明智少年の華麗なる剣技・あらすじ・ネタバレ解説・犯人【金田一少年の事件簿44】

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明智少年の事件簿3

金田一少年の事件簿「明智少年の華麗なる剣技」(アニメ)のあらすじ、トリック解説、犯人考察です。アニメは2話構成となっており、第1話は2000年1月31日(月曜日)に放送されました。

幽霊剣士
©天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや
講談社・読売テレビ・電通・東映アニメーション

あらすじ

剣持警部の甥を応援するため、金田一と美雪はフェイシング大会の会場にやって来ていた。そこに颯爽と現れた明智警視は思い出話を始める。
十年ほど前、当時高校生だった警視はフェイシングの強化合宿に参加し、ある事件に巻き込まれてしまう。その事件をきっかけに、明智警視はフェイシングから遠ざかっていた。

強化合宿の会場は山奥にある洋館だった。ひどい雪が降る中、明智少年はコーチに連れられて洋館を訪れた。洋館の手荷物検査は厳しく、刃物の類は一切持ち込めない。その徹底ぶりはキッチンにも現れており、包丁が一切使えないためか、食事は味気ないものだった。
そのようなルールが設けられたのは、二年前の事件が原因で、強化合宿の最中、選手の一人が真剣を使ったフェイシングで死亡していた。以降、その選手の幽霊が合宿所内をさまようと噂になる。これをきっかけに、再発防止のため、鋭利なものの持ち込みや保管が一切禁止される。

刃物類を持ち込めない合宿所で初日の練習を終えた一同は、翌朝、東城という選手の死体を発見する。その死体は、心臓を鋭利な凶器で一突きされていた。

登場人物

金田一一、七瀬美雪、剣持警部以外の登場人物をまとめます。
以下の内容はいずれも、十年前に起きた事件当時の内容です。

明智健悟(あけち・けんご)

高校生。フェイシングの腕前は年上の全日本選手を圧倒するほど。
寺山という選手の代わりとして合宿に参加する。

桜田博允(さくらだ・ひろまさ)

コーチ。明智を合宿に参加させた人物。チェスの都内チャンピオンでもある。

東城真琴(とうじょう・まこと)

被害者。選手。飄々とした態度の男。電話が頻繁にかかってくる。女の子を振ったらしい。

寺山十造(てらやま・じゅうぞう)

選手。壁際で体育座りをしながら前後に揺れている。二年前に死んだ円山と親しかったが、その幽霊に怯えている。

宇佐美乙也(うさみ・おとや)

選手。黒髪を後ろで結んでいる。明智と対決した男。

室町光之介(むろまち・こうのすけ)

選手。スキンヘッドの男。

錦野龍平(にしきの・りゅうへい)

選手。オールバックの男。

アニメ情報

放送日
120
(FILE1)
1月31日
121
(FILE2)
2月7日

刃物がないはずの合宿上で刺殺体が発見されます。刃物は一切ないということになっていましたが、実はフェイシングの真剣が保管されています。保管場所は桜田コーチの居室にある部屋で、その部屋には鍵がかかっています。真剣は鍵付きの飾り棚に保管されているため、二重に施錠されているような状態といえます。
鍵をもっているのは桜田コーチだけなので、真剣を持ち出すことができるのはコーチだけです。

しかし、コーチには明智と一緒にいたというアリバイがあります。二人が共謀したとも考えられますが、明智が犯人というのはありえません。

宇佐美が真剣の刃の部分をハンカチで拭うと、ハンカチには真新しい血が付いていました。真剣が凶器であるならば、犯人は桜田コーチということになりますが、コーチには間違いなくアリバイがあります。
仮に、コーチ以外の人物が犯人だとしても、真剣が保管されているコーチの部屋には誰も近づけません。事件が起きたと思しき時刻、コーチは明智と一晩中チェスをしていたためです。そうなると、真剣に血が付着する機会はなかったことになってしまいます。

手掛かり

事件発生後、明智は合宿所の周辺を確認し、誰かが凶器を窓から犯人に手渡した可能性を否定しています。さらに、宇佐美の「(凶器は)剣のように尖らせた氷」という発言を否定しています。

真相

犯人は宇佐美乙也です。宇佐美と東城真琴は高校生の頃からずっとライバル同士で、宇佐美は東城に殺意を抱いていました。

動機

宇佐美は東城がいたために、学業もスポーツもずっと二番でした。東城に勝てない事で自信を失っていた宇佐美ですが、フェイシングを始めて優勝を重ね、自信を取り戻していきます。ところがあるとき、東城がフェイシングを始め出し、その才能で強化合宿の選手に選ばれます。合宿で東城の姿をみた宇佐美は、いつか抜かれると焦り、東城の殺害を企てます。
犯行計画を立てた宇佐美は途中で踏み止まりますが、東城が宇佐美の彼女と浮気し、捨てたことを知ってしまいます。

トリック

凶器はつららに似せたガラス製のマンゴーシュ(短剣)で、コーチの部屋にあったフェイシングの真剣ではありませんでした。
マンゴーシュはつららと一緒に窓のひさしにぶら下げられており、窓を開ければ手にすることができます。室内に刃物などは持ち込めないので、犯人は合宿よりも前に合宿所を訪れて、あらかじめ屋外側からマンゴーシュをひさしにぶら下げています。

宇佐美が「剣のように尖らせた氷」といったのは、「つらら」という言葉を避けるためで、つららが調べられるのを避けようとしていました。

血のトリック

真剣に血が付いていたのではなく、ハンカチに血が付いていただけでした。犯人は真っ先に剣を抜き、剣に血が付いているようなふりをしていました。

結末

宇佐美と東城の実力の差は明らかで、その差は簡単に縮まるはずはなかった。それでも宇佐美は罪を犯してしまったのだった。
最後、宇佐美は明智にフェイシングで挑み、見事に勝利する。明智も手を抜かずに戦った様子だった。手錠をかけられて連行される宇佐美は、東城ではなく明智を殺していたかもしれないと話す。その言葉を聞き明智はフェイシングに真剣に取り組んでいなかったことに気付き、フェイシングを辞めたのだった。

感想

円山の事件について詳しく語られることはありませんでした。映像をみる限り、誰かに殺されたようにもみえましたが、事故ということで片付いているようです。真剣だとは知らずに勝負していたのか、明確な殺意があったのか、そのあたりの事情はわかりませんが、円山の幽霊に怯えていた寺山が怪しいと思ったりもします。

この記事のまとめ

金田一少年の事件簿「明智少年の華麗なる剣技」(アニメ)について、あらすじ、トリック、真相などをご紹介しました。

犯人

  • 宇佐美乙也(うさみ・おとや)
    やっぱり2位じゃダメなんです、ということで1位を目指した。フェイシングの才能が開花し、到底追いつけないレベルに達していたのだが、越えられない壁こと東城が現れてしまい、不安にさいなまれ殺害計画を立てる。一度は踏み止まってみせたものの、恋人のルミがゴミのように捨てられるという事件が発生し、抑えようのない殺意に飲み込まれてしまう。浮気していたルミもきっと、東城の甘い言葉にたぶらかされたのであろう。そうやって宇佐美をいじめるのが、東城のやり口だったに違いない。
    刃物が手に入らない状況で刺殺体がみつかる。雪に閉ざされた洋館という舞台なので、氷という凶器が思い浮かぶが、強度不足ということで退けられている。凶器はガラスの短剣で、磁石のように窓のひさしにくっついていた。
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