だまされたコロンボ・あらすじ・ネタバレ解説【新刑事コロンボ51】

スポンサーリンク

Columbo Cries Wolf

新・刑事コロンボS9E3「だまされたコロンボ」のネタバレあらすじ、トリック解説です。死体がみつからないエピソードです。

あらすじ

雑誌会社の経営者ショーン・ブライトリー(イアン・ブキャナン)は、会社の株を売ろうとする共同経営者ダイアン・ハンターを、共犯者を使って殺害。替え玉トリックで、ハンターが国外へ飛び立ち、そのまま失踪したようにみせます。

コロンボは薬莢などの証拠から、ハンターがブライトリーに殺された確信し、死体探しを始めます。一方ブライトリーは、捜査をマスコミにリークし、取材陣を集めます。
リークの結果、民衆の注目が雑誌に集まり、雑誌の発行部数は伸びます。

死体を探すコロンボですが、死んだと考えられていた共同経営者のハンターはまだ生きており、すべては、ブライトリーとハンターの芝居であったことが判明します。

タダの宣伝をうまくやったブライトリーでしたが、共同経営者が、本当に会社の株を売ろうとしたため、ブライトリーは共同経営者を殺害します。

犯人

犯人のショーン・ブライトリーは「バチェラーズ・ワールド」という雑誌を扱う会社の経営者の一人で、カメラマンも務めています。

被害者

被害者は雑誌会社のもう一人の経営者で、名前はダイアン・ハンターです。

動機

共同経営者のハンターは、会社の株を売ろうとしていました。
株を売られると、お払い箱になる犯人(ブライトリー)は、売却を阻止するため、共同経営者を殺害します。

共同経営者のハンターは、最初の芝居で株の価値を上げ、その後、本当に売るつもりでした。

捜査および推理

共同経営者が生きているとわかった後、共同経営者が再び失踪したと知ったコロンボは、消えたブレスレット型ポケベルやコートのカバーなどから、今度こそ殺人事件であると推理します。

結末

コロンボは、ポケベルを鳴らすころで、死体が屋敷の壁に埋まっていることを突き止め、殺人を証明してみせます。

原題

「Columbo Cries Wolf」(コロンボほらを吹く)
「だまされたコロンボ」は原題とはやや異なったタイトルです。

トリック解説

ふたりの経営者は、雑誌の部数を伸ばすため、失踪事件をでっちあげて、マスコミの注目を集めます。
その後、ブライトリーが、本当に共同経営者を殺害します。この時、犯人は、先の事件と同様に、共犯者を使って替え玉を仕込み、アリバイを作ります。

偽装殺人

偽りの殺人であり、本当は誰も死んでいません。
殺人の筋書きは、株を売られそうになったブライトリーが、替え玉を使って共同経営者を殺害し、さらに、殺人を隠蔽するため、被害者が失踪しているようにみせかける、というものです。

犯人のミスであるようにみえて、実は、嘘の殺人を信じさせるための罠でした

替え玉

犯人は雑誌のカバーガールの一人に、共同経営者のふりをさせます。

車のカバーの下

替え玉は、共同経営者が乗る車のカバーの下に隠れます。
カバーの下には、替え玉の毛髪と、さらに、共同経営者の毛髪も用意します。

犯行のふり

機内食の代わりに食べるサンドウィッチを受け取るため、共同経営者と替え玉(隠れている)を乗せた車は、レストランの裏口に向かいます。
そして、運転手が、車を離れた後、替え玉が姿を現し、銃を撃ちます。銃はブライトリーが所持・登録しているものを使います。

共同経営者も替え玉も芝居の共犯です。銃は、ドアを開け、空に向かって撃たれます。

空港にて

空港では、帽子、サングラス、スカーフなどを身に付けて姿を隠します。さらに、普段は入れないミルクをコーヒーに入れ、その姿が空港の監視カメラに映るようにします。
この人物は、替え玉にみえますが、本当は、共同経営者のハンターです。

アリバイ工作

最初の偽装殺人で、(のちに犯人となる)ブライトリーは、屋敷のパーティに参加し、大勢に目撃されることでアリバイを作ります。その後に起きた本当の殺人事件で、犯人は替え玉を使ってアリバイを作ります。

替え玉とアリバイ

替え玉が共同経営者(被害者)のふりをして屋敷を出ることで、そのとき、被害者は生きていたようにみせ、さらに、犯人自身のアリバイを作ります。

犯人のミス

偽装殺人では、珍しくコロンボがミスをします。
のちの本当の殺人では、犯人のブライトリーがミスを犯します。

コロンボのミス

コロンボが掴んだ手掛かりの数々(暑い日の服装、コーヒーとミルク、毛髪、容疑者の拳銃、薬莢)は、犯人の仕込んだ罠でした。

外に転がった薬莢

薬莢は、外に落ちていました。ドアが開いていた、とコロンボは簡単に説明しますが、なぜ開いていたのかまでは追及しません。
また、弾が見つからない理由は、被害者の体内にあるため、と考えます。

ドアが開いていた理由は、煎じ詰めると、被害者が共犯者だったからといえます。

ちぐはぐな証拠

偽装殺人の後に起きた殺人において、犯人は、不自然な状況を残します。

ブレスレット型ポケベル

替え玉を使って、共同経営者が生きているようにみせた犯人ですが、その替え玉は、屋敷のゲートを出る時、ブレスレット型のポケベルを身に付けていませんでした。このことが、防犯カメラの映像から明らかになります。
海外へ行くときも身に付けていた大事なポケベルを身に付けていないというのは、不自然です。

コロンボは、死体がまだブレスレッドを身に付けていると推理し、ポケベルにメッセージを送ります。その結果、屋敷の中で、呼び出し音が鳴り響き、内装工事中の屋敷の壁から、ハンターの死体が見つかります。

あとがき

実は犯罪が起きていない、というのは、コロンボシリーズの中でこのエピソードだけです。

感想

なんだか悔しい気分にもなるエピソードです。いつものコロンボとは違いますが、とても面白い作品だと思います。
「さらば提督」も、いつものコロンボとは違ったエピソードです。

この記事のまとめ

刑事コロンボ「だまされたコロンボ」について、あらすじやトリックをご紹介しました。

関連記事

項目 内容
殺人の計画性
偽装工作 失踪にみせかける
ミス 薬莢
動機 会社の売却を阻止
凶器 拳銃
トリック 替え玉トリック
コロンボの罠
タイトルとURLをコピーしました