速水玲香誘拐殺人事件・あらすじ・ネタバレ解説・犯人【金田一少年の事件簿16】

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vs.道化人形

金田一少年の事件簿「速水玲香誘拐殺人事件」(アニメ)のあらすじ、トリック解説、犯人考察です。アニメは4話構成となっており、1話目は1998年5月18日(月曜日)に放送されました。

あらすじ

雪夜叉伝説殺人事件で一たちが知り合ったアイドルの速水玲香がマネージャの安岡保之ともに、舞台稽古後に誘拐される。誘拐犯は“道化人形”を名乗り、玲香が所属事務所する鏑木プロに身代金を要求する。その額は1億円で、受け渡しには金田一一が指名される。
受け渡し人となった金田一は目印の血のように紅いバラを携えて金を運ぶ。しかし、指定の場所に到着する度に場所を変えられ、散々振り回された挙句、吊り橋落下の事故に遭い、受け渡しは失敗してしまう。その後、道化人形から人質殺害の報せが届く。

道化人形
©天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや
講談社・読売テレビ・電通・東映アニメーション

登場人物

金田一一、七瀬美雪、いつき陽介、金田一二三、剣持勇以外の登場人物をまとめます。なお、二三はアニメ版にのみ登場します。

速水玲香(はやみ・れいか)

人気アイドル。道化人形を名乗る人物に誘拐されてしまう。

安岡保之(やすおか・やすゆき)

玲香のマネージャーで42歳。鏑木葉子の甥。冴えない感じの男であるが、玲香を守ろうとして誘拐されてしまう。
身代金の受け渡しが失敗したため、射殺される。

鏑木葉子(かぶらぎ・ようこ)

鏑木プロダクションの社長。玲香を養女にしようとしている。表の顔は心優しい中年女性だが、裏の顔は超ドケチなおばさん。

小渕沢英成(おぶちざわ・ひでなり)

鏑木葉子の秘書であるが、3ヶ月前になったばかり。

逆井成美(さかい・なるみ)

鏑木プロダクションの社員。玲香のメイクを担当。

三田村圭子(みたむら・けいこ)

ベテラン女優。玲香とはうまくいってなさそうだが、身代金の1億円を用意する。

安岡真奈美(やすおか・まなみ)

誘拐された安岡保之の妻。鏑木プロの社員でもある。

道化人形

玲香と保之を誘拐した犯人。見た目はピエロで、ボイスチェンジャーで喋る。潔癖症。

アニメ情報

放送日
47
(FILE1)
5月18日
48
(FILE2)
5月25日
49
(FILE3)
6月1日
50
(FILE4)
6月8日

ネタバレ

事件の真犯人である道化人形は安岡真奈美です。速水玲香の誘拐は安岡真奈美と安岡保之による狂言誘拐で、真奈美はこの狂言誘拐を利用して夫である保之に復讐を果たしました。

動機

安岡真奈美は7年前に鏑木プロでアイドル歌手として活動していました。しかし、なかなか売れず、屈辱的な仕事をばかりをやらされていました。そんな彼女も、徐々に人気がでてきますが、ある日、暴漢に襲われてしまいます(原作では性的暴行となっています)。このとき、保之に優しい言葉をかけられて結婚しますが、実は、暴行事件は保之が真奈美を手に入れるために企てたものでした。このことを知った真奈美は、夫となった保之への復讐を誓います。

なお、保之は玲香と鏑木葉子の養子縁組を破綻させることと、のちに鏑木プロを乗っ取ることのために狂言誘拐を起こしています。対して真奈美は保之を殺すために共犯者となっていました。

手口

保之は鏑木葉子が身代金を出し渋ることを想定していました。玲香よりも金の方が大事だとわかれば、養子縁組の話もなかったことになるはずで、実際、鏑木葉子は紙の札束を用意しようとしています。しかし、ベテラン女優の三田村が本物の現金1億円を用意してしまったため、計画が狂います。
そもそも金が目当てでなかった犯人にとって身代金は不要です。そこで、身代金の受け渡しを失敗させるため、受け渡し人に無理難題を要求します。

アリバイトリック

真奈美が仕掛けたアリバイトリックは被害者である玲香に偽の証言をさせるというものでした。玲香が5月19日の出来事だと考えていたのは、実は5月20日に起こったことで、これにより、犯人にはアリバイが成立していました。(原作の日付は、9月12日と13日です)

このトリックは、玲香の靴だけがきれいなこと、毎日髭剃りをしていたはずの保之が19日は髭を剃らなかったので、20日剃った長い髭がシェーバー内に残っていた事などが根拠となり、見破られることになります。

決め手

真奈美は犯人しか知らないことを口走り、追い詰められます。真奈美が口を滑らせたのは“吊り橋の踏み板が外れた”という内容で、実際は老朽化した吊り橋のロープが原因の事故でした。真奈美の発言は事故の原因を知らなかったということだけではなく、吊り橋に罠が仕掛けられていたことを意味しており、それを知っているのは犯人以外には考えられません。

結末

真相を暴かれた犯人は豹変するが、ある人物に毒殺される。その人物は小渕沢英成であり、正体は“地獄の傀儡子”こと高遠遙一だった。高遠は教唆犯として真奈美に犯罪計画を伝え、小渕沢なる人物になりすまして犯行を見届けていた。

感想と考察

狂言誘拐で人質役を本当に殺すという事件でした。誘拐が狂言だったというのはお馴染みのパターンではないかと思います。身代金などではなく、殺人が本来の目的だったというのも、よくあります。刑事コロンボや古畑任三郎などの推理ドラマでも登場しています。(これらのドラマは、狂言誘拐であることが視聴者には最初からわかっていますので、特にネタバレではありません)

この記事のまとめ

金田一少年の事件簿「速水玲香誘拐殺人事件」について、あらすじ、トリック、真相などをご紹介しました。
高遠遙一の初登場は「魔術列車殺人事件」でしたが、その後、犯罪コンサルタントとして登場するのはこのエピソードが初となっています。血のように紅いバラという表現は、魔術列車事件に登場しており、これが高遠登場の伏線になっていたります。

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