『聖女の救済(ガリレオ第2シーズン最終話話)』のあらすじ、ネタバレです。湯川の同級生がある作業員が高所で作業中に転落する事故が発生。この事故を意図的に起こしたという文章が警察に届きます。
あらすじ
ある会社社長が自宅で何者かに毒殺されます。殺されたのは真柴義之という男性で、義之の妻は湯川学の中学の同級生でした。死体が見つかった日の10時頃、被害者は自宅から会社のオンラインミーティングに参加していましたが、夕方のミーティングには参加しませんでした。
死因はコーヒーに混入されたヒ素で、警察は犯人が10時から16時の間にヒ素を仕込んだと推理します。この時間帯、綾音は北海道に外出中で、完璧なアリバイがありました。警察の捜査の結果、14時頃に女性らしき人物が真柴家を訪れていることが判明しますが、インターフォンに写ったその顔は傘で隠されており、正体は明らかになりません。
岸谷美砂に事件の相談を受けた湯川は、綾音が関わっていることを知り、調査に乗り出す。

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登場人物
湯川と岸谷、その他準レギュラー(栗林、太田川など)以外の登場人物です。
- 真柴義之
被害者。会社社長。都内在住 - 真柴綾音
被害者の妻。湯川の同級生。実家は北海道。ひまわり会という幼児教育団体の代表 - 若山晴美
ひまわり会の保育士。綾音の部下にあたる
事件のまとめ
犯人は誰かというのが謎です。綾音である場合、彼女には完璧なアリバイがあるため、どうやって毒を飲ませたかというのが謎になります。
- 14時の訪問者
死体が発見された日の14時ごろ、傘を差した人物が真柴家を訪れています。この人物の顔は傘に隠れてはっきりとしません。警察は義之の元彼女が、この謎の人物であり、この女性が犯行に及んだと推理します - 綾音の妊娠
1年ほど前、綾音は義之との間に子供を授かりました。このとき、義之は元カノとまだ交際中でした。義之は綾音の妊娠を理由に元カノと別れたようです。その後、綾音は自転車にひかれ、流産してしまいます。この時、自転車に乗っていた人物は明らかになっていません。警察は元カノだと考えているようです
伏線
殺人の謎を解くヒントです。
被害者は10時にコーヒーを飲みながらミーティングに参加しています。その後、再び淹れたコーヒーには毒が入っていました。
- 被害者の習慣
被害者は水道水を飲まないようにしており、体内に入れる水分はすべてミネラルウォーターにしていました。コーヒーもミネラルウォーターを使って入れています。しかし、ミネラルウォーターが切れたとき、被害者は浄水器を使って、水道水を飲むことがあるようです - 綾音の行動
事件発覚後、綾音は死体が発見された自宅へと向かい、花に水をやると言って、水道を使っています - 枯れたバラ
太田川が世話をしていたバラのプランターが一つ、枯れています。水やりを怠ったわけではなさそうです。そのプランターは、事件発覚後、綾音が水やりをしていました - ヒ素
被害者が使ったカップ、湯沸かしポット、使用済みのコーヒーフィルターおよびコーヒーかすからヒ素が検出されます。それ以外からは異常な量のヒ素は検出されておらず、ミネラルウォーターが入ったペットボトルにも、毒が入っていませんでした。現場に残されたペットボトルは一本だけで、それはゴミ場に捨てられていました。 - 浄水器
警察は浄水器も調べていますが毒物は検出されていません。警察が捜査したため動かしたような痕跡が残っていますが、捜査前は、誰もいじっていないようです - 訪問者
14時頃に現れた女性は宗教関連の勧誘のため、真柴家を訪ねていました。本人が発見され、そのように証言しています - 元カノの証言
義之の元カノは、破局後、実家に戻ったようです。太田川がその実家を訪ねたところ、既に亡くなっているということが明らかになります - 綾音の証言
流産後は、家にひきこもり、ずっと家の同じ場所に座っていたようです。一年かけて作り上げた大きなパッチワークがリビングに飾られています
湯川はゼラチンを使った毒殺方法(お湯の色が変わる不思議なポット)を小さな子供たちに披露しています。毒をゼラチンで包んでポットの蓋に貼り付けると、お湯を沸かすときの熱でゼラチンが溶け、ポットの中に毒が入る仕組みです。毒が入るタイミングはゼラチンの厚みで調整できます。
ネタバレ
犯人は綾音です。毒は浄水器に仕込んでいました。被害者が浄水器を使ったのはミネラルウォーターが切れていたためです。そして、水道水から異常な量のヒ素が検出されなかったのは、犯人が花に水をやるという口実でヒ素を洗い流したためです。
綾音は流産の後、夫から、一年以内に子供ができなければ離婚すると言われていました。この言葉に愛情の欠落を感じた綾音は、完璧なアリバイをつくった上での毒殺を企てます。
夫から離婚宣言を伝えられた綾音はすぐに浄水器にヒ素を仕込みました。その後、一年間ずっと、自宅にこもり、誰かが浄水器を使わないように見張っていました。一年後、もしも夫が、妻がいれば十分だという結論に至っていれば、綾音は犯行を中止する予定でした。しかし、夫は考えを改めず、綾音との離婚を決断します。
なお、事件の一年前にヒ素が仕掛けられたため、浄水器をいじったような痕跡は残っていませんでした。真柴家にはほとんど人が来ていなかったのは、浄水器を監視するためだったようです。
結末
湯川は北海道の母校で綾音と対峙し、事件の推理を伝えます。一切証拠は残っていないと思われていましたが、プランターのバラが枯れていることが根拠となり、綾音は逮捕されます。
感想
一年間、妻は円満な夫婦を演じ、楽しい思い出にも惑わされず、最終的に夫を殺しました。恐怖です。

