『軽井沢誘拐案内』のあらすじです。真相、犯人および動機などをまとめています。ドラクエシリーズの生みの親である堀井雄二氏が手掛けた推理アドベンチャーゲームの第三作目です。

©軽井沢誘拐案内
あらすじ
ゲームは1章から6章までで構成されています。6章は謎解きとロープレとなっており、この章で真相が明かされます。
1章
主人公は軽井沢にある恋人・久美子の別荘を訪れます。別荘には久美子の妹・なぎさがいるはずでしたが、妹は買い物に出掛けたきり、帰ってこなくなってしまいます。心配した久美子は警察に通報しますが、とりあってもらえません。
2章
翌日、主人公と久美子は帰宅しないなぎさの捜索に出掛けます。ドライブイン、教会、ホテル、スーパー、テニスクラブなどで聞き込みをしますが、有力な情報は得られません。しかし、レマン湖の中の島で死神の絵が描かれたタロットカードが見つかり、さらに、山道でなぎさの財布も発見されます。財布には死神の絵のタロットカードが入っており、このタロットカードは地蔵ヶ原で開催されるパーティの参加証らしいことがわかります。さらなる聞き込みでなぎさが男と一緒だったという情報も得られます。捜索の途中、裏山で大麻草も見つけますが、なぎさ失踪との関係は不明で、手掛かりとはいえそうにありませんでした。
別荘に戻った主人公と久美子は、なぎさの部屋で女子高生・水木麻美の存在を知り、聞き取りに向かいます。そして、軽井沢ヴィラホテルの支配人・関谷から地蔵ヶ原でのパーティについて情報を手に入れます。パーティ会場へ向かった主人公達はなぎさがチンピラの石田と一緒にいたということを知ります。しかし、石田は会場にはいませんでした。石田が現れたら電話する、という約束を会場の男と取り付け主人公と久美子は帰宅します。
3章
別荘にかかってきた電話を受け取ってから久美子の態度が変わり、突然、実は妹なんていない、と話し始めます。
4章
別荘を後にした主人公は久美子の言動に違和感を抱きながらも、軽井沢をぶらぶらし、なぎさについて尋ねます。大麻草が消えてなくなっているのに気付きつつ、あちこち向かい、久美子の両親の死が事故ではなく殺人で、ペンションに住む花山が犯人ではないかという噂を耳にします。花山は、どうやら、久美子の父親・高木正雄の部下で、二人は仲が悪かったという噂も流れていました。そして、ドライブインのオーナーからは、なぎさと一緒だった男が花山ではないかという情報が手に入ります。しかし、花山を締め上げても何も情報は得られません。
捜査が行き詰った主人公は久美子に電話します。その久美子までもが行方不明となり、主人公も電話で、手を引け、と脅されます。
久美子の本当は妹なんていないという話が、別荘にあったマンガのストーリーと同じことを知った主人公は捜査を続けます。山道でみつけたライターをテニスクラブの広田洋子にみせると「どこで拾ったの」と反応。拾ったとはいっていないのにも関わらず、拾ったと言った洋子を問い詰めますが、かわされます。アリバイ証言に矛盾のあるドライブインのオーナーも問い詰めますが、間違えちゃった、といった感じでかわされます。
その後、主人公はレマン湖の中の島で拾ったスコップでペンションを掘り返し、アジサイの下からボルトを見つけます。久美子の両親が起こした事故の原因は、ボルトのゆるみであり、埋められていたボルトはその証拠であるようにみえます。このことを問い質す主人公ですが、花山は明言を避け、なんと、煙幕と使ってドロンします。ドロン後、主人公は室内を調べ、手紙をみつけます。手紙は、久美子の父から花山に送られたもので、そこには「私に万一のことがあったら、くれぐれも娘たちのことを頼む」と書かれていました。
5章
麻美からなぎさが両親の死について調べていたという話を聞いた主人公は、久美子失踪で行けなくなっていた地蔵ヶ原へと向かいます。主人公と麻美は、パーティ会場である地蔵ヶ原の別荘で、大麻・マリファナと軽井沢ヴィラホテルの株券を見つけます。そして、調査の結果、高木正雄の経営してた会社で横領事件が発生し、広田勝男という男性が自殺していることも明らかになります。勝男には子供が二人おり、それぞれ、正勝と洋子という名前でした。別荘の持ち主は、ミスター・ドラゴンという人物で、なぎさは、両親の死を調査するため、別荘に乗り込み、そこで、マリファナ工場を見つけてしまったようです。
事件のまとめ
チンピラの石田からミスター・ドラゴンの名前を聞き出すと、ゆう坊の別荘に立ち寄ることになります。ゆう坊は「ここまで来たらあともう少しです。頑張って下さいね」と励ましてくれます。この後、主人公は、地蔵ヶ原の別荘で怪しい人物の話声を耳にします。それは「なーに構わんですよ。こんな別荘でよければいつでも来てください。では行きますかな」という台詞です。
このセリフと似たようなセリフを口にしている登場人物がいます。そして、この人物が犯人(黒幕)です。
以上がストーリーとなり、ゲームでは、謎解きが始まります。以下では、謎と手掛かりを整理したいと思います。
失踪事件
最初に失踪したのは高木なぎさです。なぎさは、事故死した両親の死について調べていました。なぎさが地蔵ヶ原のパーティに参加していたのは、どうやら、事故について調べるためだったようです。このとき、別荘でマリファナをみつけ、このことをミスター・ドラゴンなる人物が知ったようです。別荘に現れた人物は、既に死んでいると思っているようです。
なぎさの姉であり主人公の恋人でもある高木久美子も姿を消します。久美子は途中まで捜査で一緒で、謎の電話に出たあと、妹などいないと話していました。これは明らかに嘘であり、主人公をなぎさの捜索から遠ざけるための方便だったようです。別荘の謎の人物は、久美子も死んでいると思っています。
容疑者
久美子となぎさの両親を殺害した人物として、花山の名前が挙がります。ペンションに埋められていたボルトが証拠で、問い詰めると逃げてしまいました。花山も行方不明といえます。
花山は高木正雄殺害の犯人にみえますが、その高木から残された娘たちの面倒をみるように頼まれていたようです。正雄と花山が不仲だったという噂は、単なる噂だったかもしれません。
- マスターと洋子
ドライブインのマスターとテニスクラブの洋子(よーこ)が怪しげな証言をしています。高木正雄の会社・高木産業で横領の末に自殺した広田の娘の名前は洋子でした - 神父
神父も怪しい人物の一人です。神父はなぎさなどいないと話します。この神父は、地蔵ヶ原の屋敷に出入りしていたようでした - ドラゴン
地蔵ヶ原の別荘を所有する人物はドラゴンと呼ばれており、マリファナを製造しているようです。年齢は55歳くらい。別荘では、軽井沢ヴィラホテルの株券がみつかり、「なーに構わんですよ」と話す人物が現れています
真相(ネタバレ注意)
ドライブインのオーナーの名前は広田正勝で自殺した広田勝男の息子でした。テニスクラブの洋子は妹です。なぎさと久美子を誘拐したのは、ドライブインのオーナーでした。そして、ドラゴンは軽井沢ヴィラホテルの支配人・関谷であり、関谷こそが黒幕です。関谷は正勝と洋子の育ての親でした。なお、神父も口裏を合わせていました。神父はマリファナをやっていたようです。
動機
正勝は父親を自殺させた久美子の父親を恨んでいました。久美子達の父親を事故死にみせかけて殺したのは正勝であり、その動機は怨恨です。なぎさをさらったのは、なぎさがマリファナ製造を目撃したためです。マリファナの事実を隠すため、関谷が正勝に命じ、誘拐させました。久美子もさらわれたのは、なぎさについて調べていたからのようです。
結末
真相にたどり着いた主人公は関谷の居場所を探ります。そこに、行方不明だった久美子が現れ、主人公は久美子、麻美と共に浅間山へ向かいます。数々の戦闘をへて、関谷を見つけ出した主人公達の前に正勝が立ちはだかります。そんな正勝が、己の行いを悔い、関谷を押さえつけます。正勝の改心が助けとなり、主人公達は無事、なぎさを救出します。
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