ベールをかけた女・あらすじ・ネタバレ解説【名探偵ポワロ12】

名探偵ポワロ第12話『ベールをかけた女(The Veiled Lady)』のあらすじ、ネタバレ解説です。宝石強盗事件発生後、ポワロはベールの女から、手紙奪還を依頼されます。


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あらすじ

ポワロはジャップ警部から巧みな宝石強盗の話を耳にする。その強盗は捕まえるふりをした仲間に宝石を渡し、うまく宝石を盗み出していた。事件を欲していたポワロだったが、強盗事件にはたいした興味を抱かなった。そこへ、匿名の婦人から電話が入る。
婦人は軽率な内容を含む昔の手紙が原因で、ラビントンという男に脅されたいた。ポワロは伯爵令嬢と名乗るその婦人ため、ラビントンと直接交渉するのだが、結果は芳しくなかった。

オランダでイギリス人死亡という事件が報道される中、ポワロはラビントンの留守中に屋敷へと忍び込み、問題の手紙を拝借しようとする。
一難あって、ようやく手紙を手に入れ、婦人にその手紙を返却する。ところが婦人は手紙よりも、手紙が入っていた木箱に異常な関心を示し始める。

自転車に乗るポワロの手信号

©Agatha Christie Ltd, ITV BBC
ポワロの手信号。おそらく右に進路変更。

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登場人物とキャスト

ポワロ、ヘイスティングス大尉、ミス・レモン、ジャップ警部以外の登場人物です。

  • レディー・ミリセント
    依頼人。ベールのご婦人
  • ラビントン
    強請り屋
  • ゴッドバー夫人
    ラビントンの屋敷の家政婦

主要ゲストの役名と役者名をまとめます。

役名 役者名
Lady Millicent
ミリセント
Frances Barber
Lavington
ラビントン
Terence Harvey
Mrs Godber
ゴッドバー
Carole Hayman
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事件のまとめ・謎

婦人はポワロに手紙の奪還を依頼しました。無事に手紙は返ってくることになりますが、手紙だけではなく、手紙が入っていた木箱に興味があるようです。ラビントンは手紙を手のひらサイズの赤い木箱に隠していました。彼は、中国の魔法の小箱と呼んでいたようです。事実、箱はからくり仕掛けになっているようです。この木箱は、暖炉の薪の中に隠されていました。

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伏線・手掛かり

婦人が木箱に興味をもつ理由を明らかにするヒントです。

  • 強盗事件
    強盗は捕まりました。しかし、捕まった人物が持っていたのは、偽の宝石でした。その強盗は、通行人に取り押さえられましたが、通行人の中に仲間がいたようです。その仲間が宝石を持って逃げたため、宝石は未だに発見されていません。
  • イギリス人死亡
    ラビントンと交渉する前、ヘイスティングス大尉が、オランダでイギリス人が死亡したという記事を読み上げています。
    ポワロは、この事件を軽く扱っているようにみえます。

一見、無関係にみえる事件ですが……。

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ネタバレ

依頼人の伯爵婦人は宝石強盗のひとりでした。婦人とラビントンは宝石強盗の共犯者でした。しかしラビントンが裏切ったため、婦人はラビントンを始末しました。
共謀して盗んだ宝石はラビントンが持っており、婦人はその隠し場所がわからなくなっていました。ラビントンに見せられた手紙と同じ場所に宝石が隠してあると考えた婦人は、貴族のふりをしてポワロに手紙の奪還を依頼します。

ベールの女の正体は宝石専門の窃盗団のボスでした。『伯爵令嬢』というのは大嘘です。
彼女は恐喝などが専門のラビントンと共謀し宝石を盗みました。盗み出した宝石はラビントンが受け取り、赤い木箱に隠しました。婦人が木箱を欲しがってたのは宝石が入っていたからです

オランダで殺害されたイギリス人というのは、実はラビントンでした。ポワロとの交渉の場に姿を現したのはラビントンの手下で、本物のラビントンは既に死んでいました。
ラビントンは宝石を独り占めするため、仲間を裏切っています。なお、裏切られた婦人(依頼人の女)は手下を使ってラビントンを殺しています。

結末

ポワロとジャップ警部に全てを明らかにされたレディー・ミリセント、もとい、宝石強盗の親玉は、仲間の助けにより窮地を脱し、逃亡します。
しかし、猫とヘイスティングス大尉の活躍により、追い込まれ、逮捕されます。

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感想

ゴッドバー夫人はポワロよりも一枚上手のようです。それにしても、ポワロが逮捕されるのは滑稽な様をすごい感じとれます。ポワロを置いてさっさと逃げるヘイスティングス大尉も面白いです。二人は親友だったはずですが…(笑)。
手紙の奪還というのはいわば推理小説の伝統芸みたいなものだと個人的には思っています。その理由は推理ものの創始者と呼び声高いエドガー・アラン・ポーが「盗まれた手紙」という手紙奪還をテーマにした作品を残しているからです。

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この記事のまとめ

名探偵ポワロ「ベールをかけた女」のあらすじ、真相をご紹介しました。このエピソードは英国放送で第12話です。

  • 巷で強盗が発生し、ポワロの元に伯爵夫人を名乗る女性の依頼人がやって来る
  • 伯爵夫人の依頼はラビントンからの手紙の奪還だった。ポワロはなんとか手紙奪還に成功し夫人に返すが…
  • 伯爵夫人は偽者で実は強盗犯のボスだった。強盗犯のボスはラビントンと共謀して強盗に及んだがラビントンに裏切られていた。ボスはラビントンを殺害したのだが、ラビントンの持っていた宝石の在り処がわからなくなってしまう。手紙の隠し場所に宝石もあると考えたボスは、手紙の捜索を名探偵に依頼し、宝石を手に入れようとしていた
項目 内容
監督 エドワード・ベネット
Edward Bennett
脚本 クライブ・エクストン
Clive Exton
原作 アガサ・クリスティ
Agatha Christie
制作 LWT (現ITV)
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