死して償え~白骨は語る!右京の奇策・あらすじ・ネタバレ解説【相棒シーズン24第2話】

死して償え~白骨は語る!右京の奇策』は2025年10月22日に放送された相棒season24の第2話です。初回拡大スペシャルの後編として、人間国宝の講談師・瀧澤青竜(片岡鶴太郎)の屋敷から発見された白骨の謎と、15年前に起きた死刑囚の冤罪疑惑に、特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が挑みます。

スポンサーリンク

あらすじ

人間国宝の講談師・瀧澤青竜の屋敷に内弟子として潜入した右京は、土蔵から白骨死体を発見する。一家は弟子の呉竜(青柳尊哉)が「強盗を殺害し埋めた」と自白するが、右京はその供述に嘘を見抜く。一方、この事件が15年前に青竜の息子・乙彦を殺害した罪で死刑判決が下された田埜井肇(菅原卓磨)の冤罪に繋がる可能性があると、ジャーナリストの野々宮恵子(細川直美)や亀山美和子(鈴木砂羽)も動き出す。しかし、その裏で検事総長・臥龍岡詩子(余貴美子)は、なぜか田埜井の死刑執行を急がせていた。迫るタイムリミットの中、特命係は二つの事件を結びつける驚愕の真相にたどり着く。

スポンサーリンク

登場人物

  • 瀧澤青竜(片岡鶴太郎)
    人間国宝の講談師。家族と弟子を守るため、15年間ある重大な秘密を隠し続けてきた。
  • 重松美沙子(阿知波悟美)
    青竜の妻。夫や娘と共に秘密を共有。
  • 野々宮恵子(細川直美)
    ジャーナリスト。死刑囚・田埜井肇と獄中結婚し、冤罪の再捜査を依 頼。
  • 瀧澤青蘭(しゅはまはるみ)
    青竜の娘で講談師。本名・重松美羽耶。薫に激怒する場面も。
  • 瀧澤呉竜(青柳尊哉)
    青竜の弟子。師匠一家を守るため、偽りの自白をする。
  • 重松乙彦(前田峻輔)
    青竜の息子。15年前に殺害されたとされる。外面は良いが、内弟子をいじめるなどの裏の顔があった。
  • 瀧澤光竜(中林大樹)
    青竜の弟子。乙彦の内弟子いじめの実態を右京と薫に伝える。
  • 田埜井肇(菅原卓磨)
    乙彦殺害の罪で服役中の死刑囚。冤罪を訴えている。
  • 臥龍岡詩子(余貴美子)
    検事総長。特命係の捜査を後押しするかに見えたが…裏では死刑執行を推進する。その真意は、日本の司法制度を揺るがす過激な思想にあった。
  • 杉下右京(水谷豊)
    警視庁特命係の警部。今回は講談師「瀧澤京竜」として潜入。事件の真相を講談で語るという離れ業を見せる。
  • 亀山薫(寺脇康文)
    右京の相棒。持ち前の熱血ぶりで捜査にあたる。講談師の娘・青蘭に接近する 。
  • 伊丹憲一(川原和久)
    捜査一課刑事。右京に嫌味を言いつつも、さりげなく協力。
  • 角田六郎(山西惇)
    組織犯罪対策部の課長だったが、組織変更で刑事部に所属。右京たちと行 動を共にすることも。
  • 社美彌子(仲間由紀恵)
    警察庁広報課長。特命係に情報提供し、死刑執行を阻止に尽力。
  • 甲斐峯秋(石坂浩二)
    元警察庁長官官房付。特命係に協力を惜しまない。
  • 亀山美和子(鈴木砂羽)
    薫の妻。ジャーナリスト・野々宮恵子と共に取材を行う。
  • 小手鞠(森口瑤子)
    小料理屋「こてまり」の女将。
スポンサーリンク

ネタバレ

白骨の正体は、呉竜が殺した強盗ではなく、蔵に住み着いていた物乞いでした。そして、その物乞いを殺害したのは、瀧澤家の息子・乙彦です。物乞いを殺害した乙彦は、罪の意識にさいなまれ、自ら命を絶ちます(切腹を図った後、首を切って自殺)。これが15年前に起きた殺人事件の真相で、実は自殺でした。青竜ら家族は、乙彦の日記を発見し、彼が物乞いを殺して自殺したことを知ります。しかし、人間国宝である自らの名誉と、息子の評判を守るため、真相を隠蔽。田埜井が冤罪と知りながら15年間沈黙を続けていました。
乙彦から壮絶ないじめを受けていた元弟子・田埜井が、事件の夜、瀧澤家に盗みに入ったのは事実です。そこで見たのは、血の海の中で息絶えている乙彦の姿でした。そして、田埜井は積年の恨みから、すでに死んでいた乙彦の遺体を滅多刺しにしました。彼の罪は強盗殺人ではなく、窃盗未遂と死体損壊だったわけです。

検事総長の臥龍岡詩子は、かねてからの死刑制度廃止論者でした。彼女は「無実の人間が処刑される」という取り返しのつかない事態をあえて引き起こすことで、世論を死刑廃止へと傾けさせようと画策。その荒療治のために、田埜井の冤罪の可能性を知りながら死刑執行を推し進めていました。亀山が一種のテロだと糾弾した通り、彼女の行動は国家を私物化した恐るべきものでした。

スポンサーリンク

感想と考察

  • 右京の講談シーン
    水谷豊さんが約6分間にわたり、事件の真相を講談調で語るシーンは圧巻でした。視聴者さんの声としても、絶賛の嵐だったようです。「内弁慶の肝っ玉はビー玉サイズ」といった名調子もおもしろかったです。
  • 「講釈師、見てきたような嘘を言い」
    講談師一家が嘘を重ねる構図は、まさにこの言葉を体現しており、特命係との心理戦を見事に描き出していました。
  • 検事総長の狂気
    死刑制度の是非を問う重いテーマを扱いながら、その手段として「犠牲もやむなし」とする臥龍岡詩子の思想には、強烈なインパクトがありました。権力の裏側の怖い話でした。テロリストの犯行声明というのも印象に残ります。
スポンサーリンク

余談

  • 角田課長の部署異動
    薬物銃器対策課が刑事部に統合されたことで、角田課長(山西惇)が内村刑事部長(片桐竜次)の命令系統下に。早速呼び出されてごり押しされる姿や、「臨時特命課長」を名乗るシーンが登場しました。
  • 珍しい「暇か?」
    いつもは角田課長が特命係に言う「暇か?」を、今回は青竜の妻・美沙子に吐き捨てられ、タジタジになる珍しいシーンがありました。
  • こてまりの舟盛り
    小料理屋「こてまり」で豪華な舟盛りが出され、亀山くんが「ギョギョ!」と驚くシーンが挿入されました。
  • 相棒24第3話
    次のエピソードとなる第三話には加藤清史郎さん演じる元・戸籍のない青年「高田創」が警察官となって再登場します!初登場となった『少年A・相棒シーズン16第19話』についてはこちらにまとめています。
スポンサーリンク

関連記事

タイトルとURLをコピーしました