亡霊学校殺人事件・あらすじ・ネタバレ解説・犯人【金田一少年の事件簿45】

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vs.花子さん

金田一少年の事件簿「亡霊学校殺人事件」(アニメ)のあらすじ、トリック解説、犯人考察です。アニメは3話構成となっており、第1話は2000年2月14日(月曜日)に放送されました。

花子さん
©天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや
講談社・読売テレビ・電通・東映アニメーション

あらすじ

金田一、美雪、佐木の三人は千葉の海岸へ旅行に出かける。シーズン真っ盛りの海だったが、佐木のツテで格安の宿を予約することができ、美雪は期待に胸を膨らませる。辿り着いた宿は、やっぱり、オンボロ民宿だった。
民宿には付属高校の生徒が泊まっていた。卓球に誘われた美雪達は夕食までの間、汗を流す。卓球が得意な金田一は、秘めたる特技を発揮する絶好のチャンスを手に入れたのだが、もったいぶっているうちに夕食になってしまう。

その夜、金田一達は付属高校のメンバーに肝試しにも誘われる。オンボロ民宿の裏は墓場になっており、奥には廃校が佇んでいた。
肝試しは、廃校にあるトイレへ向かい戻って来るというコースだった。一人ずつ順番に出発し、残りのメンバーはスタート地点で待機する。順番はティッシュ箱を使ったくじで決まり、金田一は七人中五番目だった。

真っ暗闇のお墓を突き抜け、ろうそく片手に金田一はトイレを目指した。一番奥の個室トイレに花子さんがいるという。ところが一番奥は掃除用具置き場で、モップやバケツが仕舞われているだけだった。金田一は一つ手前の個室を開け、ルール通り、缶に入れられたピンポン玉を取り出そうとする。缶は一番最初に出発した国枝が老いたもので、ピンポン玉をとるというのがトイレまで行った証拠になるのだった。
缶が倒れてピンポン玉が便器に飲み込まれるというアクシデントもあったが、金田一は無事に戻って来る。そのまま肝試しは終了しそうだったが…。

最後に出発した伊能が戻らなかった。全員でトイレまで向かい探すが、どこにも見当たらない。トイレの床には血痕のようなインクが付着しており、これをみた国枝がいたずらだと断言。一同は民宿に帰ることになる。
翌朝、伊能は戻っていなかった。墓場を捜索すると、花子之墓の近くに伊能の死体があった。服は赤く染まり、まるで赤いちゃんちゃんこを着ているようだった。

登場人物

金田一一、七瀬美雪、佐木竜太以外の登場人物をまとめます。金田一二三も少し登場します。

順番 名前
1 国枝
2 佐木
3 獅子島
4 美雪
5 金田一
6 鳴沢
7 伊能
伊能耕平(いのう・こうへい)

山科大附属高校の三年生。被害者。
肝試しの順番は最後の七番目。

国枝真紀(くにえだ・まき)

山科大附属高校の三年生。伊能と付き合っていた。

獅子島隆(ししじま・りゅう)

山科大附属高校の二年生。

鳴沢研太(なるさわ・けんた)

山科大附属高校の二年生。

松岡修吉(まつおか・しゅうきち)

なぎさ荘の主人。

女の子

名前不詳。なぎさ荘の女の子。ちびまる子ちゃんみたいな恰好。

アニメ情報

放送日
122
(FILE1)
2月14日
123
(FILE2)
2月21日
124
(FILE3)
2月28日

伊能耕平が殺害され、死亡推定時刻は23時30分から0時頃と推定されます。この時間帯はちょうど肝試しの真っ最中でした。被害者のポケットにピンポン玉が入っていたことから、肝試しでトイレへ行って戻って来るところを襲われたと推測されます。このとき、他のメンバーは出発地点で待機していたので、全員にアリバイがあることになります。

ちゃんちゃんこ

被害者の服はインクで赤く染まっていました。その染みは、まるでちゃんちゃんこのようです。信じ難いですが、トイレの花子さん仕業にもみえます。

手掛かり

金田一が真相に気付くきっかけ、推理の根拠などをまとめます。

状況

伊能は女性の裸体をモチーフにして、抽象的な作品を創作していました。伊能がコンクールに出した作品のモデルは国枝だと噂されているため、辱めを受けた国枝には動機があるといえます。ただ、モデルが誰なのかははっきりしていません。

掃除用具入れ

肝試しの参加者は、いずれも一番奥の個室に入っています。一番奥は掃除用具入れで、一つ手前が、いわば正解でした。

証拠

肝試しでピンポン玉をトイレに落っことした金田一は、持っていたmyピンポン玉を缶の中に入れ、事なきを得ています。
金田一のマイボールには<金>の印が入っていましたが、伊能が持っていたピンポン玉には印がありませんでした。

指紋

被害者の伊能が持っていたピンポン玉には、伊能の指紋だけではなく、付属高校のメンバーや金田一の指紋も付着していました。

白い線

廃校のトイレの壁には真新しい白い線が残っていました。この線は、石こうでつけられたようです。

死因

被害者は死因は毒物でした。右手の指先に針で刺したような傷痕があり、そこから毒が体内に侵入し、即死しています。

ビデオの映像

佐木のビデオで、廃校のトイレも録画されています。佐木が肝試しで掃除用具入れに入ったときと、死体発見後にトイレを調べた時とでは、用具の位置が変わっています。

真相

犯人は鳴沢研太です。。被害者の伊能耕平が絵のモチーフにしたのは、鳴沢の妹でした。

動機

鳴沢の妹は自殺しています。Kという人物にもてあそばれたことが原因でした。兄の鳴沢研太は妹の日記を読んで、自殺の原因やKという人物の存在を知ります。そして、あるコンクールで伊能の作品を目にします。絵のサインはK.inouでした。作品には人の脚らしきものが描かれており、そこには鳴沢の妹と全く同じ痣も描かれていました。
伊能がKであると確信した鳴沢は妹の復讐のため、犯行に及びます。

トリック

犯人は缶の中に、毒針がたくさんついたピンポン球を仕込み、伊能を毒殺しました。
全員でトイレを探したとき、被害者の死体を発見できなかったのは、伊能が一番奥の個室で殺されたからです。被害者が奥の個室で死んでいたのは、犯人が石こうで作った便器を置いて、個室トイレにみせたためで、金田一達がトイレを探したとき、実は奥の個室に死体がありました。

くじびきトリック

死体を隠すトリックが成功したのは、被害者の肝試しの順番が一番最後で、なおかつ、犯人が被害者の一つ前(最後から二番目)だったからです。
くじ引きは天命に任されていたわけではなく、犯人が意図的に順番を操っていました。

犯人はくじの進行役となり、メンバーにくじを引かせています。参加者は7名なので、7枚のくじが必要になりますが、最初の時点で用意されていたのは1から5までかかれた5枚だけでした。さらに、標的である伊能を最後にひかせるため、携帯電話で電話を鳴らし席を立っている間にどんどんくじを進めます。そして、7人中6番目に、犯人がくじをひきます。このとき、犯人は手に6と7が書かれたくじを手に持ったまま箱の中に手を突っ込み、7のくじだけを箱に残して、手を引き上げます。こうすることで、犯人は6番、被害者は7番という順番になります。

結末

死体のシャツに赤インクをたらして、ちゃんちゃんこのようにしたのは犯人ではなかった。一体誰がそんなことをしたのかわからぬまま、金田一は解けない謎を抱えることになる。
図書館で謎の答えを探す金田一を見守りつつ、美雪は佐木とフミになぎさ荘での不可解な出来事を話す。なぎさ荘には女の子がいたのだが、主人に尋ねると、女の子などおらず、一人暮らしだった。主人によれば、民宿の昔の経営者が事故で娘を亡くしているらしかった。その子の名前は花子だったという。

感想

赤いちゃんちゃんこの謎は迷宮入りです。民宿に現れた少女が犯人だと思いますが、幽霊は存在するのか?という難しい問題が入り込んでいるようなので、きっと解決しません。

この記事のまとめ

金田一少年の事件簿「亡霊学校殺人事件」(アニメ)について、あらすじ、トリック、真相などをご紹介しました。

犯人

  • 花子さん=鳴沢研太(なるさわ・けんた)
    花子さんの怪談話を利用したところ、ご本人が登場した。死体にインクをたらしてシャツを赤いちゃんちゃんこにするという、なんとも可愛らしいお手伝いをしてくれたトイレの花子さん。ちゃんちゃんこにしたり、人々の前に姿を現して自分語りをするという出たがりな花子ちゃんは、きっとみんなと遊びたいのだろう。事故で亡くなった子供のお話となると、涙がちょちょぎれそうだが、ホラー演出なので、とても怖いお話になっている。それにしても、金田一のあの夢オチはなんだったのか。
    花子さんにもっていかれて、影が薄くなりがちの犯人だが、なかなか手の込んだトリックを仕掛けている。
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