相棒|歴代相棒徹底解説【亀山薫・神戸尊・甲斐享・冠城亘のプロフィールやラストなど】

国民的刑事ドラマ『相棒』シリーズは、杉下右京という孤高の刑事を支え、時にぶつかり合いながらも数々の難事件を解決に導いてきた歴代の「相棒」たちの存在が、物語に深みと彩りを与え続けています。この記事では、そんな愛すべき歴代相棒たちのプロフィール、杉下右京との関係性の変化、そして彼らがシリーズに残した足跡をまとめています。

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初代&五代目相棒:亀山薫

杉下右京の初代、そして奇跡の5代目相棒である亀山薫は、その熱血漢な性格とワイルドなスタイルで多くのファンを魅了しました。

  • 生年月日:1966年7月23日
  • 階級:巡査部長
  • 性格:根がまっすぐな熱血漢で、考えるより先に体が動く肉体派。嘘をつくのが苦手で、ごまかそうとすると敬語になってしまう愛すべき一面も持ち合わせています。
  • 服装:フライトジャケットにカーゴパンツというワイルドな装い。
  • 趣味:コーヒー党で昆虫好きという意外な一面もあります。
  • 苦手なもの:ひじきとアンパン。

杉下右京との出会いと関係性の変化

亀山薫と杉下右京の出会いは、捜査一課時代の薫の失態がきっかけでした。定食屋で指名手配犯を捕まえようとして人質にされてしまうという大失態を右京の機転で事なきを得ますが、これが原因で「人材の墓場」と呼ばれる特命係に左遷されてしまいます。

当初は正反対の性格である右京の辛辣な物言いに反発することもしばしばありましたが、数々の事件を共に解決していく中で、次第に右京の考えを認め、「俺の相棒」と呼ぶ唯一無二の存在となっていきます。

右京もまた、薫の人間観察能力や鋭い勘、昆虫に関する博識ぶりを評価しており、「君の舌は時に、君自身よりも優秀です」と言わしめるほどでした。

シリーズにおける足跡

特命係以外の部署に異動することも何度かあり、シーズン1では警察庁長官官房付、シーズン2では運転免許証試験場、シーズン3では所轄の刑事課勤務を経て、その都度特命係へと戻ってきました。

シーズン5の最終回では懲戒免職の危機に瀕しますが、右京の機転で救われます。そしてシーズン7、高校時代の友人が殺害された事件がきっかけで、薫の人生に大きな転機が訪れます。友人が活動していたサルウィン国を訪れた彼は、そこで蔓延する腐敗と貧困に苦しむ子供たちの姿を目の当たりにします。友人の遺志を継ぎ、サルウィンの子供たちに正義の精神を教えることを決意した薫は、警視庁を依願退職し、妻の美和子と共にサルウィンへと旅立っていきました。

奇跡の帰還と復帰後の変化

この卒業は、リアリティの追求と寺脇さんの今後の俳優生活を考慮した水谷さんの深い配慮があったと後に明かされています。ファンの間では大きな反響を呼び、彼の再登場を望む声は絶えませんでした。そして2022年、シーズン21で亀山薫が約14年ぶりに右京の相棒として奇跡の帰還を果たします。

サルウィンの反政府革命の中心人物となった教え子アイシャの訪日に伴い、国賓として一時帰国した薫は、歓迎パーティーで右京と再会。その直後に航空機テロの標的事件が発生し、再び右京と捜査に当たることになります。事件解決後、サルウィン政府からペルソナ・ノン・グラータ(事実上の国外退去処分)を受け日本に帰国。伊丹刑事の尽力と甲斐峯秋官房長の根回しにより、警視庁の嘱託期間として再び特命係に勤務することになります。

復帰後の薫は、以前よりも捜査能力が向上し、策士な一面も見せるようになります。しかし、年齢相応に体力は落ちている描写もあり、右京に「昔の君なら追いついたんじゃないですか?」と言われる一幕もありました。それでも右京に対する信頼は揺るぎなく、かつての正と動の対比は健在です。

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二代目相棒:神戸尊

亀山薫の卒業という大きな転換期を経て、杉下右京の前に現れた2代目相棒が神戸尊です。

  • 生年月日:1970年2月1日
  • 階級:警部補(特命係配属時)。本来の階級は警視という異色のキャリアを持つ人物です。
  • 性格:クールでキザな自信家、そして頭脳優秀な秀才タイプ。
  • 趣味:ガス入りミネラルウォーターやナポリタンを好み、死体や温泉、ホラー映画が苦手という意外な一面も。

杉下右京との出会いと関係性の変化

神戸尊の特命係配属は、警察庁長官官房室長の小野田の差し金でした。表向きは2階級降格の左遷でしたが、その真の目的は、特命係が警察組織にとって必要な存在かの調査、つまり右京を内偵するスパイとしての潜入でした。また自身が主導した大規模監視システムの運用官としての適性も試されていました。

当初は右京の変人ぶりに辟易し、報告書には彼の不可解な行動や自身の心境を綴っていました。「お言葉ですが」という口癖は、右京の常識外れの捜査に対する彼の葛藤を表していました。

しかし、数々の事件を右京と解決していく中で、尊は警察上層部の不祥事や自身に課された特命の真実を知ります。そしてある産業スパイ事件を機に、警察庁への辞令を断り、自分も正義の味方をやりたいと決意。スパイとしての立場を捨てて特命係に残留することを選び、右京の相棒として認められていきます。

シリーズにおける足跡

右京と尊の関係は、亀山薫とは異なる大人の駆け引きが特徴でした。一歩及ばないながらも高い推理力で右京と渡り合い、負けず嫌いな性格から何かと張り合います。また、頑なに真実を追求する右京の姿勢に対しては、時に疑問を投げかけ、法に触れそうな強硬策を強引に止めようとすることも。組織寄りの行動から、次第に自身の正義感に準じた行動を取るようになる彼の変化を、小野田は「青くなった」と評しました。

シーズン10の最終回、クローン人間を巡る殺人事件の捜査の中で、尊はクローンという生命の社会的立場を巡って右京と対立。最終的には右京に信念を曲げさせるという、歴代相棒の中で唯一の功績を残します。その罪悪感から警察を去ろうと決意しますが、長谷川の根回しにより、警察庁長官官房付に警視として異動することになり、特命係を去ります。

人気

及川さんの卒業は、多忙なコンサートツアーのスケジュールを考慮した水谷さんの配慮があったと後に明かされています。特命係を離れて警察庁に戻った後も、尊は右京との交流を続けています。後任の相棒である甲斐享や冠城亘とも面識を持ち、事件に対する重要な情報をもたらしたり、犯人からの救出に協力したりするなど、その存在感は健在です。ネットラボ調査隊の人気ランキングでは、第2位にランクインしたクールでスマートながらも明るい相棒と評される彼の魅力は、多くのファンを引きつけてやみません。

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三代目相棒:甲斐享

神戸尊に続き、杉下右京の3代目相棒として登場したのは甲斐享です。

  • 生年月日:1983年7月7日
  • 階級:巡査部長
  • 性格:荒っぽく血の気が多い性格で、感情的な言動や行動が多いものの、強い正義感と他人への思いやりを合わせ持っています。
  • 特技:弱年ながらも細かいことに気づく優れた観察力と、幼少期のピアノ経験からくる絶対音感を持ち合わせていました。

杉下右京との出会いと関係性の変化

享の特命係配属は、これまでの相棒たちとは異なり、右京の指名によるものでした。香港で偶然右京と遭遇し、その後とある事件で関わり、解決後に右京からスカウトされます。

父親は警察庁次長である甲斐峯秋ですが、親の七光りに頼らず自分の力で刑事の道を選びました。当初は右京の変人ぶりに辟易し、特命係配属への不満を露わにしていましたが、数々の事件を解決していく中で、右京の能力と正義感を認め、次第に彼を最強の味方と信頼するようになります。

右京もまた、享の正義感の強さや刑事としての資質を見抜き、初めてあだ名で呼ぶなど、これまでの相棒たちには見せなかった優しい対応をすることもありました。

シリーズにおける足跡

しかし、彼のキャリアは衝撃的な結末を迎えます。それが「ダークナイト事件」です。法の裁きを逃れた犯罪者たちに制裁をくだす暴行犯「ダークナイト」として、約2年間にわたり活動していたことがシーズン13の最終話で明らかになります。親友の妹を殺害した薬物中毒者が心神喪失で不起訴処分になったことに憤り、復讐の愚かさを伝えるために自ら暴行を加えたのが始まりでした。

しかし、ネット上で称賛されたことを機に次第に暴走。模倣犯が殺人を犯し、彼が脱獄をてびきしたことで、右京に真実を突き止められ逮捕、懲戒免職となります。

水谷豊さんのコメントと人気

この衝撃的な結末は多くのファンの間で賛否両論を呼びました。水谷さんは、享の正義感は正しいがやり方が間違っていた。人は極限まで行くことがあるという人間の本質を描いたと語っています。

享は現在も服役中であり、恋人の悦子との婚姻も拒否しています。しかし、2人の間には息子が誕生しており、彼の存在は後々のシリーズにも大きな影響を与えています。ネットラボ調査隊の人気ランキングでは、第7位にランクイン。回想シーンで登場するたびにSNSで大きな反響を呼ぶなど、その存在感はいまだ健在です。

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四代目相棒:冠城亘

甲斐享の衝撃的な卒業の後、杉下右京の4代目相棒として登場したのが冠城亘です。

  • 生年月日:1975年2月9日
  • キャリア:法務省キャリア出身。法務省から警視庁へ出向してきたキャリア官僚です。
  • 階級:巡査。
  • 性格:掴みどころがなく飄々とした性格で、英語交じりのおどけた軽口や、芝居がかった仕草を絶やさないフランクな人物です。しかしその裏には、頭脳明晰で理知的な一面を隠し持ち、「何を考えているのかわからない恐ろしい男」と大河内監察官に言わしめるほどの切れ者でもあります。
  • 趣味:趣味は渓流釣りで、コーヒーに強いこだわりを持つ一方、幽霊は苦手です。
  • 愛車:移動手段は愛車のスカイラインセダンです。

杉下右京との出会いと関係性の変化

亘の特命係配属は、法務省から警視庁への人事交流という名目での出向がきっかけでした。当初は現場に興味があるという理由で警視庁にいましたが、警視庁内ではお客様扱いされ、右京の停職処分で空き部屋となっていた特命係で暇を持て余す日々を送っていました。

この頃、右京からは「相棒でも友人でもない単なる同居人」と呼ばれていました。刑務所内で発生した殺人事件の捜査で右京と出会い、共に捜査を進める中で右京に興味を持ちます。その後、ある事件で裁判所の令状発行を阻止する捜査妨害を行ったことが警察上層部に発覚し、法務省への帰任を命じられる危機に。しかし彼は法務省を退官し、警察学校での研修を経て、ノンキャリアの警察官として警視庁に再就職します。

報復人事により総務部広報課に配属されますが、総務時間からの密命を逆手に取り、自ら志願して特命係に配属されます。右京も彼を「おかえりなさい」と迎え、ついに相棒として認められました。

シリーズにおける足跡

右京と亘の関係は、これまでの相棒たちとは異なる大人の距離感が特徴でした。右京の相手の守りをぐいぐい打ち破る性質や洞察力を理解し、利用する策士的な一面も。時に右京をからかったり、ぶしつけな発言で不機嫌にさせることもありましたが、長年関わるうちに徐々に信頼関係を強めていきました。

シーズン20の最終話では、右京が初めて亘に対し「もう少しだけ一緒にやりませんか」と異例の言葉をかけ、彼を相棒と口にして認めるというシリーズ史に残る感動的な場面が描かれました。

水谷豊さんのコメントと人気

亘は法務省官僚としての知識やコネをフル活用し、優れた嗅覚や高い格闘能力を発揮して数々の事件解決に貢献しました。その在籍期間は7年間に及びました。シーズン20の最終話をもって、亘は特命係を去ります。法務省時代の草壁事務次官から公安調査庁への転籍を打診され承諾。社美彌子と彼女の娘マリアを見守るという意図もあり、警視庁を退職し、新たな道へと進みました。

反町さんの卒業は、彼自身が相棒に「新しい風が必要だ」と感じたこと、そして水谷さんもそれを尊重した結果だったと明かされています。ネットラボ調査隊の人気ランキングでは惜しくも3位。右京との同居人というユニークな設定と大人の信頼関係が、多くのファンを魅了しました。

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まとめ

亀山薫の熱血漢ぶり、神戸尊のクールな知性、甲斐享の若さ溢れる正義感、そして冠城亘の飄々とした切れ者ぶり。彼ら一人ひとりの個性と、杉下右京との間に築き上げてきた唯一無二の関係性が、『相棒』シリーズをこれほどまでに深く、そして長く愛される作品にしてきたことは間違いありません。

相棒たちは、時に右京とぶつかり、時に彼を支え、また時に右京に影響を与えながら共に成長してきました。右京自身も彼らとの出会いと別れを通じて、その人間性をさらに深く、豊かなものにしていったと言えるでしょう。

この動画を通じて、『相棒』というドラマの奥深さと、そして歴代相棒たちの魅力を改めて感じていただけたなら幸いです。これからも『相棒』シリーズがどんな新しい相棒と、どんな物語を紡いでいくのか、その未来に大いに期待したいです。

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