古畑任三郎vsSMAP【あらすじ・ネタバレ解説・25話】

SP3「古畑任三郎vsSMAP」のあらすじとトリック解説です。SAMPの中居正広さん、木村拓哉さん、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが犯人として登場します。

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あらすじ

草彅剛はおじが起こした事故をネタに、富樫明男に強請られていました。SMAPのメンバーは草薙を強請から解放するため、全員で富樫を自殺に見せかけて殺害します。それぞれアリバイをつくるはずでしたが、草彅の行動によって計画が狂い、これが原因となってアリバイ工作は破綻します。最後は古畑の罠によって、殺人現場にいなければ知り得ない情報を木村拓哉が口走り、全員逮捕されます。

項目 内容
脚本 三谷幸喜
監督 関口静夫
演出 鈴木雅之
長さ 90分
放送 1999年
1月3日(日)
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登場人物(キャスト)

主な登場人物をまとめます。

名前 キャスト 説明
スマップ スマップ 犯人
アイドル
富樫明男 宇梶剛士 被害者
スタッフ
前田 宇梶剛士 マネージャー
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犯人

スマップ:アイドル。スマップがスマップとして登場。動機は草彅剛に関するいざこざで、他4名は協力者という立場である。とはいえ、全員で犯行に及び、分け隔てなく冨樫を殺している。もともと、明らかな動機をもつ草薙は実行犯に加えらていなかったが、どうしてもということで、急遽実行犯に加わる。スマップ一同はそれぞれアリバイ工作をしていた。草薙に確実なアリバイがあり、もしも倒叙形式ではなかったら、結末は『スマップ全員が犯人だった』ということになりそう。
草薙を除き、他のメンバーは第三者ではなく、互いにアリバイを証言するような関係になっている。そして、基本的には嘘をついている。動機はあるけど強固なアリバイもある草薙と、動機はないけどアリバイはそこそこの木村、中居、稲垣、香取という感じで、ここに、スマップは仲が悪いみたいな設定が入れば、真相に辿り着くのは難しそうである。ネタバレになってしまうので詳しくは書けないが、あの作品に似ている。

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最初のセリフ

新年あけましておめでとうございます。早速ですが「三本の矢」の話をご存じでしょうか。戦国武将毛利元就はこんなことを言いました。「矢は一本一本は非常に折れやすい、しかしそれが三本集まれば折れることは無い」と。
やってみましょう。
(机の上に置かれた3本に束ねた矢を簡単に折る)
4本ではどうでしょうか。
(4本に束ねた矢を力を込めながらも折る)
では、5本ではどうでしょうか。
(力を込めるがなかなか折れない)
ちょっとお待ち下さい……、今泉君、足。
(今泉の膝を使い勢い良く折る古畑、苦痛で表情が歪む今泉)
問題はですね、矢の数では無いんです。要は、誰が折るかと言う事で……。

5人集まっても、折れるときは折れるということです。

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暗転のセリフ

スマップの5人は力を合わせて憎むべき強請屋をこの世から葬りました。確かに同情すべき点は多い。しかし犯罪は犯罪です。残念ながら今回は決定的な証拠はありません。そういう場合は犯人に自供してもらいましょう。5人全員は無理でも1人を落とすことは簡単な事です。
実はこれからちょっとした罠を仕掛けてみようと思います。問題はですね、ターゲットを誰にするか。誰ならば一番簡単に口を滑らせてくれそうか。責任感の強い彼か(中居)?悩める青年か(草薙)?個人主義の彼か(稲垣)?一見お調子者のムードメーカーか(香取)?それとも挑戦的なこの男か(木村)?私……はい、古畑任三郎でした。

スマップを追い詰めるために、古畑がメンバーの誰かに罠をかけようとしています。

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トリック解説

SMAPは強請り屋の富樫を自殺にみせかけて殺します。

アリバイ工作

富樫殺害をSMAP全員で実行するため、それぞれがアリバイ工作を用意します。なお、富樫が死んだ場合、草彅が疑われる可能性が高いため、富樫殺害には加わらない予定でした。

香取慎吾

木村と香取の喧嘩し、香取はある部屋に閉じ込められます。犯行時刻香取は部屋に閉じ込められていたというアリバイです。なお、部屋の鍵は中居が所持しています。ふたりの喧嘩は芝居で本当に喧嘩していたわけではありません。

木村拓哉と中居正広

木村と香取の喧嘩が原因となり、今度は木村と中居が揉めます。ふたりは話し合うため、会場の一室にこもります。室内で言い合っているようにみせるため、予め録音していた音声をラジカセで流します。

稲垣吾郎

稲垣はコンサートで「フラメンコを踊るはずだったが愛用のカスタネットが壊れたため、急遽、タップダンスを披露することになった」という筋書を用意し、タップダンスの練習に集中するため、一人で部屋にこもります。

草彅剛

草彅は木村と香取の喧嘩で破られた衣装を直すため、衣裳担当のスタッフと一緒にいる予定でした。

自殺偽装

SMAPは、富樫を自殺に偽装するため、エレベーターの上に乗り移動します。殺害後、空き部屋の出入口に鍵をかけることで、密室を作り出します。
SMAPは、富樫を殺すため、まず、富樫をスタッフとして雇うように、口を利きます。犯行当日、富樫が単純作業(紙吹雪の作成)をするように仕込みます。そして、富樫を空き部屋へ誘導し、一人きりで作業させます。

犯人のミス

犯人であるSMAPのメンバーはミスを犯します。これらのミスが、古畑を真相へと導くヒントになります。

領収書

香取は、富樫に自殺用のロープを購入させます。この時、富樫は領収書を受け取っていました。自殺する人間が領収書を受け取るのは不自然なので、古畑に違和感を与えます。

草彅のアリバイ

実行犯は、中居、木村、稲垣、香取の計画でした。残る草彅は、スタッフと衣装合わせをして、完璧なアリバイを作るはずでした。
しかし、草彅が、どたん場で中居らと合流し、アリバイ工作の計画が狂います
草彅のアリバイについて、ある部屋に閉じこもっていた香取が窓から草彅の姿をみた、という内容を捏造します。実際は、窓の目の前に車が停車していたため草彅の姿はみえるはずがありませんでした。

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古畑の罠

富樫は、空き部屋で紙吹雪を作っていました。古畑は、この紙吹雪が、草彅が着ていた服に残っていると嘘をつき、三角形に切られた紙を仕込みます。三角形に切られた紙吹雪をみて、木村が富樫は四角形に切っていたと口をすべらせます。富樫が四角形の紙吹雪をつくっていたことは、犯行現場に行かなければ知り得ない情報です。木村と香取が、指紋をつけるため犯行現場を訪れた時、既に紙吹雪はなくなっています。

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感想

草彅の意志が原因で崩れていくアリバイ工作、紙吹雪の罠など、ミステリーとしての面白さだけではなく、SMAP全員の活躍も楽しめる作品でした。古畑任三郎のエピソードには、犯人が走って現場へ向かうというシチュエーションが多いと思います。ちなみに刑事コロンボで、犯人が走るというエピソードは一つだけでした。

最後にドラマの内容を、殺人の計画性、偽装工作、犯人のミス、動機、凶器、トリック、古畑の罠で簡単にまとめます。

項目 内容
殺人の計画性 あり
偽装工作 自殺を偽装
ミス 草彅のアリバイ
動機 強請り
凶器 ロープ
トリック エレベータの上
古畑の罠 紙吹雪
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