幻の娼婦・あらすじ・ネタバレ解説【新刑事コロンボ48】

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Sex and the Married Detective

新・刑事コロンボS8E3「幻の娼婦」のあらすじ、トリック解説です。偶然、浮気現場を目撃した女性カウンセラーが犯人です。

あらすじ

カウンセラーのジョーン・アレンビー(リンゼイ・クローズ)は、恋人が女の助手と浮気している現場を目撃してしまいます。
恋人の殺害を決意したアレンビーは、娼婦に変装して恋人を殺害。女を買った恋人が、女に暴力をはたらき、銃で撃たれて死んだようにみせます。

犯行に自信をもつアレンビーでしたが、オフィスの鍵の謎、現場に残ったちぐはぐな証拠などがみつかり、コロンボにつきまとわれます。

犯人

犯人のジョーン・アレンビーはカウンセラー(心理学者)です。ラジオなど、様々な場所で性について語っています。

被害者

被害者は犯人の恋人です。三年付き合ったアレンビーに飽き、アレンビーの助手と関係を持ちます。

動機

ある日、アレンビーは、(ロサンゼルスから)シカゴへ向かう飛行機が霧で飛ばなかったため、オフィスで一晩を過ごそうとします。そのオフィスでは、恋人と助手が愛し合っていました。
浮気現場――二人が自分をけなしている現場――を目撃したアレンビーは、恋人の殺害を決意します。

捜査および推理

コロンボは、被害者がオフィスの鍵を持っていなかったこと、現場に残された血液、毛髪、吸殻から判明した血液型がちぐはぐなことなどから、娼婦の犯行を疑います。

結末

煙草を吸わない人間が煙草を吸ったようにみせている、コートはカードで買ったのに現金で買った服がある、娼婦の姿を目撃したにも関わらずそのことに一切触れなかった、などにより追い込まれた犯人は、恋人殺害を認めます。

原題

「Sex and the Married Detective」(性と既婚の刑事)
「幻の娼婦」は原題とは異なったタイトルです。

トリック解説

犯人は、コンサートパーティの最中に娼婦に変装して抜け出します。そして、バーで待ち合わせした恋人をオフィスに連れ込み、殺害します。

なすりつけ

犯人はリサという娼婦に変装し、そのリサに罪をなすりつけます。
変装がうまくいけば、警察は、リサという存在しない人物を探すことになります。

リサに変装

犯人はウィッグなどを使って別人に変装します。犯人のことをよく知っている人物でなければ、その姿を見破ることはできません。

着替えは、パーティー会場のトイレで行います。変装用の服やウィッグは、予め、トイレの手洗い場の下に隠しておきます。

犯行の翌日、変装用の道具一式を回収します。

バーでの立ち振る舞い

犯人は恋人とバーで待ち合わせします。
娼婦に変装した犯人は、そこで恋人を誘います。恋人は犯人の正体を見破りますが、バーテンなどには、男が娼婦を買ったようにみえます。

暴行という筋書き

犯人は、娼婦の血痕などを残し部屋を荒らします。これにより、恋人が娼婦に暴行をはたらき、その結果、銃で撃たれたという筋書きを用意します。

煙草の灰

娼婦は煙草を吸うという事実を残すため、現場に煙草の吸殻を残します。

犯人のミス

コロンボが犯人の偽装工作を見破り、さらに犯人を追い詰める証拠です。

ちぐはぐな証拠

矛盾するような状況や証拠です。

オフィスの鍵

被害者はオフィスの鍵を持っていませんでした。
つまり、行きずりのはずの娼婦が鍵を持っていたことになります。

被害者の鍵はバーの駐車場に停めてあった彼の車の中にありました。

血液型

煙草の吸殻に残った唾液から、吸った人物の血液型が明らかになります。これは、カーペットに残った血痕とは一致しませんでした。
さらに、被害者の肩に残った毛髪も、吸殻や血痕とは血液型が異なります。

ガードマンの証言

オフィスに入る被害者と娼婦の姿をオフィスビルのガードマンが目撃しています。
複数の血液型がみつかったことから、複数の人物がオフィスにいたようにみえますが、ガードマンが目撃したのは、被害者と一人の娼婦だけです。

他の入口から入った、ということもありません。

煙草の灰

現場には吸殻と灰が残されていましたが、一本吸ったにしては、灰の量が少なく、不自然な状況でした。

これは、犯人が、たばこを折って火をつけたためです。

現金での買い物

犯人は、シカゴでキャメル色のコートをカードで買っています。しかし、現金でも、服を買っています。
この服が、変装に使われた黒い服であることが明らかになります。

犯行の証拠

目撃者などの存在です。

パーティー会場の目撃者

ある男が、パーティー会場で、犯行を終えた後の犯人(娼婦)を目撃し、そのあとを追っていました。
この男が、娼婦がトイレに入ったあと出てこなかったと証言します。

手洗いの下

変装道具を回収した犯人ですが、手洗い場の裏には、切れ端が残っていました。

コロンボの罠

コロンボは犯人に娼婦の恰好をした人物(娼婦に変装した女性警官)を、暗がりの中でみせます。

犯人の反応

突然姿を現した娼婦に犯人は一瞬驚きますが、そのことを、駆けつけたコロンボには話しませんでした。

これが、ひとつの状況証拠になります。

あとがき

コロンボ登場、つまり犯行までやや長い気もしますが、その分、動機がしっかり描かれています。

感想

推理やトリックだけではなく、人間ドラマも描かれているように感じます。悲し気な音楽も、印象的です。

この記事のまとめ

刑事コロンボ「幻の娼婦」について、ネタバレありであらすじやトリックをご紹介しました。最後にドラマの内容を、殺人の計画性、偽装工作、犯人のミス、動機、凶器、トリック、コロンボの罠で簡単にまとめます。

項目 内容
殺人の計画性 あり
偽装工作 なすりつけ/変装
ミス オフィスのキー
動機 浮気の制裁
凶器 拳銃
トリック
コロンボの罠 娼婦の姿をした警官

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