相棒S1E7『殺しのカクテル』のあらすじとトリック解説です。バーテンダーが男性を殺害する事件が発生。ちょうど同じ頃、美和子の親戚がイギリスから日本に遊びにきます。
あらすじ
バーテンダーの三好倫太郎はオーナーの倉沢正にカクテルを振舞っていた。二人は何かで揉めているらしく、倉沢はバーから出ていこうとする。三好はナイフを手に取り、倉沢を追いかけて背中を刺す…。翌朝、倉沢の死体は三好のバーではなく、空き地で発見される。
一課は三好のバーだけは経営が成功していたことから、三好を容疑者から外し捜査を進める。三好のオリジナルカクテルは缶入りカクテルとしての販売計画が進んでおり、三好が倉沢を殺害する経済的な理由はないと考えられた。
ちょうどその頃、亀山と美和子の自宅にアキコ・マンセルが訪ねてくる。アキコは美和子の叔母で、イギリス人と結婚していた。わざわざイギリスから日本にきたのは、思い出の店を再訪するためで、その店で飲んだオリジナルカクテルは亡き夫と出会ったときに飲んだ一杯だという。

登場人物とキャスト
主なゲストをまとめます。
| 名前 | キャスト | 説明 |
|---|---|---|
| 三好倫太郎 | 蟹江敬三 | バーテンダー |
| 倉沢正 | 和田周 | オーナー |
| アキコ・マンセル |
草村礼子 |
美和子の叔母 |
事件と伏線のまとめ
犯人はバーテンダーの三好です。動機は缶カクテルが絡んでいます。三好は缶の販売に反対していますが、オーナーの倉沢は販売を推し進めようとしています。二人は長い付き合いのようですが、意見は対立し、殺人事件に発展してしまいます。
犯人も動機もわかっています。死体が犯人のバーではなく、空き地で見つかったのも、犯行現場を誤魔化そうとしていたように思えます。ただ、何が決定的な証拠になるのかはわかりません。
- 死んだ倉沢からアルコール、梅干し、ミントが検出される
- 右京は三好に梅干しを使ったオリジナルカクテルを注文する
ベースはウォッカで透明のミントリキュールと梅干しを材料にする。味は悪くないが、見た目がよくない - アキコ・マンセルの思い出の店は銀座のレストランで、バーカウンターとピアノがあった
- アキコが記憶を頼りに思い出の店を訪ねると、そこは倉沢の死体発見現場だった
- アキコが飲んだ思い出のカクテルは塩味がして、果肉のようなものが浮いていて、ミントの味がして、緑色だった
- 三好のバー『リメンバランス』は過去に移転している
ネタバレ
アキコ・マンセルが三十年前に訪れたレストランのバーカウンターでカクテルを振舞ったバーテンダーは犯人の三好倫太郎でした。三好はジンベースに梅干しと緑色のミントリキュールを加えたオリジナルカクテル『ベストパートナー』を出会ったばかりのアキコとマンセルさんに作っていました。
三十年経っても三好はアキコ・マンセルのことをよく憶えており、思い出の一杯である『ベストパートナー』を再び振舞うことになります。
被害者の倉沢が死ぬ間際に飲んだのも『ベストパートナー』でした。三好は意見が食い違う倉沢に『ベストパートナー』を作りましたが、残念ながら倉沢の考えは変わりませんでした。
犯行後、三好が死体を動かしたのは自分が疑われないようにするためではなく、移転前の店に倉沢を連れて行くためでした。
トリック
犯人は特にトリックを仕掛けていません。被害者が心変わりすると信じていたために、突発的な犯行になったとも考えられます。自首していない点や『ベストパートナー』というオリジナルカクテルを隠そうとしている点などから、殺人を隠そうという意志はうかがい知れます。
右京さんが三好を疑ったのは、バーテンダーにしては爪の手入れが行き届いていなかったからでした。
犯人が自供した決定的な証拠はオリジナルカクテルの『ベストパートナー』で、被害者は死ぬ間際に犯人のカクテルを飲んだことが証明されたといえます。犯人はオリジナルカクテルを隠していましたが、大事な思い出をもつ御婦人が現れたため、振舞うことになります。
結末
犯人の三好は潔く犯行を認め「最後に楽しい思い出ができた」と、杉下右京に伝える。
感想
倒叙形式のエピソードでした。バーテンダーの記憶力が自供につながっています。ベストパートナーというカクテルの名前も意味深でした。
この記事のまとめ
相棒Season1第7話について、あらすじや真相などをご紹介しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 監督 | 大井利夫 |
| 脚本 | 櫻井武晴 |
| 長さ | 54分 |
| 放送 | 2002年 11月20日(水) |

