かみさんよ、安らかに・あらすじ・ネタバレ解説【新刑事コロンボ53】

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Rest in Peace, Mrs. Columbo

新・刑事コロンボS9E4「かみさんよ、安らかに」のネタバレあらすじ、トリック解説です。コロンボのかみさんの葬式シーンから始まるエピソードです。

あらすじ

不動産会社社員のヴィヴィアン・ドミートリー(ヘレン・シェイヴァー)は、死んだ夫の復讐のため、不動産会社の社長を殺害します。犯人は、アリバイをつくり、さらに、殺害の罪を社長が揉めている顧客になすりつけようとします。

コロンボは被害者の所持金から、ヴィヴィアンのアリバイを崩し、彼女が犯人であると確信します。
さらにコロンボは、ヴィヴィアンが、夫を刑務所に送り込んだコロンボ自身にも殺意を抱いていることに勘付きます。

犯人と被害者

犯人のヴィヴィアン・ドミートリーは不動産会社の社員で、被害者は不動産会社の社長です。

動機

犯人の夫は、殺人を犯したために捕まり、獄死しました。
夫が人を殺めた理由は、顧客の金を横領し、それが発覚したためでした。

夫の横領が明るみに出た理由は、今回の事件の被害者が、密告したためでした。
これに気付いた犯人のヴィヴィアンは社長の殺害を決行します。そして、夫を殺人の容疑で逮捕したコロンボにも恨みを抱きます。

犯人は、精神的に不安定な様子です。

捜査および推理

犯人の用意したアリバイは、簡単に崩れますが、決定的な証拠はありません。
コロンボは、ヴィヴィアンが用意した筋書き通り捜査を進めるふりをし、犯人が尻尾を出すのを待ちます。

結末

犯人は、コロンボの奥さんを殺すため、毒入りのマーマレードをコロンボに送ります。
そうして、コロンボ夫人は亡くなり、葬式がしめやかに執り行われ、犯人付き添いのもと、コロンボは自宅へと帰ります。そこで、コロンボが犯人の目の前でマーマレードを口にします。

瀕死のコロンボの前で、得意げに犯行を自供する犯人でしたが、実は、すべてコロンボの芝居だったことが明らかになります。

原題

「Rest in Peace, Mrs. Columbo」(安らかに眠れ、コロンボ夫人)
「かみさんよ、安らかに」は原題と同じタイトルです。

トリック解説

犯人は、不動産会社の事務所で社長を殺害します。そして、犯行をある客になすりつけ、さらに、アリバイを用意します。

罪のなすりつけ

犯人は社長と不動産売買で揉めている顧客を、犯人にでっちあげます。
顧客は複数いますが、その中に、とても暴力的な男性が一人います。

顧客は契約違反で告訴しましたが、顧客に勝ち目はなさそうです。これが、社長殺害の動機となります。

関連書類の紛失

事務所から、揉めている客が関連するファイルを盗み、自宅で燃やします。

凶器

凶器の拳銃は、顧客の自宅周辺に捨てます。

アリバイ工作

社長を殺害した後、犯人は被害者の財布を抜き出し、事務所を後にします。
その後、アリバイ工作のため、不倫関係にある、ある男性と夕食を共にします。さらにそのあと、近くのモーテルで男性と過ごします。

犯人は、捜査開始当初、夕食の件を黙っていました。これは、男性の不倫を公にしないためです。

現金引き出し

夕食の途中に、席を立ち、近くのATMで被害者の金を引き出します。
財布を被害者のもとに戻せば、この時刻までは、被害者が生きていたようにみえます。

財布を元に戻す

モーテルでしばらく過ごした後、夜中の二時頃に、犯人は自宅へと帰ります。途中、事務所へ戻り、財布を被害者の懐に戻します。

犯人のミス

コロンボが犯人のアリバイ工作や、犯人の殺意に気付くきっかけです。

ちぐはぐな証拠

矛盾する証拠や状況です。

被害者の所持金

犯人のアリバイ工作により、被害者は、事務所から出掛け、現金を引き出し、そしてまた事務所に戻った、という行動をとっていたことになります。
わざわざ現金を引き出しに行ったと思えるような行動ですが、被害者は1400ドルもの現金を既に所持していました。

被害者が現金を持っていた理由は、バスケの賭けをしていたためです。

犯行の証拠

ヴィヴィアンによる犯行を示唆する証拠や状況です。

事務所の明かり

不動産会社の事務所を管理する会社が、毎日、22時と翌日の2時に、事務所の見回りをしています。この見回りにより、犯行があった日は、明かりが灯っていなかったということが明らかになります。

しかし、コロンボが現場に到着した時、事務所は明かりが点いていました。このことからコロンボは、夜中の2時以降に、何者かが事務所に入ったと推理します。

歯医者の電話

コロンボは、休暇中、警察に、歯医者から自分宛の電話があったことを知ります。
しかし、半年前に引っ越したばかりのコロンボには、歯医者から電話がかかってくるはずがありませんでした。

コロンボの罠

犯人がヴィヴィアンであることを確信するコロンボですが、決定的な証拠はありません。
そこで、犯人がコロンボに送ったレモンのマーマレードを使って、犯人を罠にはめます。

マーマレード

犯人は、コロンボの奥さんを殺すため、毒入りのマーマレードをコロンボに送ります。
マーマレードを受け取ったコロンボは、すぐに鑑識で調べ、毒入りであることを突き止めます。

かみさんの葬式

コロンボは部下や警察の家族と協力し、コロンボ夫人の偽の葬式を行います。
葬式に参列した犯人は、夫人が亡くなったと思い込みます。

瀕死の刑事

葬式の後、コロンボは犯人を自宅に誘います。そこで、マーマレードを口にし、具合が悪いふりをします。
コロンボが死にかけていると勘違いした犯人は、犯行の全てを自供します。

もちろんすべてコロンボと警察の演技で、そこは、コロンボの自宅でもありませんでした。

感想

コロンボが猛烈にビンタされます。コロンボと奥さんを殺そうとしたあんたの方が酷い、と思ったりもします。こういった作品をみて思い出すのが、シャーロック・ホームズ『瀕死の探偵』です。

考察

コロンボは来年の1月で結婚28か29年目、子供はいないなどの身の上話が登場します。
アメリカの場合、結婚できる年齢は18歳なので、コロンボは、最も若くて46か47歳ということになります。

18歳未満でも結婚していたかもしれませんし、そもそも、コロンボが本当のことを語っていない可能性もあります。

この記事のまとめ

刑事コロンボ「かみさんよ、安らかに」について、ネタバレありであらすじやトリックをご紹介しました。最後にドラマの内容を、殺人の計画性、偽装工作、犯人のミス、動機、凶器、トリック、コロンボの罠で簡単にまとめます。

項目 内容
殺人の計画性 あり
偽装工作 罪のなすりつけ
ミス 被害者の所持金
動機 復讐
凶器 拳銃
トリック 現金引き出し
コロンボの罠 瀕死の刑事

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