相棒|その頬に触れるな・あらすじ・ネタバレ解説【シーズン22第11話】

その頬に触れるな』は2024年1月10日に放送された相棒season22の第11話です。化学メーカー研究員の殺害事件を発端に、猛毒ガスによるテロの危険性が浮上。人気キャラクター「ほっぺ丸」のぬいぐるみが、小学生の誘拐事件と驚くべき繋がりを持つことが判明します。特命係の杉下右京と亀山薫は、シングルマザーの丹生初音が何者かに脅されていることを察知し、誘拐事件を疑って捜査を開始。一連の事件の裏には、愛憎と誤解が複雑に絡み合った悲劇の真相が隠されていました。この記事では、あらすじ、登場人物とキャスト、ネタバレ、感想、余談などをまとめています。

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あらすじ

化学メーカーの研究員が猛毒の神経ガスで殺害される事件が発生し、杉下右京と亀山薫は、捜査の過程で道端に落ちていた人気キ ャラクター「ほっぺ丸」のぬいぐるみを発見する。持ち主を捜索した結果、小学生の息子を持つシングルマザーの丹生初音に辿り着くが、その様子から誘拐事件が疑われる。右京は初音の勤務先である玩具メーカーで「ほっぺ丸」にまつわる意外な裏事情を探り、一方の薫は、何者かの指示に従う初音を尾行。やがて、「ほっぺ丸」のぬいぐるみが神経ガスをばらまくテロに使われる可能性が浮上し、薫は体を張ってそれを阻止しようとする。その頃、右京は初音の勤める玩具メーカーと深い因縁を持つ女性、持永登紀子の不穏な動きを捉えていた。

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登場人物とキャスト

  • 杉下右京(水谷豊)
    警視庁特命係の警部。
  • 亀山薫(寺脇康文)
    右京の相棒。時に体を張って捜査に当たる。
  • 丹生初音(映美くらら)
    玩具メーカー「トイキャッスル」のデザイナーで、「ほっぺ丸」の生みの親とされている。息子を誘拐され、何者かの指示に従う。
  • 丹生湊人(松本瑛貴)
    誘拐事件の被害者。丹生初音の息子。
  • 持永登紀子(山下容莉枝)
    殺害された研究員の同僚。初音の勤務先と深い因縁を持つ女性。
  • 小園蓮太郎(山田太一)
    トイキャッスル株式会社の社長。
  • 辺見岳(小野匠)
    化学メーカー「帝堂化学」の開発部社員。
  • 持永凛(吉田凜音)
    トイキャッスルのデザイナーで、初音の後輩。半年前に自殺したとされている。
  • 八巻萌美(沖なつ芽)
    トイキャッスル株式会社の社員で、持永凛と同期。
  • 梶川史彦(小林峻)
    被害者。猛毒の神経ガスで殺害された。帝堂化学の研究員。
  • 中園照生(小野了)
    警視庁の参事官。
  • 伊丹憲一(川原和久)
    警視庁捜査一課の刑事。
  • 芹沢慶二(山中崇史)
    警視庁捜査一課の刑事。
  • 出雲麗音(篠原ゆき子)
    警視庁捜査一課の刑事。
  • 角田六郎(山西惇)
    組対部薬物銃器対策課課長。
  • 益子桑栄(田中隆三)
    警視庁鑑識課員。
  • 土師太(松嶋亮太)
    警視庁サイバーセキュリティ対策本部のメンバー。
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ネタバレ

化学メーカー研究員である梶川史彦の殺害事件と、丹生初音の息子である湊人の誘拐事件は、「ほっぺ丸」のぬいぐるみを媒介に繋がっていました。梶川は、猛毒の神経ガス「TXガス」を仕込んだぬいぐるみを製造し、口から検出された繊維と一致します。この事件の裏には、半年前のデザイナー・持永凛の死が深く関与していました。凛は幼い頃に母・持永登紀子に遊園地に置き去りにされ、母との再会を願って「ほっぺ丸」のデザインを続けていました。彼女はキャラクターグランプリで賞を得るため、社長の小園蓮太郎の指示で審査委員に賄賂を渡しましたが、その行為を後悔し辞退を決意。しかし、そのことを巡って小園と揉み合いになり、転落死させられました。小園はこれを自殺に見せかけ、さらに初音にパワハラの濡れ衣を着せるメールを捏造していました。
娘の死を知った登紀子は、初音が凛を追い詰めたと誤解し、復讐を企てます。彼女は梶川にTXガス入りのぬいぐるみを製造させ、 梶川が脅迫してきたため殺害。その後、初音の息子を誘拐し、初音に凛の人生をなぞらせる形で、凛が死んだ場所でTXガス入りのぬいぐるみで殺害しようと画策していました。

結末

右京は、登紀子が初音を凛と同じ場所で殺害しようとしていると見抜き、間一髪でその計画を阻止します。駆けつけた亀山が潜ん でいた登紀子を確保。登紀子は梶川殺害を自白し、娘・凛への深い愛情と初音への誤解に基づく復讐心を吐露します。しかし、右京は凛が自殺ではなく、社長の小園蓮太郎に殺害されたこと、そして初音へのパワハラが社長による捏造であったことを明らかにします。真の悪である小園は逮捕され、登紀子は絶望しますが、右京は凛が母との再会を心から望んでいたことを伝え、彼女に生きる罪を償うよう諭します。誘拐された湊人は無事保護され、神経ガスを浴びた亀山は、幸いにもガスが抹茶の粉であったため無事でした。

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感想と考察

「ほっぺ丸」という可愛らしいキャラクターが、殺人や誘拐、そしてテロ未遂という陰惨な事件の象徴となった本作は、そのギャップが際立つ物語でした。親子の愛憎、誤解、そして自己中心的な欲望が複雑に絡み合い、多くの犠牲を生んでいます。特に、真の悪である社長の狡猾さには憤りを感じずにはいられません。一方、娘を遊園地に置き去りにした登紀子の過去には共感しがたい点もありましたが、娘への後悔と愛情が根底にあることは理解できます。右京と亀山、そして捜査一課をはじめとする警察の連携プレーは、ハラハラする展開の中での見どころでした。特に亀山がガスを浴びるシーンは驚きでしたが、まさかのオチで安心させられました。可愛らしいタイトル「その頬に触れるな」が、ぬいぐるみの危険な仕掛けを指していたことも印象的です。

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余談

  • 本作の初回放送日は2024年1月10日で、視聴率は10.9%を記録しました。
  • 作中に登場する猛毒ガス「TXガス」は、現実の神経ガス「VXガス」を連想させます。
  • 人気キャラクター「ほっぺ丸」は、一時期流行した「ほっぺちゃん」というキャラクターをモデルにしているのかもしれません。
  • 杉下右京が「ほっぺ丸」のぬいぐるみを抱えたり、頬を「プニプニ」する姿は、普段あまり見られない貴重なシーンとなりました。
  • ロケ地は多岐にわたり、練馬区のマンション(西小塚ハイツ)、株式会社オリバー東京日本橋オフィス(トイキャッスル)、リヴィンオズ大泉店(持永凛が死んだ場所)、トナリエふじみ野(ライツモール)、東京ドイツ村(持永凛が置き去りにされた遊園地)、こうま幼稚園(児童養護施設)、東日印刷(帝堂化学)、柏の葉公園(アートギャラリー)などが使用されました。

作中の名言

  • 「警察官の仕事に雑用はありませんよ」(杉下右京)
    伊丹と芹沢から下足痕の捜査を「雑用」として依頼された右京の発言。
  • 「特命係のドジ亀!」(杉下右京)
    テロを阻止しようとした亀山が、誤って抹茶の粉を浴びた後、伊丹がからかい半分で発言。
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