神宮寺三郎シリーズ1作目「新宿中央公園殺人事件」のネタバレあらすじです。登場人物や事件の概要、トリック・犯人をまとめています。
あらすじ
新宿中央公園で人気ホステス高田桃子(たかだももこ)の絞殺死体が発見されます。死体は、土の上で発見されましたが、不思議なことに、周囲に足跡はありませんでした。
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登場人物
登場人物をまとめます。
- 神宮寺三郎
主人公。ハードボイルドな探偵。愛煙家 - 御苑洋子
神宮寺の助手 - 熊野参造
警部 - 風林豪造
組長。神宮寺の知り合い - 高田桃子
被害者。ホステス。首を絞められて殺害 - 大塚恵子
桃子の同僚 - 代々木一
桃子や恵子が働くお店の店長。借金まみれ - 柏木大介
資産家。病死。桃子を娘のように可愛がっていた - 花園町子
柏木の秘書 - 角筈一郎
桃子の元恋人。25歳でまだ大学生。遊び人
事件のまとめ
捜査の結果、桃子の働いていたお店の店長である代々木は、桃子に借金をしていたことが明らかになります。警察は代々木を重要参考人として連行しようとしますが、代々木は姿をくらまし、捕まえることができません。
被害者の常連客で、桃子を娘のように可愛がっていたという資産家の柏木という男性も捜査線上に浮かび上がります。しかし、柏木は既に病死していました。
柏木の病死に疑いはありませんでした。
ところが、柏木の秘書の花園町子(はなぞの・まちこ)が、被害者との面識や、死亡推定時刻のアリバイを偽っていることが判明。神宮寺や警察は、虚偽の多い花園に疑いの目を向けますが、犯行時刻、彼女は中央公園から離れたホテルにいたという証言があり、犯行を立証することができません。
続いて、被害者の元恋人であり大学生の角筈一郎(つのはず・いちろう)に嫌疑がかかります。事件のあった日、角筈も秘書が泊まっていたホテルに宿泊しており、さらに彼には、ハンググライダーという特技があることも判明します。
神宮寺や警察は花園と角筈の共犯を疑います。そして、公園に路上駐車されていた車、角筈の泊まっていたホテルの部屋に町子がいたことなどの証拠を集め、真相へと辿りつきます。
真相(ネタバレ注意)
花園町子と角筈一郎が共謀して、桃子を殺しました。
ふたりは桃子をホテルに呼び出し首を絞めて殺害。死体をホテルの屋上からハンググライダーで公園に運びます。その後、角筈は、花園の運転する迎えの車にのって、公園を立ち去ります。
花園の動機は柏木の遺産です。柏木は、桃子に遺産を残そうとしていたため、花園は邪魔な桃子を始末しました。
なお、桃子と柏木は実の親子です。柏木には、昔付き合っていた女性がいました。しかし、豪造が原因で二人は別れることになります。この時、女性は身ごもっており、お腹の中にいたのが桃子です。
- 足跡が残っていなかった理由
被害者の死体は土の上に転がっていましたが、周辺に足跡はありませんでした。死体が見つかった日は雨天だったので、土がぬかるんでいました。つまり、足跡を残さずに、死体を土の上に置くことはできないはずです。不可能にみえる犯行ですが、ハンググライダーを使って空から死体を落とすことで、犯人は足跡を残さずに死体を放り投げていました - 目撃された車
公園付近で、不審な車が目撃されていますが、これは、花園が角筈を迎えにいくために運転していた車です。角筈が着地に失敗しハンググライダーを破損したため、回収に時間がかかり、車もながらく停車せざるを得ない状況でした - 代々木の行方
序盤で容疑者となった代々木は豪造に捕まっていました。桃子の殺害には、直接関与していません

