マスカレードナイト【簡単なあらすじ・ネタバレ解説・感想まとめ・考察】

映画「マスカレード・ナイト」のあらすじと真相、考察、みんなの感想などをまとめています。東野圭吾氏による原作小説は2017年9月20日に発売され、木村拓哉氏主演の映画は2021年9月17日に公開されました。興行収入は38億円の記録しています。

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あらすじ

ワンルームマンションで独り暮らしの女性が殺害され、警察が調査を始めるが、匿名でとある情報が提供される。それは、ホテルのカウントダウン・パーティに犯人が姿をみせるという内容だった。情報提供者の正体や密告の意図が不明のまま、刑事である新田は再びホテル・コルテシア東京に潜入することになる。
カウトダウン・パーティ「マスカレード・ナイト」が開かれる大晦日当日、パーティ会場には十名ほどの刑事が潜伏することになる。

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ネタバレ

犯人は仲根緑(なかね・みどり)だった。仲根は交際していた女性とうまくいかなくなったため、その女性をワンルームマンションで殺害した。このとき、ある少年に犯行を目撃されており、少年の母親と母親の友人にゆすられることになる。
強請り屋である友人は大晦日にホテルで金銭の取引を殺人犯に要求する。一方、殺人犯は少年の母親を脅し、友人の方の殺害を企てる。そして、ホテルに警察を招くことで、警察への復讐も果たす計画を立てていた。

犯人は怪しまれずにホテルへ潜入するため、主人を失くした妻を演じる。そして、容疑者から外れた警戒されていない状態で、標的殺害を実行する。

動機

犯人の動機には、犯人の性質、そして、過去のある出来事が関係しています。

犯人は性の同一性が異なる人物です。見た目は美しい女性ですが、中身は男性です。つまり、犯人は殺された女性と交際していました。犯人が交際に求めたのは、自殺した双子の妹の姿だったようです。
犯人の妹は、性的な暴行がきっかけで、自殺しています。自殺に追い込んだのは、暴行そのものというよりは、警察の取り調べにありました。このことを知った犯人は警察に対して恨みを抱いていました。

現実世界において、以前は性の同一性が異なる人物などは、犯罪者が多いと考えられていました。ところが、まったくそのような事実はないということが明らかになっています

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考察

中村アン氏が演じる奥田真由美と木村拓哉氏が演じる新田のダンスシーンが、印象に残るものの、意図がよくわからなかったりします。これは終盤に登場する新田のダンスに対して、急に踊り出したという印象を与えないために挿入されていると考えられます。

皆さんの感想をみていると、動機がよくわからないというコメントがよくみられます。

犯人は動機を達成するために、殺人という手段を選んでいますが、殺人の動機は明確には語られていません。もしも自分が求めていた人物と違ったから殺したのであれば、その代替手段が容易に思い浮かびます。多くの人は、その人と別れて別の人を探すはずですし、殺さずに調教する、奴隷にするなどの方法もあるはずです。
この代替手段が思い浮かぶ状況、言い換えれば、疑問を挟む余地のある状況が、動機の不透明性の原因だと考えられます。

類似犯人とサイコパスについて

「羊たちの沈黙」のネタバレ注意

「羊たち沈黙」にバッファロー・ビルという殺人鬼が登場します。この人物も性に悩みを抱えています。この人物は作中で、ふくよかな女性を次々に殺し、その皮をはぎます。その理由は女の皮膚でつくった洋服をつくるためです。
バッファロー・ビルは、女性になるため、皮膚でつくった洋服が必要でした。女性の皮膚は、その人を殺さないとなかなか手に入りません。なので、猟奇的ではありますが、代替手段がないという点で、動機には納得できます。

妹を自殺へ追い込んだ警察への復讐も同様に、他に手段があったように思います。数ある手段の中で、何故殺人を選んだのかが明確でないと、作品の理解に苦しむ部分が生じると考えれます。

犯人がサイコパスだったというのは理由にならないはずです。もしも頭のいいサイコパスなら殺人を回避できたはずです。殺人を選ばなければならないほど追い込まれたかというと、そうでもありません。

この犯人がサイコパスで、真の動機が、殺したかったから、だとすると、犯人は頭がいいかもしれません。つまり、刑を軽くするために、同情を誘う動機を語ったということです。

トリック

刑事コロンボやアガサ・クリスティの作品のトリックに関する言及があります

犯人に、犯罪から逃れようとする意志はなかったようです。最後の標的を殺せればそれで終了、ですが、犯行を確実にするために、トリックを使う必要がありました。

登場したトリックは、自身を大いに疑わせたあと、疑いが晴れることで、容疑者から外れるというトリックです。細かい部分は違いますが、このトリックは刑事コロンボにも登場しますし、アガサ・クリスティの作品にも同様のトリックがみられます。

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感想

あれこれ考察しました。が、見ていて、犯人が誰なのかわからず、俳優的に残っているのは、というちょっとずれた考え方をして、中村アンしかいない!、と思ったほどに、まんまとトリックに騙されました。真相を知った後、そういえばコロンボにあったな、と思い出した次第です。

つまりとっても楽しんだわけです。面白かったです。キムタクさんや中村アンさんは、あの踊りを覚えたのでしょうか? 役者という仕事は大変だな、と思いました。

あれこれ考察できたのは、ミステリー要素だけを描き切ったつまらない作品、ではなかったからだと思います。超々リアル警察24時みたいな映画が好きな方もいるかもしれませんが、そういった主旨の映画ではないはずです。

みんなの感想

口コミサイトには、キムタクかっこいい、さすが東野圭吾、麻生久美子すごい、さんま笑、無理言う、全員怪しいなどが書き込まれています。

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マスカレード・ナイト
  • 豪華キャスト
    今回さんま笑、がやはり、ハイライトです
  • 続編期待
    東野圭吾氏のマスカレードシリーズは、既に4作品が刊行されているようです。映画化されたのは、まだ2作品なので、続編が期待できます。ややこしいのは、原作のマスカレード・ナイトは3作目という点です。映画では2作目で、小説で2作目のマスカレード・イブは短編集となっています。次に映画化されそうなのは、長編のマスカレード・ゲームかもしれません
原作 映画化
マスカレード・ホテル
マスカレード・イブ ×
マスカレード・ナイト
マスカレード・ゲーム
テクニカル情報
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