「できる人にはできない人の気持ちが理解できない」や「なんでできないのかわからない」などと言われた時について、どういった心理が隠れているのかを考察しています。

できる人とできない人とは?
勉強ができる、運動ができる、仕事ができる、などなど、いろんな“できる”が考えられます。
例えば仕事だとして、ある作業ができる人に、それができない人の気持ち(その人のできない理由)がわからないものでしょうか?できる人も以前はできない人だったはずなので、できる人には、できない人が何故できないのかがわかりそうです。
教え方が下手
できる人が、できない人に作業を教えているというようなシチュエーションを想像します。このとき、できない人が、なかなか作業ができないので、やや険悪なムードになったとします。すると、できない人が「できる人にはできない人の気持ちがわからない」と言い放ちます。これはつまり、教え方が下手だ、と言っていることになってしまいます。
取り組んでいる内容が、自転車の運転のような作業であれば、言葉で伝えるのは難しいと思います。運転のように、感覚的にできていることを言葉で伝えて、相手にわかってもらえなければ、それは教え方や伝え方が悪いのかもしれません。
理解力が足りない
教えているできる人は、「教え方が下手」と直接言われたわけではないですが、「できる人には…」と言われたら、いい気分には決してならないと思います。そうなると、できる人は「あなたの理解力が低い」と伝えたくなるはずです。
わからない時は、とことんわからないものだと思います。「何がわからないか、わかりません」というのは、なかなか人に言い難いですし、言われた人も、かなり困ってしまうでしょう。もしも、自分がこういった状況に陥っているなら、ちょっと、その作業から離れる(距離をとる、一週間くらい放置する)などした方がいいかもしれません。時間的に余裕がない場合もありますが、その状況から早く抜け出すことが大事だと思います。
もしも「何がわからないのか」がわかって、それをできる人に伝えることができれば、できる人も的確に説明できるようになると思います。
できる人の問題点
できる人は、できない人を見下すような傾向にあるかもしれません。もともと人間関係が良好でなかったりすると、その傾向が強く現れると思います。
見下すというのはその人の人格の問題ですが、言葉の選び方が不適切だったり、前提を含んでいたり、相手と会話せずに一方的に説明しているだけということもあると思います。これはつまり説明が下手ということです。
できない人の問題点
そもそもできるようになろうとしていない、という問題もあると思います。教えられる立場というのが気に食わないとか、単純に相手が嫌いとか、そういった環境に対する不満が混ざって、卑屈な態度になっているとも考えられます。
やる気はありそうなのにできないというのは、教え方などに問題があるのかもしれません。この場合は、やる気を削がないように注意していれば、そのうち、いろいろできるようになると思います。
能力以外の“できない”
ここまでに紹介した内容は能力としてできる/できないの問題でした。これ以外に、飲み会に参加しない、声が小さい、挨拶しない、自宅で仕事の勉強しないなどの“できない問題”もあります。これはできないというよりも、“やらない”と言った方が適切かもしれません。
これらの問題は年配の方が多く感じているようです。古い価値観だ、と一蹴する若者も多いかもしれません。それは、当たり前のことかもしれませんが、それらにメリットを感じていないからです。もしも、飲み会に参加するメリットがあるのなら、それを説明し理解して貰った方がいいでしょう。単に義務だとか、会社ではそうするものだと思っているのなら、全く説得力はなくなっていまいます。くれぐれも、俺が/私がルールだ、みたいな物言いはやめましょう。
営業の担当者が取引先で挨拶をしなかったり、声が小さくて聞き取りにくいというのは問題だと思います。そういった状況での“声が小さい”や“挨拶しない”ではありません。

