猟人荘の怪事件・あらすじ・ネタバレ解説【名探偵ポワロ30】

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名探偵ポワロ・第30話

名探偵ポワロ「猟人荘の怪事件(The Mystery of Hunter’s Lodge)」のあらすじ、トリック解説です。
美味しいライチョウを食べるために赴いた猟場で、ポワロは殺人事件に巻き込まれます。

あらすじ

とある猟場を訪れたポワロはヘイスティングス大尉らが狩りのさなか、二時間放置され、風邪を引いてしまう。
その夜、猟師たちが集まる屋敷の主であり、お金持ちのハリントン・ペース氏が何者かに銃殺される。不用意にも臨時雇いの家政婦が不審な人物を屋敷に招き入れた結果おきた殺人事件だった。

家政婦は自宅の電話を使わず、近くにいた被害者の異母弟ジャックに通報を頼んでいた。さらに翌朝、その家政婦は姿を消してしまう…。事件発生前、不審人物が最寄駅で目撃されており、その人物は家政婦やロジャーの妻が屋敷で目撃した人物と人相が一致するらしかった。

ポワロは「ロンドンへ向かった」というアリバイのあるロジャーに迫り、彼はギャンブルで抱えた借金を返すために寄り道をしていたことを白状する。
ヘイスティングス大尉の友人であるロジャーはこれで容疑者から外れ、そしてついに、行方不明だった家政婦のミドルトン夫人がみつかる。しかし、その人物は屋敷にいた人物とは全くの別人だった。

登場人物

ポワロ、ヘイスティングス大尉以外の登場人物です。

  • ハリントン・ペース
    被害者。金持ち。狩りの最中に誤射され、激怒する
  • ロジャー・ヘイバリング
    大尉の友人。被害者の甥。妻には内緒でギャンブルでつくった借金をどうにかしようとしている
  • ゾイ・ヘイバリング
    ロジャーの細君
  • アーチー・ヘイバリング
    被害者の甥。ペース氏を撃った男性
  • ジャック・スタッダード
    被害者の異母弟。猟場の番人
  • ミドルトン夫人
    臨時雇いの家政婦

注目のシーン

ただならぬ雰囲気。

謎解き前の登場人物達

©Agatha Christie Ltd, ITV BBC

ペース氏殺害の犯人、そして、なぜ家政婦は消えたのか?どこに消えたのか?というのが大きな謎です。

家政婦は18時50分頃に不審な人物が屋敷を訪れ、その人物が犯行に及んだと証言しています。
屋敷にいたゾイ・ヘイバリングもその人物を目撃したと証言しています。そして、似たような人物が最寄り駅の駅員によって目撃されています。

消えた家政婦と自転車

翌朝、家政婦ミドルトン夫人が姿を消します。その姿はどこにもなく、見つかったミドルトン夫人は別人でした。本物のミドルトン夫人は、臨時で働く直前に、ある女性から金だけ渡され引き返すよう依頼されたようです。

駅に現れた不審者は駅員の自転車を盗んでいます。その自転車も行方不明です。

手掛かり・伏線

殺人事件の謎を解くヒントです。この事件では、猟犬の活躍により、重要な証拠がみつかります。

証言

関係者達の証言をまとめます。

  • 容疑者の人相
    姿を消した家政婦とゾイは、屋敷に現れた人物が、もじゃもじゃの髭を生やし、メガネをかけていたと証言します。二人の証言に大きな矛盾はありません
  • ロジャーのアリバイ
    ゾイの夫であり大尉の友人でもあるロジャーは、当夜、ロンドンへ向かっていました。ロジャーが乗車した汽車は18時15分発で、犯行時刻は18時50分頃です。15分発の汽車を次の駅で降りて引き返せば犯行時刻には間に合います。アリバイの穴をつつかれたロジャーは妻に内緒でつくった借金を返すため、ある人物を尋ねていたと証言します
  • メモで指示
    ミドルトン夫人はメイド達にメモ書きを使ってやることを指示していたようです。直接伝えないという不可解な行動ですが、その理由は不明です
  • 通報
    事件発生時、ミドルトン夫人は屋敷の電話を使わず、外へ駆け出し、ジャックに通報を依頼しました。
    その理由は具合の悪くなったゾイを看病するためだったようです
  • ライチョウ
    事件のあった夜、ロジャーの車に乗せてもらったにも関わらず、ミドルトン夫人は狩りで仕留めたライチョウを取りに行かなかったようです
  • 変装道具と自転車
    ミドルトン夫人の服の匂いを頼りに、猟犬が埋められた変装道具と自転車を見つけます。
    変装道具の一つはもじゃもじゃの髭であり、これにより、不審者がミドルトン夫人の変装であったことが明らかになります

真相(ネタバレ注意)

犯人はゾイ・ヘイバリングです。夫のロジャーは犯行を知っており共犯といえます。

被害者を撃ったのは屋敷から消えたミドルトン夫人です。そして、ゾイとミドルトン夫人は同一人物です。ゾイはミドルトン夫人に変装していました。ゾイの姿のときはメイドに指示を出せないため、メモを使っていました。屋敷から通報しなかったのも、変装をとく時間を稼ぐためです。

もじゃもじゃの髭の不審者もゾイです。正確にはゾイの変装であるミドルトン夫人が、もじゃもじゃの髭などを身につけて不審者に変装していました。
ゾイ=ドルトン夫人のため、不審者の目撃証言は一人の人物の証言ということになります。

結末

ロジャーとゾイの犯行を暴いたポワロは彼らを追い込み、逮捕へと導きます。そして、見つけ出した自転車を駅員に返却しますが、全く喜んでもらえず、憤激します。

感想

猟犬が二度も大活躍します。かわいいです。

この記事のまとめ

名探偵ポワロ「猟人荘の怪事件」のあらすじ、真相をご紹介しました。このエピソードは英国放送順で第30話です。

  • ポワロはライチョウを食べるために猟人荘へと出向き、そこで猟人荘の主人ハリントンが銃殺されるという事件に遭遇する
  • 事件発生後、ミドルトン夫人という家政婦が一人行方不明になる。のちに家政婦は発見されるが行方不明になった家政婦とは全くの別人だった
  • 犯人はゾイ・ヘイバリングだった。ゾイとミドルトン夫人は同一人物で、行方不明になった家政婦はゾイの変装だった
項目 内容
監督 レニー・ライ
Renny Rye
脚本 アンドリュー・マーシャル
Andrew Marshall
脚本 T・R・ボーウェン
T.R. Bowen
原作 アガサ・クリスティ
Agatha Christie
制作 LWT (現ITV)

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