タロット山荘殺人事件・あらすじ・ネタバレ解説・犯人【金田一少年の事件簿14】

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vs.陰の脅迫者

金田一少年の事件簿「タロット山荘殺人事件」(アニメ)のあらすじ、トリック解説、犯人考察です。アニメは3話構成となっており、1話目は1998年3月2日(月曜日)に放送されました。

©天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや
講談社・読売テレビ・電通・東映アニメーション

あらすじ

美少女アイドルの速水玲香からタロット山荘への案内状を受け取った金田一は美雪ともに青森県高巻スキー場の山荘を目指します。山荘は玲香の父親が経営しており、リビングには古いタロットカードが飾られていました。金田一達が到着した日の夜、玲香の父である速水雄一郎が伊丹吾郎に脅されてしまい、突発的に伊丹を殺してしまいます。犯行を隠すため、雄一郎は死体を雪の中に埋めますが、その翌日、伊丹の部屋にタロットが貼られ、死体は山頂の風車にくくられていました。これに対して金田一は雄一郎の犯行を疑い、罠を仕掛けて揺さぶろうとします。

その後、雄一郎に“陰の脅迫者”から連絡があり、雄一郎は指示通りに赤間光彦を殺害。続いて、金田一の殺害を依頼された雄一郎でしたが、死体となって見つかったのは速水雄一郎本人でした。雄一郎の部屋にはハングドマンのタロットカードが貼られていました。

玲香の父・雄一郎が犯行に及び自殺したようにみえる一連の事件について、金田一は別に犯人がいることを疑います。このことが真犯人にバレてしまった金田一は山頂に置き去りにされます。風車を回して山を下りることに成功した金田一は生還し、そして、ハングドマンのカードを使って犯人をあぶりだします。

登場人物

金田一一、七瀬美雪以外の登場人物をまとめます。

速水玲香(はやみ・れいか)

アイドル歌手。

小城拓也(こじょう・たくや)

玲香のマネージャー。

速水雄一郎(はやみゆう・いちろう)

玲香の父。タロット山荘のオーナー。
三人目の被害者。自殺と考えられる。

赤間光彦(あかま・みつひこ)

玲香が所属する事務所の社長。
二番目の被害者。

伊丹吾郎(いたみ・ごろう)

芸能レポーター。
最初の被害者。

北条アンヌ(ほうじょう・あんぬ)

芸能レポーター。タロットについて知識を披露する。

辻健二(つじ・けんじ)

スキー客。吹雪に遭い、たまたまタロット山荘に辿り着く。

井上正子(いのうえ・まさこ)

中年女性。タロット山荘の従業員。

滝下間太郎(たきした・またろう)

玲香の熱烈なファン。玲香と一緒にいたいという思いを抑えられず、リフトを破壊する。

アニメ情報

放送日
40
(FILE1)
3月2日
41
(FILE2)
3月9日
42
(FILE3)
3月16日

陰の脅迫者の正体がメインの謎です。しかしながら、伊丹と赤間を殺害したのは速水雄一郎に違いなく、雄一郎も自殺にみえます。

自殺の謎

速水雄一郎は自室で首を吊っていました。宿泊客の辻が入口を見張っているような状況で、雄一郎の部屋には誰も入っていないことが明らかになります。部屋は、隣の部屋と繋がっていますが、雄一郎の隣は金田一、空き部屋を挟んで、美雪の部屋が続きます。美雪の部屋の隣は小城の部屋で、簡単に通り抜けることはできそうにありません。

手掛かり

金田一が真相に気付くきっかけです。

証拠

真相を明らかにする証拠です。

ハングドマン

雄一郎が首を吊った部屋にはハングドマンのタロットカードがありました。カードは頭が上になっており、これは、上下が逆でした。タロットでは、頭を下にした置き方を正しい向きとします。

写真

玲香の写真にいろんな人物が写っています。マネージャーの小城は、どうやら、ネクタイをしていないようです。

状況

金田一にマフラーを巻かれそうになった玲香は、金田一に好意を抱いているにも関わらず、マフラーを激しく拒絶しています。

自殺発覚前

雄一郎の自殺が発覚する前の晩、金田一は眠りこけていました。美雪は小城のカップを片付け、その後、小城に呼び出されて、小城の部屋に向かいました。

証言

最初に死んだ伊丹が、過去の事件を突然語り出しました。一つは、誘拐事件でした。幼い兄妹が誘拐され、二人の父親が誘拐犯に絞殺された事件です。二つ目は、警察官の発砲事件でした。

真相

犯人はマネージャーの小城拓也です。小城は誘拐事件の被害者でした。

自殺偽装トリック

犯人の小城は室内を通り抜けて雄一郎の部屋に向かっています。小城は美雪にカップを片付けさせ、その隙に、美雪の部屋を通り抜けました。金田一は飲み物に薬を入れて眠らせておきます。犯行に及んだ後、金田一の部屋を通り空き部屋へ向かいます。空き部屋で、美雪に電話し、呼び出すと、急いで美雪の部屋を通り、自室へ向かいます。こうして小城は、リビングに出ることなく犯行を成し遂げました。

正位置

犯人はハングドマンの正位置(正しい上下の向き)を知りませんでした。そのため、首吊りの現場だけタロットのカードが逆さまになっていました。
他の宿泊客や従業員はカードの正しい向きを知っていました。

動機

小城と妹を誘拐したのは速水雄一郎でした。小城の父を殺したのも雄一郎です。小城は復讐のため、雄一郎を殺害しました。

雄一郎が伊丹を殺した最初の事件は、伊丹が誘拐をネタに雄一郎を脅したために発生しました。これを知った小城は雄一郎殺害を実行します。なお、赤間社長が殺されたのは、赤間が玲香を脅していたためです。

妹の正体

誘拐事件にあった小城の妹は速水玲香でした。誘拐犯の雄一郎は玲香だけを連れて逃亡しました。

結末

真相を知り、山荘を飛び出した速水玲香は雪崩に遭います。しかし、小城が助け出し玲香は無事でした。小城は雪崩にのまれ、命を落とします。

感想

紛らわしいタロットの絵が登場します。逆さまにしているとちょっと違和感のある絵にはなっていると思います。

この記事のまとめ

金田一少年の事件簿「タロット山荘殺人事件」(アニメ)について、あらすじ、トリック、真相などをご紹介しました。

犯人

  • 陰の脅迫者=小城拓也(こじょう・たくや)
    実は速水玲香は妹だった。恋愛ものにありそうな展開だが、ミステリーでも結構みかけたりする。なぜそこまでしたんだ?という流れの中で、実は親子だった、もしくは、実は兄弟・姉妹だったというかたちで動機につながることが多い。なお、この事件の犯人が妹や誘拐事件の犯人に気付いたのは山荘にやってきてオーナーである速水雄一郎を顔をみたときなので、妹を守るためにマネージャーになったというわけではない。兄妹であることに気付いたのが事件の直前という点は、やや他とは違う部分である。
    真犯人は、殺人を目撃したのでその殺人犯を使って始末したい人物を殺し、最後は殺人犯も自殺にみせかけて殺すことで事件を終わらせようとした。犯行に直接関わったのは三人の被害者のうちの一人だけなので、証拠が残りにくいはずだが、タロットに関する知識がなかったので、最大のミスを犯してしまう。それが、ハングドマンの向きである。犯人はハングドマンを上下逆にしてしまったのだが、そのことを大勢の前で晒され、笑われるのではなく逮捕されるという不憫すぎるフィナーレを迎えている。
    とはいえ、他に証拠がないとサイバンチョも有罪にできないではないかと思ったりもする。一応、空き部屋から電話をした証拠として耳紋(じもん)を調べることはできる。ただ、犯人は長髪なので、耳の跡が残っているかどうかは微妙なところであるし、受話器まで綺麗に磨き切る掃除好きがいないと、色んな人の耳紋と重なって何が何だかわからなくなるかもしれない。また、いつ電話をかけたのかということも明らかにしておく必要があり、そうしないとトリックに使われたかどうかまではわからなかったりする。
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