異形の客|あらすじとネタバレ解説【火村英生】

異形の客」のあらすじとネタバレ解説(犯人やトリックなどの紹介および考察)をまとめています。原作は有栖川有栖氏による推理小説で、短編集「暗い宿」に収録されています。

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あらすじ

路上で刺殺事件が発生する――。

温泉旅館に執筆のため滞在していた有栖は、その宿で顔全体を包帯で覆った不気味な男と出会う。
翌朝、有栖が散歩をしていると、あの包帯男が通り過ぎて行った。その直後、男が泊まっているはずの部屋で、若い男性の絞殺死体が発見される。

旅館に警察が到着し、火村も駆けつけた。被害者の身元は大学生の相羽であることが判明。だが、殺害現場に明確な手掛かりは何一つ残されていなかった。火村は、犯人が巧妙に身元を隠していることから、この事件が衝動的な殺人ではないと推理する。犯行時刻は夜中と考えられ、現場の状況から、包帯男が旅館に相羽を招き入れて殺害したと考えられた。もしかすると、宿泊客や従業員の中に包帯男に変装した人物がいるかもしれない。

火村は相羽の住んでいたアパートへ刑事の鍋島と向かう。大家に話を聞くと、相羽は引きこもりでほとんど家から出ていなかったらしい。そして、聞き込みの最中、相羽の友人である幡多が現れる。驚くべきことに、幡多の実家は、相羽の死体がみつかった旅館だった。

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ネタバレ

幡多こそが、路上で男性を刺し殺し、旅館で相羽を殺した真犯人でした。幡多は路上での犯行を相羽に目撃されており、その事実をネタに、脅迫されていました。
18時頃、宿屋に現れた包帯男は殺された相羽自身であり、同じ頃、相羽の自宅で観葉植物を受け取ったのは幡多でした。相羽が包帯をしていたのは、彼が醜形恐怖症に苦しんでいたためでした。

トリック

包帯の男という架空の存在を作り出し、彼に罪をなすりつけるという犯行計画だったと思います。旅館に包帯男が現れ、その後、旅館を去れば、包帯野郎こそが殺人の重要人物になるはずです。

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ドラマと原作の違い

ドラマ化にあたっては非常に細かな設定が変更されているようですが、ストーリーなどに変更はないようです。変更点は、例えば、幡多の親が衆議院の政治家、包帯男が目を留めていたものは原作では大黒様の置物、幡多と相羽は高校時代からの友人だったなどです。ドラマオリジナルの登場人物もいたりして、やや加えられている部分もあります。しかし、大きな変更はありません。

なお小説の「異形の客」は「暗い宿」という短編集に収録されています。

項目 内容
著者 有栖川有栖
書名 暗い宿
分類 推理小説
(短編集)
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この記事のまとめ

火村英生「異形の客」のあらすじ、真相などをご紹介しました。

  • 路上で刺殺事件が発生
  • 旅館で有栖が不気味な包帯男に出会う
  • 幡多が犯人
  • 幡多は路上で男性を殺していた
  • 包帯男は相羽自身
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