悲報島殺人事件・あらすじ・ネタバレ解説・犯人【金田一少年の事件簿05】

金田一少年の事件簿 悲報島殺人事件」(アニメ)のあらすじ、トリック解説、犯人考察です。登場する怪人は『招かれざる客』。アニメは3話構成となっており、1話目は1997年6月30日(月曜日)に放送されました。原作漫画やドラマは〈秘宝島〉ですが、アニメやゲームは〈悲報島〉となっています。

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あらすじ

悲報島の宝探しツアーに参加することになった金田一と美雪は他のツアー客とともに悲報島へとやってきます。島に到着したその日、一行は主催者である美作大介の腐乱死体を柱時計の中でみつけることになります。
1人目、2人目……と、ツアー客が殺されていく中で、金田一は宝の在処に気付きます。そして、ある人物の不審な行動から、真犯人の仕掛けたトリックを暴きます。

©天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや
講談社・読売テレビ・電通・東映アニメーション

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登場人物

登場人物をまとめます。このエピソードで金田一一の母親が少しだけ登場する。幼馴染の七瀬美雪は付き添いとして登場。

  • 美作碧(みまさか・みどり)
    美作家の一人娘。17歳。
  • 美作大介(みまさか・だいすけ)
    碧の父親。悲報島のオーナー。最初に死体となって発見された人物。
  • 柿本麻人(かきもと・あさと)
    関西弁の男。犠牲者のひとり。
  • 八十島隆造(やそじま・りゅうぞう)
    犠牲者となる。
  • 矢荻久義(やおぎ・ひさよし)
    パーマの男。最後の犠牲者。
  • 火村康平(ひむら・こうへい)
    医師。犠牲者。
  • 岩田英作(いわた・えいさく)
    執事。その正体は詐欺師。財宝に目が眩み死ぬ。
  • 茅杏子(かや・きょうこ)
    箱を持つ不思議な女。その正体は岩田を追っていた刑事。箱の中身は拳銃、のときもある。
  • クリス・アインシュタイン
    金髪少年。ソロモン王の末裔、らしい。
  • 佐伯京助(さえき・きょうすけ)
    10年前、悲報島で美作、柿本、八十島、矢荻と宝探しをしていた人物。教授。10年前に事故で亡くなったとされている。
  • 佐伯航一郎(さえき・こういちろう)
    佐伯京介の息子。10年前、父と一緒に悲報島へ向かった。現在は15歳になっている。
  • 山童(やまわろ)
    島の宝を守る人食い。なお、このエピソードの怪人は“招かれざる客”なので、山童は怪人ではない。
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謎と手掛かり

美作大介、柿本、八十島、火村、矢荻を殺した犯人は誰か、というのが大きな謎です。特に、柿本と八十島殺害が殺されたとき、すべてのツアー客にアリバイがありました。
それぞれの事件について、概要と謎をまとめます。

美作の死体

一行が島に着いてすぐに、主催者である美作大介の死体がログハウスで見つかります。死後一週間程度経過しており、腐敗が始まっていました。

柿本殺害

柿本に割り当てられたコテージで、柿本の死体が見つかります。医師である火村のみたてにより、柿本は22時から24時の間に亡くなったことが明らかになります。柿本の死亡推定時刻には、全員がログハウスにいました。ログハウスから柿本のコテージまでは、往復30分程度かかります。しかし、金田一の証言により、30分以上、ログハウスから姿を消した人物はいなかったことが確認されます。つまり、全員にアリバイが成立することになります。

また、柿本のコテージは、血まみれでした。金田一らは、コテージで、柿本が惨殺されたと考えます。

八十島殺害

柿本に続いて八十島も殺害されます。

八十島のコテージが焼かれ、その焼け跡から八十島の死体が見つかります。この火災によって、柿本のコテージも燃えてしまいます。

火村殺害

八十島が殺されたと思われる時刻に、唯一アリバイのなかった火村が、何者かに殺されます。

矢荻殺害

財宝を隠している秘密の洞窟が見つかったあと、矢荻も、その洞窟で殺されます。

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真相(ネタバレ注意)

犯人は佐伯航一郎で、美作碧が航一郎はでした。航一郎は女性に変装していました。金田一は碧がトイレから出てきたとき、便座があげられたままだったことに違和感を抱きます。この違和感をヒントに、碧が男であることに気付きます。

犯人

  • 招かれざる客=美作碧(みまさか・みどり)=佐伯航一郎(さえき・こういちろう)
    美作は男だった。幽遊白書に登場する蔵馬が男だった、くらいの衝撃である。犯人が犯した最大のミスはトイレの便座である。他は完璧だった。さすがに若い男と女を見間違えないでしょう、と当時は思ったりもしたが、男の娘というのがブームになって以来、かなり現実的な内容になったと思う。そもそも、成人男性と成人女性ではなかったので、見間違うこともあるのかもしれない。
    トイレの便座というのは、ちょっと笑えてしまうが、日常で見逃しがちな行動ということで、誰にでもわかりそうなわかりやすい盲点になっていたようにも思う。驚きがあって、しかもちょっと笑えるかもしれないというのは、なかなか素晴らしいと個人的に思う次第である。

アリバイトリック

柿本が死んだのは、実は、コテージではなく、財宝を隠している洞窟でした。ログハウスから洞窟までは、そう距離が離れていません。そのため、ログハウスから長い間、姿を消さなくても、犯行が可能です。八十島殺害も、多少席を外し、洞窟で殺害します。そして、死体をコテージに移動させます。これにより、ログハウスからコテージまで行く余裕はなかったというアリバイを作ります。

殺害場所の偽装

犯人は柿本を洞窟で殺し、その後、死体をコテージへと運びました。コテージで柿本が殺されたようにみせるため、犯人はニワトリの血をコテージにぶちまけます。なお、柿本の死体が見つかる直前、朝食に出されたのは鳥料理でした。調理したのは、美作碧です。
さらに、ニワトリの血という証拠を隠滅するため、八十島のコテージを燃やします。八十島と柿本のコテージは隣接しているため、八十島のコテージを燃やせば、柿本のコテージを燃やすことができます。八十島と柿本のコテージを近くに割り当てることができる人物は、美作碧だけとなります。

動機

航一郎の父である佐伯京助教授は、10年前に宝を探し出していました。これを他のがめついメンバーに知られないようにしたところ、崖に追いやられ、転落死します。宝の在処と、死の真相を知っていた航一郎は、復讐のために、美作大介、柿本、八十島、矢荻を殺しました。

本物の美作碧は、既に亡くなっています。彼女は自殺で、その原因は、父の大介から送られた手紙がきっかけです。碧が自殺する原因となった手紙には、宝探しツアーで見つけた財宝を大介が独り占めにするつもりでいること、10年前に佐伯を殺してしたことが書かれていたと語られています。

その他の真相

火村が殺されたのは、美作碧の正体、つまり、碧が男であることに気付いてしまったからです。
また、ログハウスの裏にある黒い鳥居の近くに、洞窟があり、そこに財宝が隠されています。宝の在処を記した屏風には、赤い鳥居と書かれています。実は、黒い鳥居は、温泉によって変色した赤い鳥居でした。

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結末

美作碧の正体を暴いた金田一の目の前で、散弾銃をもった岩田が正体を現します。密かに財宝を狙っていた詐欺師の岩田は、刑事の茅に銃で撃たれ、さらに財宝のブービートラップにかかり、命を落とします。トラップで洞窟が崩れる中、金田一は航一郎を助けるため、ひとり洞窟に残ります。そして、懸命に瓦礫を崩し、洞窟から見事に脱出します。

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この記事のまとめ

金田一少年の事件簿「悲報島殺人事件」(アニメ)について、あらすじ、真相などをご紹介しました。

放送日
13
(FILE1)
6月30日
14
(FILE2)
7月7日
15
(FILE3)
7月14日
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