二重の罪・あらすじ・ネタバレ【名探偵ポワロ16】

スポンサーリンク

名探偵ポワロ・第16話

名探偵ポワロS2E6『二重の罪(Double Sin)』のあらすじ、トリック解説です。ポワロと大尉はバスの車内である女性と知り合います。その女性が運んでいた高価な骨董品が盗まれてしまいます。


あらすじ

ポワロとヘイスティングス大尉は乗り合いバスで、ある若い女性と知り合う。メアリという名前のその女性は骨董品をクライアントに売るため、とても高価な細密画を運んでいた。
細密画には1500ポンドもの価値があると大声で話すメアリに対してポワロは「あまり賢くないですね」と評価する。その後、目的地に到着し、ポワロが危惧した通りに、細密画の紛失が発覚する。

クライアントは年配の女性から細密画を受け取っており、既に代金も渡していた。ところが盗品の恐れがあるということで警察が細密画を回収してしまう。
細密画は昼食休憩中に盗まれたと考えられ、そのとき途中下車した無礼な男が盗難の容疑者になる。ヘイスティングス大尉と警察はその男を追い、捕まえるが、彼は犯人ではなく、実は、ある女性と駆け落ちした作家だった。

登場人物

ポワロ、ヘイスティングス大尉、ミス・レモン、ジャップ警部以外の登場人物です。

  • メアリ・ダラント
    細密画を運んでいた女性。古美術商見習い
  • ミス・ペン
    メアリのおば。車いす。古美術商
  • ベッカー・ウッド
    細密画の受取人。アメリカ人
  • ノートン・ケイン
    無礼な男。口ひげを生やしている

注目のシーン

消えた鍵の真相。

鍵紛失の真相

©Agatha Christie Ltd, ITV BBC


無礼な男は盗難事件には無関係でした。駆け落ちを隠していたので、不審な素振りをみせていただけです。
ではいったい誰が細密画盗難の真犯人か?という疑問が残ります。

細密画は盗まれた後、クライアントの手に渡りました。細密画を運んでいたメアリが盗難に気付いたのはバスを降りてホテルに入った後です。このことから盗まれたのは、バスが昼食休憩のために停まったときである、と考えられます。

謎の女性

細密画を渡し、代金を受け取ったのは、年配の女性のようです。この女性の正体が明らかになれば、事件は解決するはずです。

手掛かり

誰が何のために盗んだのかを明らかにするヒントです。

証言

細密画を受け取ったウッド氏、そして、船頭の証言です。

女性の人相

細密画を持ってきたのは背が高く、白髪の年配の女性でうっすら口ひげが生えていたようです。ウッド氏の証言に照らし合わせると、無礼な男とその連れの女性は当てはまりません。

女性の足取り

女性は船に乗ってウッド氏のもとへ向かったようです。車ではないこと、そして、昼食休憩でバスが停車した場所から鉄道を使ったというわけでもないようです。

証拠

ウッド氏が大金を支払って購入した細密画は警察が押収します。盗品を購入した場合は、購入した品物を元の持ち主に返すというのが通例のようです。

盗品の扱いは、現代日本に関する内容です。買った人物が絶対的に悪い、ということではなく、代金が返却されることもあるようです。

犯人のミス

車いすのミス・ペンはウッド氏と初対面であるはずなのに、彼をみた瞬間に名前を呼んでいます。

真相(ネタバレ注意)

犯人はメアリとミス・ペン(古美術商の女性二人)です。

メアリは細密画が盗まれたふりをしていました。ウッド氏の元に現れて細密画を渡し現金を受け取った口ヒゲの生えた女性はミス・ペンです。メアリとミス・ペンは細密画の代金だけではなく、盗品は持ち主に返されるという事実を利用し、細密画も手に入れようとしていました。
なお、ミス・ペンは車いすに乗っていますが、ほんとうは必要ありません。

結末

ポワロに追い込まれたミス・ペンは立ち上がって、その場から走り去ろうとします。しかし、近くにいた警官に取り押さえられます。残されたメアリも、汚い言葉を吐き捨て逃亡しようとしますが、彼女もまた、警官に捕まります。

感想

鍵を失くしたミス・レモンが面白いです。果物の皿に鍵を置いているシーンがちゃんと描かれていたりします。
個人的には、シャーロック・ホームズの冒険レディフランシスの失踪【あらすじ・ネタバレ】に通ずる部分があると感じています。

鍵を失くしたミス・レモンが面白いです。果物の皿に鍵を置いているシーンがちゃんと描かれていたりします。
個人的には、シャーロック・ホームズの冒険「レディ・フランシスの失踪」に通ずる部分があると感じています。

この記事のまとめ

名探偵ポワロ「二重の罪」のあらすじ、真相をご紹介しました。

  • ポワロとヘイスティングス大尉はバスでメアリという女性と知り合う。メアリは高価な細密画を買い手に届けようとしていたのだが、その細密画が盗まれてしまう
  • 細密画の買い手(ウッド氏)は口ひげが生えた女性から細密画を受け取り現金を渡していた。買い手が受け取った細密画は盗品であるとみなされ、警察に押収されてしまう
  • 細密画の盗難は狂言だった。メアリはミス・ペンと共謀し、細密画が盗まれたようにみせて、細密画の代金と細密画を手に入れようとしていた(盗品は持ち主に返される)
項目 内容
監督 リチャード・スペンス
Richard Spence
脚本 クライブ・エクストン
Clive Exton
原作 アガサ・クリスティ
Agatha Christie
制作 LWT (現ITV)

関連記事

タイトルとURLをコピーしました