狂ったシナリオ・あらすじ・ネタバレ解説【新刑事コロンボ47】

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Murder, Smoke and Shadows

新・刑事コロンボS8E2「狂ったシナリオ」のあらすじ、トリック解説です。映画監督が犯人です。

あらすじ

映画監督アレックス・ブレディ(フィッシャー・スティーヴンス)は、昔、あるアマチュア映画の撮影中に幼馴染の妹を死なせてしまいましたが、そのことを隠し続けていました。
しかし、一緒に撮影していたもう一人の幼馴染の死をきっかけに、真相が発覚。幼馴染は、映画監督として成功しているアレックスを脅します。

アレックスは、幼馴染を感電死させて殺害し、身元がわからないようにし、死体を海岸の砂浜に捨てます。
コロンボは、被害者の足取りを詳しく調べ、さらに、アレックスの秘書を使った罠で追い込みます。

犯人

犯人のアレックス・ブレディは若手映画監督です。
最終的に、付き合っていた女優に見放されるだけでなく、新作映画も公開できないような状況に追い込まれます。

被害者

被害者は犯人の学生時代の友人(幼馴染)です。
学生時代、妹を事故で無くしています。妹は、犯人が監督を務める映画撮影の現場へ向かっている最中に事故を起こしたとされています。

本当は、映画撮影のスタントに失敗し瀕死の重傷を負った妹を、犯人のアレックスが見捨て、事故に仕立て上げています。

アレックスが事故を隠したのは、映画監督としての道が切り開かれていたためです。

目撃者

撮影中の事故が起きた時、アレックス以外にもう一人、幼馴染がカメラマンとして参加していました。
このカメラマンは、事故の一部始終を撮影し、そのフィルムを残していました。

この唯一の目撃者が、病気で亡くなる間際に、幼馴染にフィルムを渡しました。

動機

フィルムを受け取った幼馴染は、妹の死の真相を知ります。激憤した彼は、フィルムをメディアに送り付け、アレックスを失墜させようとします。

そしてアレックスは、自己防衛のため、幼馴染の殺害を決意します。

捜査および推理

コロンボは、被害者としばらく会っていないと嘘をつく犯人に対し、被害者の本、ベルト、はがれ落ちた靴底などを証拠に、じわりじわりと犯人を追い込みます。
そして、アルバムに挟まれたチケット、秘書の脅迫を使った罠で、完全に追い込みます。

結末

犯人の秘書があるレストランで、被害者からの電話を憶えいていると嘘をつき、犯人を脅します。そして、犯人は秘書の要求をのみます。
秘書はコロンボの仕掛け人で、犯人が秘書の要求をのんだということは、自供したということである、とコロンボに追い詰められます。

原題

「Murder, Smoke and Shadows」(殺人、煙と影)
「狂ったシナリオ」は原題とは異なったタイトルです。

トリック解説

犯人は撮影所で感電死させた被害者を、身元がわからないようにしてから、海岸に捨てます。

感電死

犯人は被害者を撮影所で逃げ回らせ、高電圧のかかった柵に誘導します。

散水車

地面を濡らすことで、電流を流れやすくします。

身元隠蔽

被害者を感電死させた後、顔をつぶし、ポケットの中身を抜き取ります。
被害者は、柵を掴んで亡くなったため、手の指紋はありません。

犯人の罠

徐々に追い込まれ始めた犯人は、ある役者を使ってコロンボを騙そうとします。

レストランでの出来事

コロンボがレストランで食事をしていると、すぐ近くでおしゃべりをする女性2人のうち1人が、被害者の元恋人であったと言い始めます。詳しく話を聞こうとするコロンボを、警備員らしき人物が止めます。

仕込み

ふたりの女性も警備員の男も、犯人の仕込みです。

アレックスは、警備員を演じた男を使って、恋人が他の男とくっつくように仕込んだりもしていました。

犯人のミス

コロンボが被害者の身元を明らかにし、エリオットを疑う証拠です。

ちぐはぐな証拠

矛盾するような状況や証拠です。

クリームソーダ

犯人が被害者と会ったとき、クリームソーダを2つ作りました。コロンボが犯人を尋ねた時も、それが残っていました。
このことが、犯人が誰かと会っていたという状況証拠になります。

散水車と天気予報

天気予報は雨でしたが、犯人は、わざわざ散水車を頼みました。散水車の依頼は突然のことであり、これまでに例のない出来事でした。

衣装

コロンボに嘘の情報を流した女性ふたりは、看護婦と花嫁の付き添いの恰好をしていました。しかし、そのような衣装が必要なシーンは一切撮影されていませんでした。

犯行の証拠

被害者の身元や、犯人と被害者が会っていたことを明らかにする証拠です。

著書

犯人の著書が死体発見現場付近に落ちていました。本には、犯人につながる直通番号がメモされており、これを根拠に、コロンボはアレックスを尋ねます。

ベルト

被害者はベルトにトラベラーズチェックを隠していました。このトラベラーズチェックには、持ち主を特定する番号が書かれていました。

靴のかかと

被害者の靴のかかとが、感電死した場所に落ちていました。

タクシーの運転手

あるタクシーの運転手が、被害者のことを憶えていました。この運転手が、被害者を撮影所(正確にはツアーセンター)まで乗せたと証言します。

それでも犯人は被害者と会っていないと言い張る

しおり

被害者が犯人にフィルムをみせた後、彼は、しばらく待たされます。
このとき被害者は学生時代のアルバムを開き、そこに、ツアーチケットを挟んでいました。

フィルム

被害者がカメラマンだった幼馴染から受け取ったフィルムは16mmで、そのフィルムが被害者の自宅に残っていました(被害者が犯人にみせたフィルムは、32mmで、元のフィルムを焼き増ししたもの)。

コロンボの罠

コロンボは決定的な証拠を掴むため、犯人の秘書に、あるレストランで、被害者からの電話を憶えているという嘘をつかせます。
秘書は、電話の記録が紛失していると話し、犯人をさらに動揺させます。

自供

犯人は秘書の横暴な要求(客船で世界一周)を承諾します。つまり、被害者との接触を隠さなけらばならないような後ろめたいことがあるということになります。

証人

犯人は、秘書の証言は信用に値しないと反論します。しかし、レストランには、給仕に変装した男性と女性の刑事が1人ずつ、犯人の元恋人、そしてコロンボもその場にいました。

この記事のまとめ

刑事コロンボ「狂ったシナリオ」について、ネタバレありであらすじやトリックをご紹介しました。犯行後、犯人がコロンボに罠を張ります。
最後にドラマの内容を、殺人の計画性、偽装工作、犯人のミス、動機、凶器、トリック、コロンボの罠で簡単にまとめます。

項目 内容
殺人の計画性 なし
偽装工作 被疑者の身元を隠す
ミス とれた靴底
動機 過去に犯した罪
凶器 (感電)
トリック
コロンボの罠 秘書の脅迫

殺人を決意してから実行するまで、多少の時間はありましたが、計画性はなしとしています。

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