まだらの紐|あらすじとネタバレ解説【シャーロック・ホームズの冒険06】

シャーロック・ホームズ

まだらの紐(The Speckled Band)」のあらすじ、登場人物、真相などをまとめています。依頼人の姉が死に際につぶやいた“まだらのバンド”の意味とは?

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あらすじ

サリー州に住むヘレンは、邸宅で寝ている時に妙な口笛が聞こえたため、身の危険を感じ、シャーロック・ホームズに調査を依頼します。ヘレンには姉がおりましたが、2年前に謎の死を遂げており、死ぬ直前、妙な口笛が聞こえると話していました。ヘレンは、邸宅の工事で、仕方がなく、姉の死んだ寝室で寝ていたところ、死んだ姉と同じように口笛を耳にします。
ヘレンの邸宅には、厄介者の義父が住んでおり、義父は、インドのヒョウやヒヒを放し飼いにし、ロマも野営させていました。
ヘレンの姉は、死に際に「まだらのバンド」と叫んでおり、その意味や義父との関係、姉の死因など、何もかもが不明のままでした。そんな不可解な事件の依頼を受けたホームズは、姉が死んだ部屋や、隣の義父の部屋などを調べ、まだらのバンドの正体に気付きます。

小説では、ヘレンには双子の姉がおり、その姉が亡くなります。また、ヒョウではなくチーター、ロマではなくジプシーなど、翻訳によって、細かな違いがあります。

項目 内容
原作 まだらの紐
(短編)
No. シーズン1
第6話
放送日 1984/05/29
(火曜日)
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登場人物

ホームズ、ワトソン以外の主な登場人物です。

  • ヘレン・ストーナー:今回の依頼人。
  • ジュリア・ストーナー:ヘレンの姉。2年前、結婚の直前に死亡。
  • グリムズビー・ロイロット:ストーナー姉妹の義父。

事件のまとめ

まだらのバンドの正体が大きな謎です。ワトソンはロマのことではないかと話しています。ヘレンの姉が寝ていた寝室は密室でした。扉には鍵がかけられ、窓は完全に閉まっており、他に人が通れるような出入口はありませんでした。殺人であるとすれば、犯人は、どうやって姉を殺害したのか、という疑問が残ります。
英語のbandは紐という意味だけではなく、一団という意味もあります。原題Speckled Bandでは、紐なのか一団(ロマのこと)なのかわかりません。日本語の場合は、紐という意味のバンドと頭に巻くバンドで二つの意味を持たせる場合があります。まだらのバンドが、紐なのか、ロマが巻いているバンド(スカーフ)なのか、わからないという仕掛けです。

ネタバレ

ヘレンの姉は義父のロイロットにまだらのバンドを使って殺されました。まだらのバンドはインドの毒蛇です。義父は、まだらのバンドを使って、ヘレンの姉を殺害。結婚しようとしていたヘレンも、殺害しようとします。つまり、密室トリックは蛇を寝室に侵入させ、殺害するというものでした。主な伏線は下記の通りです。

  • 小さな通気口:姉が死んだ寝室の隣は、義父の寝室です。小さな通気口は、蛇の通り道でした。姉が義父の葉巻に悩まされていた、というのが伏線になっています。通気口があったため、煙が姉の部屋にも流れていました。
  • 使えない呼び鈴:姉の寝室には、使えない呼び鈴がありました。これも蛇の通り道でした。
  • 固定されたベッド:姉の寝室のベッドは床に固定されていました。蛇が、通気口から呼び鈴の紐を通ってベッドに辿り着くようにするため、ベッドを動かないようにしていました。
  • 口笛:蛇を扱うために、口笛が使われました。
  • 金属の音:蛇は義父の部屋の金庫に隠されていました。姉が行っていた音は、義父が金庫を閉める音でした。

動機は金です。義父と姉妹は、姉妹の母が残した遺産で暮らしおり、義父が遺産を管理していました。姉妹が結婚すると、遺産の一部は姉妹のものとなり、義父の手元に残る遺産が減ります。そこで義父は、遺産を全て自分のものにするため、結婚しようとする姉を殺し、妹もおなじ手口で殺害しようとしました。

結末

ホームズは侵入した毒蛇を追い返します。毒蛇を操っていた義父は、戻ってきた毒蛇に襲われ命を落とします。

感想

動物を使うという密室トリックでした。

項目 コメント
依頼 変死の調査
犯人 ロイロット
ダイイング・メッセージ『まだらの紐』の意味
(密室の謎)
トリック 凶器に毒蛇
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