完全犯罪の誤算・あらすじ・ネタバレ解説【新刑事コロンボ52】

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Agenda for Murder

新・刑事コロンボS9E3「完全犯罪の誤算」のあらすじ、トリック解説です。刑事事件の弁護士が犯人です。

あらすじ

弁護士のオスカー・フィンチ(パトリック・マクグーハン)は、検事の親友と共謀し、ある男に違法な方法で、無罪を勝ち取らせます。
21年後、その男が再びフィンチに、弁護を依頼してきます。

依頼を引き受けなければ21年前の事件を暴露すると脅されたフィンチは、男を自殺に見せかけて殺します。
そして、現職の下院議員である親友も、アリバイ工作のために、事件に関与します。

コロンボは、乾いた血痕の上に拳銃が落ちていたことなどの証拠を集め、弁護士に迫りますが、うまくかわされ、追い込むことができません。

犯人

犯人のオスカー・フィンチは腕利きの弁護士です。

フィンチの親友である下院議員は、フィンチが殺人を犯したことをしり、アリバイ工作のため、コロンボに嘘の証言をします。

被害者

被害者は起訴直前のある男です。名前はステイプルトンです。

動機

犯人と下院議員は、昔、ステイプルトンの無実を勝ち取るために、ある書類を意図的に紛失させています。
この事件をネタに、犯人は脅されたため、ステイプルトンを殺害します。

捜査および推理

死ぬ前に下らないジョークのやりとりをしていたことや、犯人の駐車場の濡れ方などから、コロンボは自殺ではなく他殺であることや、犯人にアリバイがないことを証明しようとします。しかしながら、犯人に、いずれも状況証拠であると一蹴されます。

結末

コロンボは、犯人が噛んだガムと、現場に残された食べかけのチーズのかけらを使って、犯人が現場にいたことを証明します。

原題

「Agenda for Murder」(殺人の議題)
「完全犯罪の誤算」は原題とは異なったタイトルです。

トリック解説

犯人は、自殺に偽装して、標的を殺します。そして、犯行時刻に、自分は顧客と会っていたというアリバイを作ります。

自殺殺人

被害者が、起訴を目前にして、自殺したというシナリオです。

硝煙反応

被害者の手に硝煙反応を残すため、犯人は弾丸を分解して火薬を取り出し、さらに、この火薬に火をつけ、燃えカスを準備します。
燃えカスを被害者の手に吹きかけることで、被害者自身が発砲したようにみせることができます。

切り抜き

被害者が起訴直前であるという内容の切り抜きを用意し、それを死体のそばに置きます。
被害者が、あたかも自殺したようにみせる工夫です。

電話

被害者が死ぬ直前、電話を受けていた犯人は、被害者が取り乱していた(自殺しかねない様子だった)と嘘をつきます。

アリバイ工作

犯人は、犯行時刻、電話である顧客に呼び出されオフィスで仕事をしていたようにみせます。

実際、電話をかけてきたのは被害者です。

葉巻

オフィスで葉巻を燃やし、誰かが、その場にいたようにみせます。

証人

のちに、下院議員が、この時の顧客として名乗りでます。
つまり、犯行時刻、犯人は下院議員と会っていたというアリバイです。

事件発覚直後は、守秘義務を理由に、顧客の名前を隠していました。

犯人のミス

コロンボが、自殺に疑念を抱く手がかりや、犯人を追い詰める証拠などです。

ちぐはぐな証拠

現場に残された矛盾する状況などです。

ファックス

被害者は、死ぬ直前、ハワイにいる妻にファックスを送っていました。送ったのはジョークで、とても、自殺の直前に書くような内容ではありませんでした。

ファックスも、2枚ある内の1枚だけを送っており、不自然な状況でした。

血痕

銃は床に落ちており、銃の下には血痕が付着していました。しかし、銃には血痕がついていませんでした。
つまり、自殺と考えるならば、被害者が死んだ後、血が乾くまで待ってから、銃が落ちたことになります。

犯人は、被害者が関節炎だったから、銃はすぐに落ちなかったと説明します。さらに、その後の痙攣によって、銃が落ちたとも話し、コロンボの追求を逃れます。

雨とアリバイ証言

犯行時刻、短時間の雨がふり、犯人が立ち寄ったオフィスの駐車場も濡れました。
しかし、犯人の車が停めてあったため、駐車場は、一台分だけ、濡れていない部分が残りました。これをコロンボが目撃します。

下院議員は、犯人と同時にオフィスに着き、同時にオフィスを後にしたと証言します。さらに、下院議員は、オフィスにいる間だけか、帰った後に降ったとも話します。
オフィスにいる時に降ったならば二台分、帰った後ならば地面はすべて雨に濡れているはずです。ところが、濡れていないのは、一台分だけでした。

犯人は、到着前に降ったと話しますが、この場合も駐車場の地面はすべて濡れるはずです。
つまり、どう考えても、雨の濡れ跡から、同時に到着し、同時に出ていったという証言と矛盾します。

煙草

下院議員は、煙草を吸いません。しかし、オフィスには葉巻を吸った痕跡が残っていました。

これに対し下院議員は、公けの前で吸うのはやめたが、プライベートでは吸っていると話し、言い逃れします。

電話

犯人は、被害者からの電話の後、下院議員から電話がかかってきたと話します。しかし、犯人の夫人が聞いた電話のベルの音は、一回だけでした。

犯人は、被害者との電話の最中に電話がかかってきたので、電話のベルは鳴らなかったと話します。

リダイヤル

被害者の自宅からリダイヤルを押すと、犯人の自宅にかかりました。

犯人には、想定の範囲内だったようです。

犯行の証拠

犯人の犯行を証明する証拠です。

チーズ

現場には、犯人が噛んたチーズが残っていました。このチーズについた歯形と、犯人の噛んだガムの歯形が一致します。
この歯形により、犯人が、現場にいたことが証明されます。

被害者とは一度も会っていない、という証言と矛盾する証拠でもあります。

感想

弁護士と元検事という、手ごわい相手です。
弁護士が犯人といえば、古畑任三郎の「しゃべりすぎた男」です。内容は、大きく異なります。

この記事のまとめ

刑事コロンボ「完全犯罪の誤算」について、ネタバレありであらすじやトリックをご紹介しました。最後にドラマの内容を、殺人の計画性、偽装工作、犯人のミス、動機、凶器、トリック、コロンボの罠で簡単にまとめます。

項目 内容
殺人の計画性 あり
偽装工作 自殺偽装
ミス つまみ食い
動機 脅迫
凶器 拳銃
トリック 硝煙トリック
コロンボの罠

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