Make Me a Perfect Murder
刑事コロンボS7E3「秒読みの殺人」のネタバレあらすじ、トリック解説です。犯人が秒読みの録音テープを聞きながら犯行に及ぶエピソードです。
あらすじ
テレビ局プロデューサーのケイ・フリーストン(トリッシュ・ヴァン・ディヴァー)は、上司であり恋人の支社長を銃殺し、テレビを敵視する輩の犯行にみせかけます。
殺害により、支社長に昇進したケイは、不甲斐ないタレントを使って自身が力を入れていたドラマも独断で放送します。
野望を成し遂げていくケイでしたが、ドラマの放送がきっかけで異動となります。さらに、捜査開始直後に身内の犯行であると気付いたコロンボによって、凶器や動機を明らかにされ、逮捕されます。
犯人
犯人のケイ・フリーストンはロサンゼルス支局のプロデューサーです。
支社長のチーフ・アシスタントを務め、恋人でもあります。ケイと支社長の関係は、まわりには知られていません。
被害者
被害者はロサンゼルス支社長のマークです。
ニューヨークにある本社への栄転が決まり、これをきっかけにケイとの関係を断ち切ろうとします。さらに、トップには向かないという理由で、後任にケイを推薦しないと断言します。
動機
自分が支社長になるため、ケイは栄転前のマークを殺害します。
捜査および推理
コロンボは被害者が眼鏡をかけなかったことから、犯人は被害者の知り合いであると推理し、暴漢による犯行を否定します。
捜査の結果、コロンボは、被害者宅に届いた女性物のクリーニング、硝煙の残った手袋、エレベータの上の凶器を見つけ出します。さらに、映写技師の証言とザ・プロフェッショナルというドラマの内容から、ケイのアリバイも崩します。
結末
仕事で失脚していくケイに、コロンボが追い打ちをかけます。
コロンボは、動機、凶器、手口をケイに突き付け、ケイを逮捕へと追い込みます。
トリック解説
犯人は映写機のテープチェンジを利用してアリバイを作ります。犯行は、テレビ局に恨みをもつ何某かになすりつけます。
アリバイ工作
テレビ局の上役にザ・プロフェッショナルというドラマをみせ、その最中に、映写室を抜け出して、標的を殺します。
犯行時刻、映写室にいなければテープチェンジができないというアリバイを用意するため、犯人は映写技師を証人にします。
タイマーの操作
映写機にはテープチェンジの時間を知らせるタイマーがついています。
ケイはこのタイマーをいじって、映写技師に、テープチェンジまでの時間を誤解させます。
映写技師の退室
時間を誤解させた後、映写技師に別の作品のテープを持ってくるように伝えます。映写室にはケイ以外、誰もいなくなります。
秒読み
ケイは、本来のテープチェンジの時間に遅れないようにするため、カウントダウンのテープを準備します。
凶器の隠蔽
犯行後、映写室へ戻る道すがら、凶器はエレベーターの天井裏に放り投げ、隠します。
テープチェンジ
映写室に戻ったらすぐにテープチェンジを済ませます。
発見者
犯行時刻が明確でないとアリバイが成立しないため、ケイはあらかじめある部下に徹夜仕事を命じています。
会社に居残っていた部下は銃声をきき、さらに、支社長の死体をみつけています。
ドラマの放送
ケイはザ・プロフェッショナルというドラマを放送するため、ある生放送に、どたん場で逃げ出しそうなタレントを起用します。
このタレントが、生放送直前、ほんとうに逃げたため、ケイは生放送を急遽中止し、代わりに、ザ・プロフェッショナルを放送しました。
殺人事件との直接的な関係はなく、計画的であったかどうかも明確ではありません
犯人のミス
コロンボが真相に辿り着くきっかけや犯人を追い詰める証拠です。
ちぐはぐな証拠
不自然な証拠や状況です。
被害者の眼鏡
被害者は支社長室のソファで亡くなっていました。
ソファから扉までは距離があったため、被害者の場合、眼鏡をかけなければ誰が入ってきたかわからないはずです。
しかし、見つかった被疑者は、頭に眼鏡をずらしたままでした。このことからコロンボは、入ってきた人物が誰であるかすぐにわかったと推理し、暴漢ではなく、顔見知りの犯行を疑います。
女性物のブレザー
被害者の自宅にクリーニングが届き、それをコロンボが受け取ります。妻や恋人がいないはずの被害者が女性物の服をもっているというのは不自然です。
犯行の証拠
ケイによる犯行を裏付ける証拠です。
手袋
ケイは、犯行時、警備員と出くわしそうになり、思わぬ足止めをくいます。
これが原因でケイは、急いでテープチェンジをすることになったため、犯行時に使った手袋を処分することができませんでした。この手袋には硝煙が残っていました。
ケイは処分に困った手袋を雑に投げ捨てています。
映写技師の証言
映写技師は、テープを取りにいって戻ってきたときに映っていたザ・プロフェッショナルのシーンを憶えていました。
そのシーンはテープチェンジ直後に映るはずの場面だったため、映写技師がみたタイマーの時刻と食い違うことになります。
メモ
被害者は机の上に、Kや280、450などの数字が書かれたメモを残していました。
数字は車の型式を示しており、Kはケイを意味していました。このメモから、被害者が新車を購入し、それをKに送ろうとしていたことが明らかになります。
動機
被害者が生きていればケイは支社長になれなかった、ということをケイ自らが証言しています。
コロンボの罠
証拠を掴むため、コロンボは罠をはります。
凶器
ある捜査官がエレベータの上にあった拳銃をみつけますが、コロンボはこのことを犯人に明かさず、エレベータの上に同じ型の拳銃をわかりやすく置いておきます。
犯人のケイは、エレベータの上の偽物の凶器をみつけ急いで始末します。ケイがエレベータを使った前後で拳銃がなくなっていることが確かめられ、ケイが拳銃を持ち去ったことが実証されます。
感想
最後に、テープチェンジのマーク(パンチ)が出ていました。見逃さなくてよかったと、思いました。
余談ですが、『エレベータの上』といえば、「古畑任三郎vsSMAP」や名探偵コナン「図書館殺人事件」などを思い出します。
海外サイトの口コミには、restaurant、food、bestなどが書き込まれています。

この記事のまとめ
刑事コロンボ「秒読みの殺人」について、ネタバレありであらすじやトリックをご紹介しました。最後にドラマの内容を、殺人の計画性、偽装工作、犯人のミス、動機、凶器、トリック、コロンボの罠で簡単にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 殺人の計画性 | あり |
| 偽装工作 | 暴漢よる犯行を偽装 |
| ミス | 被害者の眼鏡 |
| 動機 | 昇進 |
| 凶器 | 拳銃 |
| トリック | タイマーの誤魔化し |
| コロンボの罠 | 凶器の不始末 |
原題
「Make Me a Perfect Murder」(完全犯罪にして)
「秒読みの殺人」は原題とは異なったタイトルです。

