相棒S2E5『蜘蛛女の恋』のあらすじとトリック解説です。右京さんがかかりつけのメンタルクリニックで医師の死体を発見します。
あらすじ
杉下右京が不眠症の治療のためメンタルクリニックを訪れると、クリニックに人の気配はなく、診察室の扉は閉ざされていた。右京が強引に扉を開けると、異様な臭いが漂う中で、岸田医師が亡くなっていた。
診察室は密閉されており、密室状態だった。室内には練炭が置かれ、岸田は自殺を図ったと考えられる。しかし、岸田の首にはスタンガンを押し付けたような傷が残っていた。そして、扉は壁とのすき間を埋めるようにしてテープで目張りされているだけで、鍵はかかっていなかった…。

登場人物とキャスト
主なゲストをまとめます。
| 名前 | キャスト | 説明 |
|---|---|---|
| 岸田義邦 | 日向勉 | 医師 被害者 |
| 七森雅美 | 中島ひろ子 | 岸田の患者 |
| 斎東リカ | 加藤貴子 | 雅美の友人 |
| 七森日出子 | 岩本多代 | 雅美の母親 |
| 斎藤肇 | 近江谷太朗 | 岸田の共同経営者 |
事件と伏線のまとめ
岸田医師の一酸化炭素中毒で亡くなっており、のちに自殺と断定されます。しかし、首にスタンガンの跡が残っていたこと、扉は目張りされていたが施錠はされていなかったことなどなど、他殺を匂わせるような証拠がいくつかみつかります。
怪しいのは岸田の患者だった七森雅美です。雅美は岸田が死んだと思しき時刻に診察の予約をしていました。ただし、予約はキャンセルしたと証言しています。
雅美は他人に溺れやすい性格らしく、亀山にいろいろと迷惑をかけています。亀山に手作り弁当を捨てられて自殺も図りますが、一命を取り留めます。
- 岸田医師は杉下右京の診察を予定していた。仕事の予定を入れていたのに自殺するとは思えない
(もちろん突発的に自殺したとも考えられる) - 死体発見時、死後20時間は経過している
- 土曜日の夜(死亡推定時刻)に清掃員がクリニックのビルから出てくる女性の姿を目撃している
- 共同経営者の斎藤医師は岸田医師についてほとんど何も知らない
- 七森雅美は死体発見前日の21時に診察を予定しているが、キャンセルしたと証言している
- 雅美の母親・七森日出子が雅美のアリバイを証言する(家族のため証拠能力に乏しい)
- 雅美と岸田はお見合いパーティーで知り合った。対人恐怖症の治療という口実で、雅美は岸田の診察を受けていたらしい
- 雅美は岸田の死を知り、落ち込んで部屋に引きこもってしまう
- 雅美の友人・リカは岸田医師に雅美と二人で暮らすように勧められている
雅美がドタキャンしたため、雅美は母親と暮らしたまま - リカの雅美に対する依存が疑われる。しかし、医師が依存関係にある雅美とリカを一緒にさせるとは考えにくい
- 七森日出子はリカのことを良く思っていない様子。雅美からリカを遠ざけようとしている
- 日出子はリカが結婚すると勘違いしている
- 斎藤医師はつい最近結婚が決まった。事件があった夜に岸田医師に電話で伝えている
ネタバレ
岸田医師を練炭自殺にみせかけて殺害したのは七森日出子でした。雅美に依存していたのは友達のリカではなく、母親の日出子です。日出子は雅美を自分だけのものにするため、引き離そうとする岸田医師を殺しました。
日出子がリカの結婚を勘違いしたのは、殺された岸田医師が斎藤医師の結婚を電話で知った時、その場にいたからです。日出子は口頭で「サイトウさん」とだけ耳にしたため、斎東リカが結婚すると思い込んでいます。実際は斎藤肇医師の結婚話でした。
トリック
スタンガンで気絶させたあと、練炭を焚いて中毒死させ、自殺したようにみせるという手口でした。
結末
雅美とリカは二人でアパートを借りて暮らすことになる。亀山はリカが日出子のようになるのではないかと心配し、右京は二人の関係が友情であることを願っているようだった。
感想
『蜘蛛女の恋』というタイトルで、蜘蛛女は雅美のことだったのでしょう。10分おきにメールって…身の危険を感じるほどの異常行動ではないかと思います。お揃いの服着てるのは、ほんと鳥肌ものです。
- よく寝る角田課長
- 「捜査にかこつけて女を口説いている刑事」の記事
この記事のまとめ
相棒Season2第5話について、あらすじや真相などをご紹介しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 監督 | 大井利夫 |
| 脚本 | 砂本量 |
| 長さ | 54分 |
| 放送 | 2003年 11月12日(水) |

