コーンワルの毒殺事件・あらすじ・ネタバレ解説【名探偵ポワロ14】

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名探偵ポワロ・第14話

名探偵ポワロ『コーンワルの毒殺事件(The Cornish Mystery)』のあらすじ、トリック解説です。毒殺されるかもしれない、と訴える女性がポワロを訪ねます。そして、本当に殺されてしまいます。


あらすじ

主人に毒を盛られている気がする…。そんな疑惑を抱えたペンゲリー夫人が疑念を晴らすためポワロを訪ねる。ところが翌日、コーンワルでほんとうに毒殺されてしまう。
夫のペンゲリー氏には明確な動機があった。美人な歯科助手との間に不倫の噂があり、亡くなった夫人自身にも不倫の気配があった。男女関係だけではなく、2万ポンドもの遺産という動機もあった。

捜査を進めようとするポワロだったが、夫人が言い寄っていたと噂されるラドナーに手を引くよう忠告される。その後、ペンゲリー夫人毒殺事件は夫のペンゲリー氏が逮捕され幕を閉じる。一度、事件から身を引いたポワロはコンワールを再び訪れ「ペンゲリー氏を絞首台から救う」と豪語します。

登場人物

ポワロ、ヘイスティングス大尉、ミス・レモン、ジャップ警部以外の登場人物です。

  • ペンゲリー夫人
    依頼人。何者かに毒殺される
  • エドワード・ペンゲリー
    被害者の夫。歯科医
  • フリーダ・スタントン
    ペンゲリー夫人の姪。ラドナーを巡って夫人と仲たがい
  • ジェイコブ・ラドナー
    フリーダの婚約者
  • エドウィナ・マークス
    歯科助手

注目のシーン

小走りポワロ。

依頼人のもとに駆け寄ってくるポワロ

©Agatha Christie Ltd, ITV BBC


ペンゲリー夫人殺害の犯人は誰か、というのが大きな謎です。
夫人は食事に除草剤を入れられ殺されました。殺される前から、異変に気付いており、夫人は夫であるペンゲリー氏を疑っていました。

手掛かり

毒殺の真犯人を明らかにするヒントです。

夫のペンゲリー氏には動機がありました。遺産、そして、自分の浮気と夫人の浮気です。
お金持ちだった夫人の死により、夫は2万ポンドを相続します。さらに、助手とも婚約します。

姪の話によれば、殺された夫人は、ラドナーに夢中だったようです。このことがきっかけで、姪と夫人は言い争いとなり、仲たがいをしました。

証言

ラドナーはポワロに捜査から手を引くよう伝えます。小さい町で騒ぎを起こしたくないというのが理由のようです。

目撃者

夫人の食事のそばで、除草剤の缶を手にした夫の姿が目撃されます。メイドがそう話し、のちにラドナーも同じように証言します。

証拠

夫人の死により、姪も2000ポンドの遺産を受け取ることになります。

1935年頃(事件が起きた年)の2000ポンドを現代の価値に換算すると1500万~1600万になるようです。

真相(ネタバレ注意)

ペンゲリー夫人を毒殺した犯人はラドナーです。
動機は姪が受け取る2000ポンド、つまり遺産目当てでした。

毒殺の真相

夫人を毒殺したのは姪の婚約者のラドナーです。
ラドナーは夫人に自ら言い寄り、夫のペンゲリー氏が浮気しているという出鱈目を吹き込んでいました。ペンゲリー夫人はラドナーの嘘を信じてしまい夫を疑うことになります。
夫人を毒殺した後は、夫人自身が積極的に浮気していたかのような嘘をつき、ペンゲリー氏の動機を捏造しています。

決定的な証拠がないポワロはラドナーと取引します。24時間の猶予を与える代わりに、自供を意味する書類にサインする、という取引です。
大尉の機転も相まって、ラドナーはサインに応じます。

結末

ポワロは24時間を待たず、さっさと自供の書類を提出します。そして、捜査にあたっていたジャップ警部に知られる前に、コーンワルを立ち去ります。

感想

コーンウォールは、同じくイギルスが舞台のシャーロック・ホームズの冒険「悪魔の足【あらすじ・ネタバレ】」にも登場しますね。

2000ポンドが約1500万円となると、2万ポンドは1億5000万です。夫人はかなり金持ちだったようです(金額は1935年頃の2000ポンドを現代(2017年)の価値に換算し、さらに、1ポンド≒165円で円に換算しています。下記サイト参照)。

この記事のまとめ

名探偵ポワロ「コーンワルの毒殺事件」のあらすじ、真相をご紹介しました。このエピソードは英国放送でも第14話です。

  • 毒殺疑惑を抱えた依頼人が本当に毒殺されてしまう
  • 目撃証言によって被害者の夫が逮捕される。夫には明確な動機があった
  • 犯人は被害者の姪の婚約者・ラドナーだった。ラドナーは姪が受け取る遺産を手にれるため、犯行に及んだ。被害者がラドナーに言い寄っていたというのは嘘で、ラドナーは被害者の夫に罪をなすりつけようとしていた
項目 内容
監督 エドワード・ベネット
Edward Bennett
脚本 クライブ・エクストン
Clive Exton
原作 アガサ・クリスティ
Agatha Christie
制作 LWT (現ITV)

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