ハロウィーンパーティー・あらすじ・ネタバレ解説【名探偵ポワロ63】

名探偵ポワロ第63話・S12E2『ハロウィーン・パーティー(Hallowe’en Party)』のあらすじ、ネタバレ解説です。知人宅のハロウィンパーティーに参加していた探偵作家オリヴァが、少女殺害事件に巻き込まれます。その少女はパーティーで「殺人をみた」と話していました。

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あらすじ

知人宅のハロウィン・パーティーに参加することになった探偵作家のアリアドニ・オリヴァは、パーティーで、ジョイスという少女に“殺人をみたことがある”と話し掛けられます。ジョイスの話を冗談半分に聞いていた大人達でしたが、その直後に、ジョイスの死体が発見されます。

オリヴァはすぐにポワロに連絡を取り、報せを受けたポワロは列車で事件が起きたロウィーナ邸へと向かいます。途中、列車の中で庭師のマイケル・ガーフィールドと遭遇。彼はアテネに滞在していたらしく、ジョイス殺害についてはアリバイがあるようでした。

ロウィーナ邸に到着したポワロは関係者から事情を聴き、さらに、担当のラグラン警部からも話を聞きます。警察はどうやら、外部犯の犯行と考えているらしく、その犯人像は“異常者”でした。そして、被害者ジョイスの発言、“殺人をみた”については、嘘だと決めつけているようでした。
ジョイスの話が本当かもしれないと考えるポワロは、グッドボディ夫人からジョイスが目撃したと思しき三つの死亡事件について情報を手に入れます。さらに、ある富豪のお婆さんの死に関して、オルガという女性が行方不明になっているという事実も判明します。

ポワロが事件の真相を語り始める場面

©Agatha Christie Ltd, ITV BBC
ポワロの楽しい(?)ハロウィーン・ストーリー

登場人物とキャスト

ポワロ以外の登場人物です。このエピソードには推理作家のアリアドニ・オリヴァが登場します(ポワロの執事であるジョージも少し登場しています)。

  • ジョイス・レイノルズ
    被害者。殺人を目撃したと話す。話を誇張しがちな女の子で、大人達は彼女の話が嘘だと思っている。
  • レオポルド・レイノルズ
    被害者ジョイスの兄。二人目の被害者となる。
  • レイノルズ夫人
    ジョイスとレオポルドの母親。夫は他界している。
  • ロウィーナ・ドレイク
    パーティーの主催者。強引な感じの女性。夫は車にひかれて死んでいる。庭師が嫌い。
  • フランシス・ドレイク
    ロウィーナの娘。お高くとまっていそうな雰囲気。
  • エドムンド・ドレイク
    ロウィーナの息子。本を読んでいて、インテリ風。
  • マイケル・ガーフィールド
    庭師。列車でポワロと出会う。
  • ジュディス・バトラー
    オリヴァの友人。夫は事故で死んだ、と話している。
  • ミランダ・バトラー
    ジュディスの娘。
  • グッドボディ夫人
    不気味な変装をしてパーティーに乱入したお婆さん。ポワロに死亡事件を三つ教える。
  • ルイーズ・ルウェリン・スマイス
    死んだお婆さん。病死と判断されているが、毒殺されたかもしれない。裕福だった。ドレイク一家の親戚で、遺産はロウィーナ達が相続した。
  • オルガ・セミノフ
    お婆さんの世話をしていた若く美しい女性。お婆さんが亡くなった後、失踪する。お婆さんの世話という仕事を斡旋したのは牧師。
  • レスリー・フェリア
    死んだ若き弁護士。刺殺されたが、犯人は捕まっていない。
  • ベアトリス・ホワイト
    死んだ女性教師。溺死。事故として処理されている。
  • エリザベス・ウィチカー
    教会のオルガン奏者。ベアトリスの死についてポワロに尋ねられている。

主要ゲストの役名と役者名をまとめます。
余談ですが、ロウィーナ役のデボラ・フィンドレイさんは「シャーロック・ホームズの冒険」の「ボール箱」にも出演しており、セーラ・クッシングという重要な人物を演じておられます。

役名 役者名
Rowena Drake
ロウィーナ
Deborah Findlay
Michael Garfield
マイケル
Julian Rhind-Tutt
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事件のまとめ・謎

ジョイス・レイノルズはパーティーの最中に殺害されました。水を張った大きめな桶(パーティーのゲームで使われた)で溺死させられたようです。死亡する前に、人殺しをみたと発言したため、殺害されたと考えられています。少女の話は誰も信じていないようですが、ジョイスがみたかもしれない事件は三つあります。富豪老婆の突然死、青年弁護士の刺殺、女性教師の溺死です。

  • 老婆
    ルイーズ・ルウェリン・スマイスという年老いた女性が突然死しています。もともと心臓が弱かったため、病死と判断されているようです。この老婆は、パーティー主催者であるロウィーナ・ドレイクの親戚で、老婆の遺産は全てドレイク一家が相続しています。老婆は、オルガという若い女性と一緒に暮らしていましたが、老婆が死んだ後、オルガは行方不明になります。オルガはどうやら、老婆の遺産を手に入れるために遺言書を捏造したらしく、このことが発覚したのち、姿を消しています。
  • 弁護士
    レスリー・フェリアという弁護士が刺殺されています。明らかな他殺ですが、犯人は捕まっていません。この青年は、死んだジョイスの家に間借りしていたようです。
  • 教師
    教師のベアトリス・ホワイトは溺死でした。事故死と考えられています。

ジョイスの兄レオポルドも殺害されてしまい、池で死体がみつかります。偶然かもしれませんが、その池は、教師がみつかった池と同じです。

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伏線・手掛かり

殺人の真相を見抜くヒント・手掛かりです。

証言

  • 牧師
    牧師は彼女から、インドに行った、現実的ではない数の虎を撃った、という話を聞かされ、ひどいほら吹きだと感じたようです。
  • 老婆
    突然死したお婆さんは、死ぬ前、牧師に何かを話そうとしていました。スキャンダルなどと呟いていた老婆ですが、詳しいことは語らず、そのまま亡くなってしまいます。
  • ロウィーナ
    パーティーのとき、ロウィーナが廊下で、花瓶を割っています。通りかかったオリヴァがこれを目撃しており、この話を聞いたポワロはロウィーナが何かを見たと思い、問い詰めますが、何も語りませんでした。その後、実は死体発見現場にいたレオポルドを目撃したと証言します。この証言だけを聞くと、レオポルドが妹を殺し、自殺したように思えます。

証拠

終盤(謎解き)を迎えるにあたって、いくつか重要な証拠や事実が浮かび上がります。一つが、お婆さんの残した遺言に関するもの、そしてもう一つが、教師の死に関するものです。
細かな部分だと、二人目の被害者となったレオポルド・レイノルズが高級腕時計をしていたこと、ミランダという少女が被害者のジョイスと何か秘密を共有していたらしいことなどが挙げられます。

刺殺された弁護士の遺品から、本物の補足書がみつかります。これまで、お婆さんと一緒に暮らしていたオルガが遺言の補足書を偽造したと考えられていましたが、そもそも遺産はオルガに相続されることになっていました。このことから、誰かが偽の補足書を準備し、それを弁護士がすり替えたということが明らかになります。

池で溺死した女性教師は自殺でした。彼女はジュディス・バトラーと恋仲にあり、このことで悩んでいました。遺書が残されていたようですが、これはジュディスが公にしていませんでした。

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ネタバレ

犯人はロウィーナ・ドレイクとマイケル・ガーフィールドです。ロウィーナはマイケルを毛嫌いしているようでしたが、実は二人は男女関係にありました。老婆、弁護士、オルガを殺害したのも、そして、ジョイスやレオポルドといった子供を殺したのも、この二人で、そもそもの動機は金です。彼らは、口封じのため犯行を繰り返していました。

ロウィーナとマイケルは、金を手に入れるために、まずロウィーナの夫を自動車事故にみせかけて殺し、親戚の老婆ルイーズ・ルウェリン・スマイスも殺害します。二人の関係を知っていた様子の老婆を殺せば金が手に入るはずでしたが、そこにオルガという邪魔者が現れます。

弁護士のレスリー・フェリアから補足書の存在を聞かされたロウィーナは、偽の補足書を作って、それをレスリーにすり替えさせます。これにより、オルガが遺言を偽造したということになり、ロウィーナは遺産を手に入れることになります。当然、オルガはロウィーナに抗議しますが、ロウィーナによって殺され、埋められてしまいます。

以上、4名の殺害が、ジョイス殺害までに発生しており、いずれも、同じ人物達による犯行でした。

ジョイスは殺人をみたと発言したため、ロウィーナに殺されました。犯行時、水に濡れたロウィーナは、このことを隠すために花瓶を割っています。

ロウィーナは、実はレオポルドにジョイス殺害の様子をみられていました。レオポルドが腕時計をしていたのは、犯人のロウィーナを強請っていたためです。殺人犯を強請ったレオポルドは、共犯者のマイケルによって始末されてしまいます。

結末

ジョイスは殺人犯の目の前で人殺しを見たと発言し殺されてしまいました。しかし、本当に殺人をみたのはジョイスではなく、ミランダ・バトラーでした。ジョイスはただミランダの話を自分が経験したことのように話していたのです。
ミランダが真の目撃者であることを知ったマイケルはミランダを庭に呼び出し殺害しようとしますが、ポワロ達がその場に駆け付けたことにより、ミランダは助け出されます。実はミランダはマイケルの実の娘でした。

犯人のロウィーナは、マイケルのことを愛してしたようですが、マイケルが別の女性(ジュディス・バトラー)と関係を持っていたことを知り、哀れな姿をさらします。

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感想

オリヴァがうなされて、目を開けると謎のパンプキンがいたりしました。こういうのは困ります(楽しいですが)。2023年9月15日公開予定の「ベネチアの亡霊」は「ハロウィーン・パーティー」が原作になっているようです。
原作の邦題も「ハロウィーン・パーティー」です。原作とドラマでは、細かな違いが多々あります。例えば、原作では4つの死亡事件が登場しますが、ドラマでは3つになっています。

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この記事のまとめ

名探偵ポワロ「ハロウィーン・パーティー」のあらすじ、真相をご紹介しました。

項目 内容
依頼 殺人の調査
事件分類 殺人
発言の真相
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