手紙と署名の謎
ドラマ「四人の署名」のあらすじ、真相です。四つの署名の意味とは?ワトソン博士の結婚相手メアリー・モースタンが登場します。
あらすじ
父の失踪から10年以上過ぎ去ったその日、ある手紙を受け取ったメアリー・モースタンはシャーロック・ホームズを訪ねます。手紙の差出人はサディアス・ショルトー。内容は、面会を求めるものでした。モースタン嬢はサディアスから毎年大粒の真珠を受け取っており、その真意――面会を求める理由も含み――は謎に包まれたままでした。
相談を受けたホームズはワトソン博士とモースタン嬢を連れサディアスと面会します。サディアスは、モースタン嬢の父モースタン大尉とサディアスの父ショルトー少佐がインドで駐留していたこと、ショルトー少佐が財宝を独り占めして逃げたこと、モースタン大尉はショルトー少佐に殺されたこと、少佐が死ぬ前に「四人の署名」が入った紙が屋敷から見つかったこと、などを話します。
ショルトー少佐の死後、息子であるサディアスはモースタン嬢に真珠を贈って償いをしていました。手紙で面会を申し出たのは、少佐が隠していた財宝がみつかったためであり、少佐は財宝をモースタン嬢に譲るという遺言を残していました。
ホームズ一行は財宝がみつかった少佐の屋敷へ向かいます。そこで、サディアスの兄バーソロミューの死体を発見します。
注目のシーン
四つの署名。
ドラマ情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原作 | 四つの署名 (長編) |
| No. | テレビ映画 第一弾 |
| 放送日 | 1987/11/29 (日曜日) |
原題
「The Sign of Four」(四つの署名)
登場人物
シャーロック・ホームズ、ワトソン、ハドソン夫人以外の主な登場人物です。中盤以降に、義足の人物と子供のように体の小さな人物が登場します。
メアリー・モースタン
依頼人。若い女性。母を早くに失くしている。
モースタン大尉
メアリーの父。死亡。
サディアス・ショルトー
モースタン嬢に真珠を贈っていた人物。面会の手紙の差出人。
バーソロミュー・ショルトー
サディアスの兄。死体となって発見。
ショルトー少佐
サディアスとバーソロミューの父。病死。
謎
義足の人物とその連れは何者か、というのが大きな謎です。このふたりがバーソロミュー殺害の犯人であったとしても、動機は不明です。なお、モースタン嬢に届いた手紙や真珠の謎は、サディアスによって明かされます。
殺人
バーソロミューが死んでいた部屋のドアや窓は鍵がかけられており、密室でした。犯人像や手口はホームズが推理します。しかし、その動機は謎のままです。
足跡
窓枠には足跡が残っており、何者かが侵入した痕跡が残っていました。しかし、窓には鍵がかかっていました。天井裏には小さな足跡が残っていました。子供のものと思えるほど小さな足跡です。そして、部屋には義足の跡も残っていました。
ホームズは義足の人物と謎の共犯者が犯人と推理
四人の署名とは
カーター、インデジット、ジャコディッシュ、スモール四人の署名です。「四人の署名(THE SIGN OF FOUR)」のみ記される場合もあります。署名は下記三つの場所で発見されています。
- モースタン大尉の残したインド紙(モースタン嬢が馬車でホームズに見せた略図)
- ショルトー少佐の屋敷(少佐が亡くなる前に、屋敷に何者かが侵入し、残したと考えられる)
- バーソロミューの死体発見現場
真相
ショルトー少佐が独り占めした財宝は義足の男とその仲間が盗んだものでした。義足の男の名前はスモール、仲間はカーター、インデジット、ジャコディッシュです。
バーソロミューを殺したのはスモール(義足の男)とアンダマン諸島の原住民でした。原住民の名前はトンガです。
手口と動機
トンガが屋根から侵入し、吹き矢でバーソロミューを殺害。窓から縄を垂らしスモールを引き入れます。そして、財宝を運び出した後、スモールは窓から逃げます。トンガは窓を閉め、屋根から脱出します。
スモールはショルトー少佐に奪われた財宝を取り返そうとしていました。忠実なトンガは財宝を取り返すためにバーソロミューを殺しました。
四人の署名の意味
モースタン大尉の残したインド紙は財宝の隠し場所でした。この紙に、四人の署名が記されていました。
最初の四人
スモールとインド人のカーター、インデジット、ジャコディッシュはある王族の財宝を奪いました。この時犯した殺人が発覚し四人はアンダマン諸島の刑務所に送られます。盗んだ宝はインドのある場所に隠します。隠し場所は、四人の署名付きのインド紙に記します。
アンダマン諸島はインドの西側に浮かぶ島です。
少佐と大尉
刑務所にはショルトー少佐とモースタン大尉が駐留していました。
スモールは少佐と大尉に四人を自由の身にする代わりに財宝の1/5を渡す、という取引を持ち掛けます。
裏切り
取引に応じた少佐と大尉を含む六名は協約を書きます。
しかし、ショルトー少佐は裏切り、インド本土に隠した宝を奪います。
結末
ホームズは、犬のトビーの嗅覚を頼りに犯人を追い、さらに、少年達を雇って義足の男スモールとトンガを見つけ出します。
汽船に乗って逃げるスモールとトンガ、そしてそれを追うホームズとワトソン達は、途中、トンガを射殺します。
ついに追い詰められたスモールはホームズに捕まります。ベイカー街へと連れて行かれたスモールは真相を語り始め、財宝は全て川に捨てたといって皮肉な表情をみせつけます。
感想
長編作品のドラマ化で、シリーズの初の2時間ドラマとなっています。
この記事のまとめ
シャーロック・ホームズの冒険「四人の署名」のあらすじ、真相をご紹介しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 依頼 | 手紙の調査 |
| 犯人 | スモール |
| 謎 | 署名の意味 |
| トリック | 超人 |

