絶叫城殺人事件|あらすじ・ネタバレ解説【火村英生】

絶叫城殺人事件』のあらすじやトリックのまとめです。ドラマだけではなく原作小説についても記載しています。絶叫城殺人事件の原作は同タイトルの推理小説で、もとは短編です。絶叫城殺人事件が収録されている短編集のタイトルも「絶叫城殺人事件」となっています。この記事では短編集についても紹介しています。

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あらすじ

英都大学社会学部の准教授・火村英生(ひむらひでお)は臨床犯罪学の研究者は、フィールドワークと称して、警察からの依頼を受けて公式に殺人事件の捜査協力を行っていた。その捜査には、推理作家の有栖川有栖が加わることも、しばしばであった――。

火村は有栖とともに、連続殺人犯を追っていた。既に、若い女性が二人も殺害されており、被害者の口の中には解読できないメッセージが残されていた。事件には火曜日の夜に起きるという規則性があり、予想通り、またしても火曜日に、同じ手口の殺人が発生する。三人目の被害者はこれまでと同じ若い女性で、口の中には「ナイトクローラー」と書かれた紙が押し込まれていた…。

ナイトクローラーは人気ゲームに登場するらしく、有栖が頑張ってそのゲームのクリアを目指す中、火村はゲーム会社を訪ね、事情を聴く。有力な手掛かりが得られないまま時は過ぎ、次の火曜日まで残り三日となった晩、第4の殺人が発生してしまう。

これまでの規則性を逸脱する殺人に火村達は戸惑うが、被害者のフリーライターはこれまでと同じ手口で殺されていた。被害者の口の中からみつかった紙には「GAME OVER」と書かれており、それは、連続殺人の終了を意味しているようだった。

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ネタバレ

最後に死んだ大和田雪枝は他殺ではなく自殺です。最初の3人を殺害した通り魔は4番目に死んだ雪枝の弟・大和田英児でした。英児は、3人目の殺害後に不慮の事故に遭い入院していました。なお、英児の犯行動機は、金や男女関係ではなく、愉快犯でした。現実と虚構の境界を確認したかったみたいなことを語っています。
最終的に、犯人の姉が共犯者となり、全ての罪を被ろうとしました。真犯人の大和田英児はゲームの内容に見立てて連続殺人を行ったともいえます。

↓ニック・ハレルヤの事件↓

深夜に警察から呼び出された火村は推理作家の有栖川有栖と共にホテルで殺害された女性の事件に関わることになる。被害者はマジシャンのニック・ハレルヤと、アシスタントのジュリアで、部屋は密室状態だった。凶器のマジック用のナイフにはニックの指紋がついていた。

火村は被害者と同じ店のアクセサリーを身に着けていたニックのマネージャー・吉永に注目し、そして、密室トリックを解説し始める。そのトリックは、被害者の体に透明なワイヤーを取り付け、向かいの部屋から引っ張るというものだった。

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原作短編集について

ドラマ原作の絶叫城殺人事件は、ドラマの内容とほぼ同じですので、省略します。

項目 内容
著者 有栖川有栖
書名 絶叫城殺人事件
分類 推理小説
(短編集)

黒鳥亭殺人事件

有栖のもとに学生時代の友人である天濃仁から突然の電話がかかってきて、その電話で「火村と一緒に来てくれ」と頼まれる。天濃は娘と共に山奥にある“黒鳥亭”と呼ばれる真っ黒に塗られた家に住んでいるのだが、その家の近くで、2年前に事件が起きた。その事件は夫婦ケンカが原因だった。夫が妻を殺害して逃走し、近くの海に身を投げて自殺するという、痛ましい事件だった。
その自殺した夫の死体が、なんと黒鳥亭の古井戸で見つかったという。しかも、その死体はわずか1週間前に死亡したものだった…。

壺中庵殺時事件

窓のない地下室“壺中庵”で、壺内宗也が首をつって死んでいるのが発見される。奇妙なことに、彼の死体は、どういうわけか頭に大きな壺をかぶっていた。最初は自殺と思われていたのだが、のちに他殺と判断され、仲の悪かった息子、家政婦、借金のあった友人という三人の容疑者が浮上する。

月宮殿殺人事件

河川敷に、高さんというホームレスが廃材や拾った木で建てた不思議な屋敷、通称“月宮殿”があった。有栖川有栖が火村と共にその屋敷へ向かうと、残念なことに、屋敷は火事で焼失していた。住んでいた男性は亡くなったという。のちに少年達が逮捕されるが、彼らは中に人がいなかったと主張する。一方、ホームレスの浜さんは高さんが中にいたと主張し、少年達が嘘をついていると言い張る。

雪華楼殺人事件

廃ビルの屋上から最上涼の死体が見つかった。彼は倉田みずえと共に家出中で、偶然この廃ビルに辿り着いていた。行動を共にしていたみずえだが、ショックで記憶を失っていてため、涼が自殺か他殺かどうかは判然としなかった。
廃ビルには他にも伊地知という50代の男性が住んでいた。涼が亡くなった時、伊地知も肺ビルにいたはずであるが、彼も詳しいことは知らない様子だった。

紅雨荘殺人事件

美しい豪邸“紅雨荘”で元化粧品会社社長の飯島粧子が、首を絞められて殺される。遺産の相続人である3人の子供達にはアリバイがあったのだが、粧子と仲が悪かった親戚の牟礼真広には明確なアリバイがなかった。しかし、真広は後日、アリバイを証明してくれたタクシーの運転手を知らないと突っぱねるのだった。

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