相棒S2E6『殺してくれとアイツは言った』のあらすじとトリック解説です。推理作家がラジオで「殺してほしい」と発言し、命を狙われます。
あらすじ
杉下右京と亀山薫は角田課長と共に麻薬取引の現場に張り込みをしていた。同じ頃、作家の菅原英人(すがわら・えいじん)がラジオで「殺して欲しい」と発言する。翌日、英人のもとに脅迫状と切断された人の指が届く。英人の旧友である小野田官房長は特命係に捜査を命じ、右京と亀山は英人の護衛をすることになる。
右京らが泊まり込みでボディーガードを務める中、菅原宅に小包が届く。その小包には爆弾が仕込まれており、荷物を開封した妻の珠江(たまえ)が爆死してしまう…。

登場人物とキャスト
主なゲストをまとめます。
| 名前 | キャスト | 説明 |
|---|---|---|
| 菅原英人 | 大杉漣 | 推理作家 |
| 菅原珠江 | 中島ひろ子 | 英人の妻 |
| 倉貫健太郎 | 中村俊太 | フリーター |
| 高林安夫 | 新納多朗 | ホームレス |
事件と伏線のまとめ
英人がラジオで不用意な発言をし、自宅に脅迫状が届きます。その後、小包が届いて英人の妻・菅原珠江が爆死してしまいます。英人の発言が発端となって、運悪く妻が巻き込まれてしまったようにみえます。
爆破事件後、英人は懸賞金をかけて犯人を挑発します。これを受けて犯人は引き下がり、事件は落ち着きをみせます。のちに真犯人と思しきホームレスが死体となって発見されます。
- 英人には自殺願望があった
- 妻が英人の自殺願望について証言している。英人は最近スランプらしい
- 英人はむさ苦しいと言って護衛を専門とする警官を引き取らせている(代わりに特命係が護衛になる)
- 英人のスケジュールは妻が管理している
- 脅迫状には指が同封されていた
- 脅迫状は複数回にわたって送りつけられ、いずれも筆跡は似ている
- 犯歴がないため、指紋の照合はできず、身元は判明しない
- 爆弾を制作する人間が大事な指を切り落とすだろうか?
- 小包にはプロが作ったと考えられる爆弾が仕掛けられていた
- ホームセンターで手に入る材料が使われていた
- 爆弾にはアンホという爆薬が使われていた。ひろく流通している爆薬のため、出所を辿りにくい
- 被害者は送り状が実家だったため、警戒していたにも関わらず、封を開けてしまった
- 犯人は妻の実家を知っている
- 英人の素振りから、妻を愛していた様子がうかがい知れる
- 爆発事件後、英人は特命係とともにボロアパートで生活することになる
- 限られた人物しか知らないはずなのに、ボロアパートに手に包帯を巻いた怪しい人物が現れる
- 怪しい人物は脅迫状を置いていった様子。この怪しい人物こそが犯人らしい
- ホームレスの死体が発見される
- 死因は麻薬のオーバードーズ
- 英人に送り付けられた指はホームレスのものに間違いなさそう
- ホームレスは爆弾の取り扱い説明書を所持していた(プロから購入したらしい)
- ホームレスなのに、なぜ麻薬や爆弾を購入できたのか?
- 英人が書いたサインの「悪」やおんなへんが脅迫状のそれと似ている
ネタバレ
黒幕は菅原英人でした。英人は妻を殺害するために、ラジオで「殺して欲しい」とわざと発言し、自分が狙われているようにみせて、妻を爆死させています。動機はマネージャーのように英人を管理する妻が邪魔になったからです。
英人は共犯者のホームレスも、オーバードーズにみせかけて殺しています。ホームレスは金で英人に雇われ、指を切り落としたり、脅迫状や爆弾を送りつけたりしていました。なお、このホームレスは角田課長や特命係が張り込んでいた麻薬取引の現場にいました。
トリック
自分が狙われているようにみせた上で、本来の標的を殺害するトリックです。実際の動機がなんであれ、とりあえず被害者は身代わりになって死んだようにみえます。
なお、自分自身が殺されない限り、凶行は続くことになってしまうため、どこかで収束宣言をしないといけません。
結末
右京と亀山はスペインへ向かおうとする英人を呼び止め、真相を明かす。しかし、決定的な証拠はなく、英人を取り逃すことになる。ところが、サイン会にきていたフリーターが現れ、英人をナイフで刺し殺す。
感想
最後がなかなか衝撃的でした。
- 小野田官房長の「暇か?」
この記事のまとめ
相棒Season2第6話について、あらすじや真相などをご紹介しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 監督 | 大井利夫 |
| 脚本 | 砂本量 |
| 長さ | 54分 |
| 放送 | 2003年 11月19日(水) |

