「探偵団サバイバル事件」のあらすじと真相です。アニメオリジナルのこのエピソードでは、探偵団が宝探しを始めます。
あらすじ
阿笠博士が宝の地図を持ってなにやら企んでいる様子――。
博士は探偵団のコナン、歩美、光彦、元太に宝探しを楽しんでもらうため、コナン達を引き連れて車で山道を進んでいた。出発地点の『白骨の木』に到着した探偵団は、次の目的地である『ロンドン橋』を目指す。
橋が崩落するというトラブルに見舞われつつも、探偵団は道を進んでいく。すると、5本杉がある『悪魔の手』エリアでサングラスをかけた怪しげな二人組に遭遇する。二人組のうち一人はスーツ姿で明らかに場違いな服装だった。二人が手にしているのは探偵団と同じ宝の地図で、探偵団たちと同じように宝を探しているようだった。

©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS
登場人物
コナン、歩美、光彦、元太、阿笠博士以外には下記のキャラが登場します。
- 怪しい人A
スーツの男 - 怪しい人B
ラフな格好の男
真相(ネタバレ注意)
怪しい二人組は宝石強盗犯でした。二人はもともと三人組でしたが、そのうちの一人が宝の地図を描いて宝石を隠したようです(詳しい経緯は不明)。
怪しい男達は宝石を見つけ出すために、探偵団を追っていましたが、最終的にコナンにやっつけられて、逮捕されます。
コナン達は宝石以外に工藤優作の手紙も発見しています。内容はここに辿り着くまでの経験がお宝というものでした。
トリック
いくつか暗号が登場しています。濡れたマッチに火をつける方法や、腕時計で方角を確かめる方法などなど、サバイバル術(おばあちゃんの知恵袋)もいろいろでした。
- 切り株の年輪で南の方角がわかる(そもそもなぜ方位磁石が狂っているのかは不明)
- 悪魔の手は左手の意味
- ペンライトのリフレクターで太陽光を集めれば濡れたマッチにも火が付く
- 泥を使えば木の看板にほられた古い文字も読めるようになる
- 太陽に時計の短針を向けた時、長針と成す角を半分にした方向が南
- 空の水は北斗七星のこと(北斗七星はおおぐま座の一部で、ひしゃくと称されることもある)。Wはカシオペア座で、北斗七星とカシオペア座から北極星を導くことができる。つまり、歩を進める出発地点は北極星の位置
結末
工藤優作の盗まれた原稿が発見される。原稿を盗んだのは事故で死んだ強盗犯の一人で宝の地図を残した人物だった。その原稿には『我が息子 新一へ』と書かれていた。
感想と考察
推理というよりは冒険ですが、なかなか面白いです。死人が出そうな道程にも関わらず、探偵団はほぼ無傷でした。
いろいろと難解な部分もあったと思います。阿笠博士が宝の地図を持っていたのはなぜか?とか、工藤優作のサインが意味不明とかです。
地図を描いたのは工藤優作のファンで、原稿を盗み出した人物です。原稿盗難事件の犯人は捕まっていないということなので、優作はもちろん阿笠博士との接点もないはずです。それなのに博士は原稿盗難の犯人が残した宝の地図を持っていました。
そして、優作が宝の在り処に手紙を残していたのも謎めいています。博士と同様に、宝の地図をどうやって入手したのかはわかりません。
原稿盗難犯と優作(もしくは博士)は、たまたま同じ宝の地図を残したのかもしれません。盗まれた原稿のテーマが宝探しに関するもので、そこから着想を得た盗難犯が宝の地図を残したため、優作の地図と似ていたみたいなこともありそうです。宝の地図は実は市販品で、他にもたくさん出回っているとか、いろいろ考えられらますが、作中で詳しく語られていないので、ほんとうのところ(制作者の考え)は不明です。
サインについて
優作は手紙に『YUSAKU.K 1978,10,10』と『SHINICHI.K 1996,10,10』というサインを残しています。どちらもKに特徴があるので、優作が書き記したサインのようです。この冒険を伝え続けてほしいということで、その願いを新一に託したと考えられます(本来ならば、新一がサインしなければならないので、優作が勝手にサインしているのはだいぶ厚かましいですが…親子の間に絆があるということでしょう)
原稿のサインは小説を息子に贈るという意味でしたが、書き終えた段階では新一が生まれていなかったため、『息子』という表現になっていたようです。

