学園七不思議殺人事件・あらすじ・ネタバレ解説・犯人【金田一少年の事件簿01】

金田一少年の事件簿『学園七不思議殺人事件(アニメ)』のあらすじ、ネタバレ解説、犯人考察です。アニメは3話構成となっており、1話目は1997年4月7日(月曜日)に放送されました。登場する怪人は『放課後の魔術師』です。

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あらすじ

不動高校の旧校舎取り壊しに対し、校長あてに、ある脅迫状が届きます。ミステリー研の部長は、名探偵の孫である金田一を誘い、脅迫状に書かれた七不思議の謎を解こうとします。
しかし、その部長自身が、放課後の魔術師と呼ばれる殺人者によって殺されてしまいます。次々に犠牲者が増える中、金田一は、消えた首つり死体の謎を解き、真相へとたどり着きます。

放課後の魔術師

©天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや
講談社・読売テレビ・電通・東映アニメーション

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登場人物

登場人物をまとめます。主人公の金田一一(きんだいち・はじめ)は金田一耕助(通称じっちゃん)の孫で、IQ180の頭脳をもつが数学の点数は0点という高校生。
ヒロインの七瀬美雪(ななせ・みゆき)は一の幼馴染で、ミス研の部長いわく「幼馴染のタコ娘」。とあるポスターをはがそうとして、放課後の魔術師に襲われます。シリーズでお馴染みの剣持勇(けんもち・いさむ)警部も登場します。

  • 桜樹るい子(さくらぎ・るいこ)
    不動高校三年。ミステリー研の部長。
    最初の被害者
  • 真壁誠(まかべ・まこと)
    不動高校三年。ミステリー研の部員。天才高校生推理作家ともてはやされているが、実は、自分で小説を書いたわけではない
  • 尾ノ上貴裕(おのうえ・たかひろ)
    不動高校三年。ミステリー研の部員。
    二番目の被害者
  • 佐木竜太(さき・りゅうた)
    不動高校一年。ミステリー研の部員。ハンディカメラを持ち歩いているため、おそらく、常に手が離せない状況である
  • 鷹島友代(たかしま・ともよ)
    不動高校三年。ミステリー研の部員。深刻な潔癖症。真壁のゴーストライター
  • 的場勇一郎(まとば・ゆういちろう)
    不動高校の物理教師。ミステリー研の顧問
  • 立花良造(たちばな・りょうぞう)
    不動高校の警備員
  • 青山ちひろ(あおやま・ちひろ)
    10年前、不動高校の六不思議を調べていた女生徒。
    六不思議の謎を解き明かし、その後、行方不明
キャラ 声優
桜樹るい子 篠原恵美
真壁誠 山崎たくみ
尾ノ上貴弘 飛田展男
鷹島友代 みうらうらら
立花良造 藤城裕士
的場勇一郎 肝付兼太
青山ちひろ 天神有海
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事件概要と謎

桜樹、尾ノ上を殺し、美雪を襲った人物――放課後の魔術師の正体が、この事件の大きな謎です。それぞれの殺人について、概要と謎をまとめます。

桜樹殺害

桜樹に呼び出された金田一は、旧校舎の開かずの生物室に桜樹の首つり死体があることに気付きます。死体のそばには、不気味な仮面をつけた犯人らしき人物が立っていました。

  • 消えた死体
    金田一と警備員が、首つり死体を目撃したあと、彼はすぐに、生物室に駆け付けます。生物室に到着すると、何故か扉は閉まっていました。さらに、扉を破壊して室内を確認すると、そこに、死体はありませんでした。
    この奇妙な出来事から、何故死体が消えたのか、そして、何故そんなことをしたのか、という疑問が浮かびます(死体だけではなく、放課後の魔術師も、儀式に使われた蝋燭も、消えていました)
  • 密室とアリバイ
    金田一が、生物室の前に辿り着いた直後、ミステリー研の部員と顧問も、その場に駆け付けました。これは、関係者と思われる人物が全員、生物室の外にいたことを意味しています。翌朝、死体が発見され、ワイヤーを使って窓の鍵をかけ密室が作り出されたことを示唆する証拠がみつかります。そして、金田一たちが生物室の扉を開けようとしているとき、部屋の中には、犯人がいて、その人物が、死体などを持って窓から逃げた、という推理が展開されます。生物室の中に犯人がまだいたのであれば、外にいた部員と顧問には、完璧なアリバイがあることになります

尾ノ上殺害

尾ノ上は、桜樹が残した七不思議の謎に関する暗号を解こうとして、殺害されます。

尾ノ上は生物室の鍵を握っていました。
犯人は、開かずの生物室に入るために、鍵をもっている必要があります。その鍵を、アリバイのある尾ノ上が握っていました。つまり、鍵は犯人が握らせたものであり、その犯人は、生物室を密室にして逃げた人物ということになります。

学園の七不思議は、七つ目を知ると死ぬと噂されています。地震がきっかけで、最後の七不思議に気付いた部長は、金田一を試すために、答えを暗号にして残しました。
この暗号を尾ノ上が解き、放課後の魔術師に殺されます。

暗号は、まず、漢字混じりの暗号文をすべてひらがなにします。そして、このひらがなをキーボードで打ちます。このとき、ローマ字入力の状態で入力すると、別の文章があらわれるという仕組みです。

美雪殺害未遂と青山ちひろ失踪

ミステリー研のポスターをはがそうとした美雪も、放課後の魔術師に襲われます。ポスターの裏に秘密がありそうですが、何が隠されているのかは、最後まで明らかにされません。

また、10年前、当時、六不思議と呼ばれていた学園の謎に、ミス研の部員だった青山ちひろが迫り、解き明かします。しかしながら、彼女は、その後、行方不明になってしまいます。その後、六不思議に、青山ちひろの失踪が加わり、七不思議と呼ばれることになります。どうやら、殺された桜樹と尾ノ上は、この青山失踪の謎を解いたようです。

30年前、旧校舎の建つ敷地には、高畑製薬の研究所がありました。この研究所と、青山の失踪、そして、桜樹、尾ノ上の殺害との関連は不明です。

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真相(ネタバレ注意)

犯人は顧問の的場です

犯人

  • 放課後の魔術師=的場勇一郎(まとば・ゆういちろう)
    企業が起こした死亡事故を隠蔽し続けるため、不動高校ガーディアンとして学校に配属される。当初は見張りに選ばれた不運な中年だったが、番人としての役割を全うするため、生徒を殺しまくる。そもそもの発端である死亡事故に的場が関与しているのなら、それは必死に隠そうとするかもしれないが、上からの命令でした、みたいなことになると、社会人の闇といった感じでいたたまれない。
    動機はさておき、死体遺棄現場から生徒を遠ざけるために六不思議をつくったのだが、逆に興味をひかれた女子高生が現れてしまい、過去の死亡事故が発覚してしまう。六不思議は逆に探偵役を引き付けてしまったのではないかと思うほどの失策であるが、一定の効果はあったかもしれず、すなわち、青山ちひろがかなりの変人だったということも考えられる。怪談話を真剣に調べている女子高生……、博士ちゃんみたいなことだろうか?
    作中で仕掛けられたメイントリックはアリバイトリックだった。細かいことをいうと、鏡をつかって死体発見現場を誤解させるトリックだったが、誤解させた結果、被害者にアリバイが生じ、犯人は容疑者から外れている。鏡トリックについては、敵が現れたと思って銃で撃ったら鏡に映った姿だった、みたいな演出はよく見かけるので、トリック自体に前例がないわけではないと思われる。さすがに銃で鏡みたいな経験はないが、鏡だと気付かずに部屋の広さを誤解してしまうみたいなことはあるので、実体験と一致するトリックではあると思う。

トリック

顧問にはアリバイがあります。しかしこれは、鏡を使ったトリックによる偽りのアリバイです。桜樹の死体と蝋燭が置かれ、さらに放課後の魔術師がいたのは、開かずの生物室ではなく、実は物理室でした。金田一たちが生物室にいると勘違いしたのは、廊下に大きな鏡が置かれていたためです。

放課後の魔術師がいたのが生物室ではなく、物理室だったのであれば、部員と顧問のアリバイはなくなります。そして、その時、物理室にいたと考えられるのは、顧問の的場勇一郎です。なお、「生物室の鍵は長年使われていなかったため、壊れていた」と金田一が嘘をつき、顧問を自供へと追い込んでいます。

生物室    
   
   


 
 
物理室
   
   
金田一    

金田一がみたと思っていたのは上
実際にみたのは下

生物室    
     
     
 
/→
↑ 
→ → → 物理室
↑     
↑     
金田一    

/:鏡

動機

的場は、高畑製薬の研究員でした。
高畑製薬は、新薬開発のために、ある人体実験を始めます。しかし、被験者6名全員が、投薬によって死亡してしまいます。死亡事件の発覚を恐れた製薬会社は死体を旧校舎に隠します。そして、会社側の人間だった的場が死体の見張り役として、学校に配属されることになります。六不思議が作られたのは、死体から生徒を遠ざけるためでした。

その後、死体を隠蔽し続けていましたが、10年前に青山ちひろという生徒が製薬会社と死体の秘密を知ってしまいます。的場は「すべてを公にする」という青山を誤って殺害。青山の死体を旧校舎のミステリー研の壁に埋め、七不思議として噂を流し、死体から生徒を遠ざけます。

平穏に暮らしていた的場ですが、今度は旧校舎の取り壊しが決まってしまいます。的場は取り壊しを阻止するため、脅迫状を送ります。ところが…、旧校舎取り壊しのために送った脅迫状に、ミステリー研が興味を示し、七不思議の調査を始めます。
その結果、桜樹、尾ノ上が青山の死体をみつけてしまいます。

美雪はポスターをはがそうとしましたが、ポスターの裏に隠された死体をみたわけではないようです。

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結末

金田一は、関係者を集めて謎解きをし、犯人の的場を追い詰めます。すべてを自白した的場でしたが、警備員の立花に刺され、そのまま亡くなります。
警備員の立花良造は、実は、的場に殺され壁に埋められた青山ちひろの父親でした。

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この記事のまとめ

金田一少年の事件簿「学園七不思議殺人事件」(アニメ)について、あらすじ、真相などをご紹介しました。

放送日
1
(FILE1)
4月7日
2
(FILE2)
4月14日
3
(FILE3)
4月21日
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【余談】うしろに立つ少女

Switchで発売されている推理ゲーム「ファミコン探偵倶楽部 うしろに立つ少女」も、学園の七不思議がテーマです。
雰囲気や展開など、似ている点もありますが、ストーリー、結末、トリックなどは全く違います。

ネタバレなしで公開できる似ている部分は、過去に七不思議を調べていた生徒が行方不明になっている、という点です。

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