古畑任三郎vs松本幸四郎|すべて閣下の仕業【あらすじ・ネタバレ解説・37話】

古畑任三郎特別版【古畑任三郎】

古畑任三郎SP5・通算37話目『すべて閣下の仕業』では中南米のとある国で日本特命全権大使を務める黛竹千代(九代目松本幸四郎さん)が犯人です。この記事では、あらすじや登場人物、トリックなどを解説しています。

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あらすじ

外交官の黛竹千代は地元企業との癒着を公表されそうになったため、秘書の川北を殺害します。黛は川北の死体を隠し、さらに、自ら脅迫状を書くことで、誘拐殺人を偽装します。しかし、旅行中にパスポートを猿に盗まれて大使館を訪れていた古畑任三郎に、内部犯の可能性を指摘されます。焦った黛は使用人のガルベスが脅迫状を書いたように仕込み、ガルベスに罪を着せようとします。しかし、ガルベスは絶対に脅迫状を書くことができない人物でした。

項目 内容
脚本 三谷幸喜
監督 関口静夫
矢吹東
演出 河野圭太
長さ 128分
放送 2004年
1月3日(土)
視聴率 20.0%

最初のセリフ

Grasiasgは『ありがとう』、Adiosは『さようなら』、Un Conac,Por favorは『コニャックを一杯ください』。そして、Estas arrestado…『あなたを逮捕します』

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登場人物とキャスト

主な登場人物をまとめます。

名前 キャスト 説明
黛竹千代 松本幸四郎 犯人
大使
川北 及川光博 被害者
秘書
ガルベス 使用人

犯人

黛竹千代(まゆずみ・たけちよ):南米の日本大使館に駐在する大使。具体的な国名は不明。最後は拳銃で自ら命を絶つ。

トリック解説

殺人に計画性はありませんが、罪から逃れるため、秘書の殺人を誘拐殺人に偽装します。

誘拐偽装

犯人の黛は秘書の川北が地元の過激派に誘拐され、殺されたようにみせようとします。偽装工作のため、自分で脅迫状を書き、金を要求。実際に金を用意し、部下を引き渡し場所へ向かわせます。誘拐犯は黛のため、引き渡しは必ず失敗します。川北の死体は大使館の冷蔵庫に隠します。冷蔵庫はウォークインタイプでとても広いです。

犯人は誘拐と川北殺害の罪を使用人のガルベスになりつけるため、脅迫状を書いたタイプライターにガルベスの指紋をつけます。そして、新たに書いた脅迫状とタイプライターをガルベスの部屋に置きます。さらに地元の警察に大使館を調べさせ、タイプライターを発見させます。

犯人のミス

古畑が犯人の偽装工作に気付くきっかけや、真相を突き止める手掛かりなどです。

  • 脅迫状の文面:黛はスペイン語が全く得意ではありませんでした。そのため川北誘拐の脅迫状を書くために、20年前の誘拐事件に使われた脅迫状の文面をそのままコピーします。20年前の事件は冬だったため、身代金の引き渡し人は夏場に黒いコートを着ることになります。
  • コック解雇とピザ:川北の死体を冷蔵庫に隠したため、冷蔵庫に近づく人物を排除する必要がありました。これが原因で突然コックを解雇する、ピザを食べたいと言った夫人に声を荒げるなど、不自然な行動をとることになります。
  • 棚の鍵:黛は川北が持っている鍵をどうやって手に入れたのかと尋ねられ、川北の机に置いてあったと答えます。このことから古畑は川北が大使館に入った後に(大使館に入って鍵を置いた後に)襲われたと推理します。
  • パクチー:川北の死体にはパクチーがついており、死体は冷蔵庫に隠してあったと推理されます。

ガルベス(田中要次さん)は日本人でした。スペイン語は一切話せず、読み書きもできません。仕事を得るため、現地人のように振舞っていました。つまり、ガルベスにスペイン語で脅迫状を書くことは絶対にできません。
ガルベスがスペイン語を理解していないということは、下記の出来事から推察できます。

  • たくさんのサラダ
    ガルベスはスペイン語がわからないため、メニューが読めませんでした。そのため、親の仇のようにサラダを注文してしまいます
  • ジョークで笑っていない
    ガルベスは、赤い洗面器の話などのジョークで一切笑っていません

古畑の罠

ガルベスの部屋から見つかった脅迫状の内容は犯人でなければ知り得ない情報です。それにも関わらず黛はどんな文章だったかを一言一句たがわずに暗唱します。

感想

「旅先で殺人事件に遭遇する星のもとに生れた」と自虐する古畑がおもしろいです。

項目 内容
殺人の計画性 なし
偽装工作 誘拐殺人に偽装
ミス パクチー
動機 口封じ
凶器 鈍器
トリック
古畑の罠 脅迫状の文章
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