マースドン荘の惨劇・あらすじ・ネタバレ解説【名探偵ポワロ25】

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名探偵ポワロ・第25話

名探偵ポワロ「マースドン荘の惨劇(The Tragedy at Marsdon Manor)」のあらすじ、トリック解説です。
幽霊屋敷と呼ばれるマースドン荘で主人であるジョナサンが死亡する事件が発生します。

あらすじ

探偵小説の結末探しを本当の事件と勘違いした名探偵ポワロは125マイル(200km、おおむね東京から静岡の距離)離れた依頼者を訪ね、その事実を知らされる。
すこぶる機嫌の悪いポワロが帰路についたとき、幽霊屋敷で有名なマースドン荘で死体が発見される。

死んでいたのはマースドン荘の主人だった。外傷はなく、胃潰瘍を患っていたことから自然死と考えられるが、ポワロは死体が引きずられたことに気付く。どうやら、主人には多額の保険金がかけられているようだった。

他殺として捜査するポワロは地元の医師を訪ね、そこで、クロロホルムの瓶がなくなっていることを知る。
盗まれたクロロホルムが使われ、被害者の妻が殺されかける。一命を取り留めた被害者の妻は、以前から、寝室の鏡をつたう血、女の顔、笑い声など、屋敷の幽霊に悩まされているようだった。
主人の死にも幽霊が関係している、そう考えている様子の妻に対して、ポワロは温かく接する。

登場人物

ポワロ、ヘイスティングス中尉、ジャップ警部以外の登場人物です。

  • ジョナサン・マルトラバース
    被害者。マースドン荘の主人。カラスを撃つことがある
  • スーザン・マルトラバース
    ジョナサンの妻。絵を描いている
  • ローリンソン
    秘書
  • アンドリュー・ブラック
    大尉。ケニア土産の木彫りの魔除けを新聞紙にくるんでスーザンにプレゼントする。二週間分の宿賃を払ったにも関わらず、すぐに、町を離れてしまう

注目のシーン

絵に隠された秘密…。

絵の秘密

©Agatha Christie Ltd, ITV BBC

幽霊が犯人ということはありませんが、幽霊話には隠された秘密があります。これは、マルトラバース氏殺害とも関係しています。
死んだマルトラバース氏は胃潰瘍でした。死体は吐血しており、血をのどに詰まらせ亡くなったようにもみえます。田舎のため、すぐに検死することはできず、仔細な死因は不明のままとなります。

幽霊の謎

スーザンは幽霊をみているようです。女の顔、笑い声、そして、寝室にある鏡台の鏡を、血がつたい落ちるのを目撃しています。

手掛かり・伏線

事件の謎を解くヒントです。

証拠

現場に残された証拠などです。

  • 引きずられた跡
    被害者の靴のかかとに、泥が付いていました。草の上には筋があり、これらのことから、死体が動かされた、とポワロは推理します。

  • 被害者が座っていたとされる石のベンチ付近に、卵が落ちていました。なぜ卵が地面に落ちているのかが、重要なポイントのようです。

  • ジョナサンは、午前中に殺されました。そのとき、妻のスーザンは絵を描いていました。実は、この絵には、おかしな部分があります。

真相(ネタバレ注意)

犯人は妻のスーザンです。保険金目当てでした。

凶器はカラス撃ちライフルです。犯人はライフルを被害者の口に入れ、脳めがけて発砲しました。カラス撃ちライフルの弾は小さいため、頭部を貫通することはありません。

  • 落ちた卵
    犯人のスーザンはライフルを隠そうとして、卵を落としていました
  • アリバイ崩し
    スーザンの絵は、影が右から左に伸びています。もしも、午前中に絵を描いていたのなら、影は左から右に伸びていなければなりません。
    つまり、絵は、あらかじめ用意されていたと考えることができます

お化けの話はすべてスーザンの嘘です。彼女は幽霊話で夫をおびえさせショック死させようとしていました。鏡の血も、本物の血ではなくペンキで、すべて彼女の自作自演です。そんな、スーザンのショック死計画は失敗に終わります。しかし、たまたま見かけた新聞にカラス撃ちライフルで人を殺すという記事を見かけ、実行します。記事が載っていたのはブラック大尉の不気味な魔除けをくるんでいた、あの新聞紙でした。

結末

宿屋の主人と血の色のペンキを使って、犯人をうまく自供へと追い込んだポワロは、地元の蝋人形ミュージアムを再び訪れ、すべての真相を語ります。
※行き詰った探偵小説の結末もちゃんと見出しました

感想

怖い話でショック死というのは、面白いです。現代風でいうならば、テレビやYoutubeの心霊動画をみせて、お化けに変装して驚かせる、みたいな感じでしょうか。
恨まれる可能性はありますが、さすがに、死にはしないと思ったりもします。心臓の弱い方には、あり得るのかもしれません。

この記事のまとめ

名探偵ポワロ「マースドン荘の惨劇」のあらすじ、真相をご紹介しました。このエピソードは英国放送順で第25話です。

  • ポワロは探偵小説を事件を実際に起きた事件と勘違いしてとある田舎町を訪れる。その町のお屋敷で偶然にも殺人事件が発生する
  • 被害者は自然死と判断されるが引きずられた痕跡など、他殺を匂わせる証拠もみつかる
  • 被害者は他殺で犯人は被害者の妻のスーザンだった。犯人は幽霊話を利用して夫をショック死させようとしていたが失敗。たまたま新聞でカラス撃ちライフルによる殺人事件の記事をみかけ、これを模倣していた。カラス撃ちライフルは弾が小さく、田舎のため検死が進まないという状況も相まって、自然死と判断されていた
項目 内容
監督 レニー・ライ
Renny Rye
脚本 デビッド・レンウィック
David Renwick
原作 アガサ・クリスティ
Agatha Christie
制作 LWT (現ITV)

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