。28年前、ナクチュとロデンは命を狙われていたマキシム親子を寺院の書庫に匿っていました。オドレイは、書庫でノルブ師に襲われた息子を守るために、チャクプルで彼を刺して逃げたと告白します。しかし、その時点ではノルブはまだ生きていました。
ノルブ師に致命傷を与えたのは、彼を父親のように慕っていた僧侶のトクメでした。負傷したノルブから子供を殺すよう命じられたトクメは、動転してノルブを殴殺してしまいます。
ロデンは今回の事件で事情聴取を受けてトクメの犯行に気付き、口封じのために屋上から突き落として殺害されています。ロデン師は死の直前、寺院で作成された「マンダラ」に犯人を示す暗号を残しており、アストリッドがその暗号を解読したことで事件は解決へと導かれます。
事件以外の内容は下記の通りです。
- アストリッドは発作の再発をウィリアムに打ち明け、ラファエルもその事実を知る
- テツオは日本への一時帰国を決意
- テツオはアストリッドに愛を伝えるが、アストリッドはうまく応えられない
- ラファエルの助言を受け、アストリッドは出発当日にテツオに愛を伝える
- テツオは「必ず戻る」と約束して旅立つ
- ラファエルは流産の悲しみを乗り越えようと平気を装っていたが…ニコラに本心を打ち明ける
- ラファエルの家に10年ぶりにラファエルの母親が現れる
感想
ラファエルの母親が登場します。シーズン初登場?でしょうか。たぶん出てきていなかったと思うのですが、確かラファエルの姉は登場していましたね。母親いたんだ、とちょっと思ってしまいました。湧いて出てくるわけではないので、当然いるんですが。

